SAVANNA RX-7 TURBO GT-X SA22C
スペック※ノーマル
形式:SA22C
全長:4320(mm)
全幅:1670(mm)
全高:1265(mm)
車重:1020(kg)
ホイールベース:2420(mm)
トレッド(F):1420(mm)
トレッド(R):1400(mm)
駆動形式:FR
エンジン形式:RE TURBO
排気量:573×2 cc
最高出力:165 PS / 6500 rpm
最大トルク:23.0kg/m / 4000 rpm
価格:2,350,000CP
購入可能条件:ライバルNo.268を倒す
解説
このクルマの先代にあたるサバンナGTは、ボディを他のレシプロエンジンモデルと共用する設計であったため、ロータリーエンジンならではのコンパクト設計が生かし切れていなかったかもしれない。その点を踏まえたからなのか、2代目サバンナとなるSA22Cには専用のボディが与えられ、ここにロータリー専用車が誕生したのだった。その恩恵は大きかった。ロータリーならではの低重心化による旋回性の向上に加え、エンジンをキャビン寄りに搭載する「フロントミッドシップ」方式を採用することができたからだ。これにより前後の重量バランスが50.7:49.3と理想的な値を実現。デザインも特徴的で、これもロータリーの恩恵であるがボンネット部を低く傾斜した形になった。ヘッドランプはリトラクタブ方式を採用。これは当時量産車としては非常に珍しいものであった。ライバル達が次々とターボ化されるのを横目に、NA方式であったロータリーエンジンにファンはやきもきしていたに違いない。その願いが通じたのか、1983年のマイナーチェンジの際SA22Cにもターボエンジンが搭載されることになった。型番こそ先代と同じ12Aであるが、ターボ化により165PSを発生するに至る。ターボという同じ土俵に上がってしまえばRX-7は軽量なボディも手伝って、まさに真打ちの性能を見せた。こうして再びライバル達と熱い戦いが可能となったのだ。
最終更新:2019年05月28日 22:10