μPC4556C / 日本電気

広帯域限定位相補正デュアル演算増幅回路

1999年製/1992年製(旧ロゴ)
タイプ Bipolar
電源電圧 ±4~16V
GBW 20MHz
スルーレート 5V/us
Vn 4.5nV@1kHz / 13.5nV@10Hz / Corner:9Hz
開ループ利得 100db
消費電流 5.8mA
出力電流 25mA
オーディオ向け
ボルテージフォロア ×
オリジナルベンダー 日本電気
現行品/廃止品 DIPパッケージは保守品種

型番・記号の意味:
μP - NECの製品接頭記号(同社の商標「MICROPACK」の略)
C - バイポーラアナログIC
4556 - 型番
C - PDIPパッケージ

NECの4558ファミリー広帯域用低雑音オペアンプです。非常にマイナーな製品です。このオペアンプはゲイン10倍以上の回路向けに作られています。ボルテージフォロアでは使えませんが、発振防止は簡単な部類に入ります。
ちなみにμPC4556という型番ですが、 RC4556 NJM4556A の同等品ではなく、全く別の品種です。JRCだとNJM2043とかNJM4562が相当品種となります。

高音の響きが AD711 / AD712 並に強いです。この点についてはテストした4558ファミリーOPAMPの中では恐らく最高でしょう。一方、低音の量感やスピード感は特別優れてはいませんが、及第点レベルは出ています。
全体的なレベルはとても優秀と言えます。あまり入手しやすくないのが残念です。


日本電気のOPAMP



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最終更新:2010年10月31日 04:24