LF356N / National Semiconductor

JFET入力OPAMP

2007年製
タイプ BiFET
電源電圧 ±5~18V
GBW 4MHz
スルーレート 13V/us
Vn 12nV@1kHz / 58nV@10Hz / Corner:90Hz
開ループ利得 100db
消費電流 5mA x2
出力電流 28mA
オーディオ向け -
ボルテージフォロア
オリジナルベンダー National Semiconductor
現行品/廃止品 現行品

型番・記号の意味:
LF - ナショナルセミコンダクター社の製品接頭記号で、JFETを使用したモノリシックアナログICにつけられる(Linear-FET)
356 - 型番(百の位の3は商用温度範囲を表す - 1が軍用、2が工業用)
N - PDIPパッケージ

TL081/071、LF411と並ぶ代表的なJFET入力のオペアンプです。JFET入力オペアンプの元祖的な存在です。デュアル版の LF353 に比べると使われなくなってきているようです(正確にはLF356はシングル版しかなく、LF353はLF351のデュアル版だそうです)。
ちなみにLF353よりLF356のほうが低雑音です。
もはやこれでヘッドホンをドライブする人もいないでしょうから面白半分でこのアンプを取り付けて聴いてみましたが、意外や意外、悪くありません。いわゆるHi-Fiではありませんが、迫力が感じられます。

かなり入力オフセット電圧が大きいので設計によっては注意が必要です。DCサーボやカップリングコンデンサなしで使うのは危ないかもしれません(というより、LF356自体がDCサーボとして使われることが多いですが)。


ナショナルセミコンダクタのOPAMP



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最終更新:2010年10月31日 04:04