NJM4560DX / 新日本無線

2回路入り汎用オペアンプ

1992年製
タイプ Bipolar
電源電圧 ±4~18V
GBW 10MHz
スルーレート 4V/us
Vn 12nV@1kHz / 20nV@10Hz / Corner:24Hz
開ループ利得 100db(NJM4560標準グレードの値)
消費電流 4.3mA
出力電流 35mA
オーディオ向け
ボルテージフォロア
オリジナルベンダー Raytheon
現行品/廃止品 グレード廃止品

型番・記号の意味:
NJM - 新日本無線の製品接頭記号で、バイポーラ系ICにつけられる
4560 - 型番
D - PDIPパッケージ
X - ハイゲイン選別品

NJM4560はNJM4558、4559の高速版でRC4560のセカンドソースです。最後に付く「X」は裸利得が高いものを選別したグレードで、現在は廃止されたグレードです。

Xグレードはどちらかというとギターエフェクター向けに人気があり、通常のオーディオ用では雑音選別品のDグレードが好んで使われます。
さて聴いてみるにあたり近縁種の NJM4556ADD NJM4565M と比較してみましたが、どうもNJM4560DXだけ高音が強く低音が控えめに聞こえます。したがってNJM4560DXは比較の二種よりもタイトで繊細な感じの音に聞こえますが、迫力はいまひとつと感じます。これはXグレードの特徴なのか、NJM4560の特徴なのか、ちょっと今のところ分かりません。

Xグレードはギターエフェクター用ではむしろ暴れた音を出すことで人気があります。今回のヘッドホンアンプとしての印象とは逆です。


新日本無線のOPAMP



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最終更新:2010年10月31日 04:09