μPC4570C-A / 日本電気

超低ノイズ,高速,広帯域 デュアル・オペアンプ

2008年製
タイプ Bipolar
電源電圧 ±4~16V
GBW 15MHz
スルーレート 7V/us
Vn 4.5nV@1kHz / 5.5nV@10Hz / Corner:200Hz
開ループ利得 100db
消費電流 5mA
出力電流 25mA
オーディオ向け
ボルテージフォロア
オリジナルベンダー 日本電気
現行品/廃止品 DIPパッケージは保守品種

型番・記号の意味:
μP - NECの製品接頭記号(同社の商標「MICROPACK」の略)
C - バイポーラアナログIC
4570 - 型番
C - PDIPパッケージ
-A - 無鉛品(NECマークの左上にドットあり)

日本電気が4558を元に開発したオーディオ用のオペアンプです。
JRCの NJM4580 と似ていますが、NJM4580よりもずっと地味でほとんど話題にも出ないような品種です。しかし諸特性は非常に優れています。
μPC4570を低電圧用に改設計したものが μPC4572 です。

一般的に使われるNJM4580DDと比較すると低音の締まりはμPC4570Cのほうが秀でています。高音の伸びに関しては、いい勝負です。解像度では、NJM4580のほうが少し上かもしれません。好みの問題ともいえますが、NJM4580の音のほうが音響関係者には評判がいいのでしょうか?

私としては、数あるオーディオオペアンプの中でも特に気に入っているので、もはや製造の終わってしまったDIPタイプのもの、現行品だけどもともと入手性の良くないSOタイプのもの(μPC4570G2)をいくつか確保しています。


日本電気のOPAMP



-
最終更新:2010年11月10日 11:44