NJM2082D / 新日本無線

2回路入りJ-FET入力オペアンプ

タイプ BiFET
電源電圧 ±4~18V
GBW 5MHz
スルーレート 20V/us
Vn 13nV@1kHz / 25nV@10Hz / Corner:80Hz
開ループ利得 110db
消費電流 4mA
出力電流 40mA
オーディオ向け
ボルテージフォロア
オリジナルベンダー 新日本無線
現行品/廃止品 現行品

型番・記号の意味:
NJM - 新日本無線の製品接頭記号で、バイポーラ系ICにつけられる
2082 - 型番
D - PDIPパッケージ

JRCがTIのTL082や自社のNJM082との置き換え用途に開発したJFET入力の高速オペアンプです。JRCのNJM082はTL082のセカンドソースではなくAC特性を改善したもので、そのNJM082の入力オフセット電圧や利得、雑音特性を改善したものがNJM2082です。 TLE2082 とは無関係です。ちなみにTL082の純粋なセカンドソースはNJM082Bです。

このオペアンプは低インピーダンスの負荷に対してかなり発振しやすく、実用に持ってくるまでにかなり手を焼きました。そもそも出力抵抗の切り替えを設けたのはこのオペアンプに対応させるためです。
NJM072や082の進化系ですが、 TL072CP とはまったく音が違います。TL072CPは軽快な感じの音ですがNJM2082Dは重厚、渋いといった方向性を持っています。また改良型だけあって低音も高音もNJM2082Dのほうが響きが良いです。

後年このオペアンプを元にオーディオ用として再設計されたのがNJM8901になります。

NJM2082と電気的特性の近い品種

  • NJM072(JRC)
  • M5238A(ME)
  • OPA1642(BB)
  • MUSES8920(JRC)


新日本無線のOPAMP



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最終更新:2014年02月18日 01:42