「……アの親切な男ノ人の残存カロリーデハもうあまり数を飛バせませんネ。マア仕方あリマセン……」

武田観柳や宮本明との死闘の後、山岳部を移動しながらジャック・ブローニンソンの全ての肉体を
捕食し終えた戦艦ヒ級は艦装の修復を終えた後、艦載機の生産に取りかかろうとしていた。
ダメージコントロール機能により自動修復可能な肉体を手にいれたヒ級だが、丸太のダメージが
想像以上に大きく、自身の回復が精一杯だったようだ。そもそもヒグマキラーとはいえ唯の人間である
ジャックの肉ではエネルギーが不足するのも無理はない。

「サア、我が下僕タチ、提督の行方を捜しテ来なさイ」

ヒ級は髪から伸びる滑走路から翼を生やした異形の生物を数匹発進させた。
正直、彼女がこの口が沢山ある奇妙な身体になって一番嬉しかったのはこの機能を身に付けたことである。
戦艦ヒ級のベースになった超ド級戦艦大和は当時の最先端技術をつぎ込んだ決戦兵器なのだが、
実際の戦歴は散々たるものであったのは承知の事実である。
出航させるだけで膨大な重油が必要だったことで扱いが難しかったこともあるが、
そもそも太平洋戦争が開戦した時点で既に海戦の主役はどの艦砲よりも遠距離まで届き、
より確実に対象に命中させることのできる爆撃機とそれを複数搭載可能な空母に譲っており、
多数の戦場で活躍した戦艦は旧式の金剛型四機のみといった状況だったのだ。
大和型三番艦「信濃」が設計を変更し空母として完成されたことからも、
戦艦そのものが旧世代の産物と化していたことが窺えよう。

青空に向かって飛び発つ奇妙な形状の偵察機をヒ級は嬉しそうに見上げていた。
今の自分にもはや死角はない。どのような戦局であろうが必ず提督の期待に応えることが出来よう。
そして今度こそ我が国に勝利を――――。

その時であった。


「アラ?」

空中で何者かの攻撃を受けて、艦載機の一匹が爆発したのは。

「アらあら?誰カシラ?私の恋路の邪魔ヲしていルのは?」

戦艦ヒ級は目を瞑り、視界を艦載機とリンクさせる。
空中で戦闘力のない偵察機がひたすら逃げ回っているのは一体何者なのか。
目まぐるしい空戦で混乱する視界の中、遂にその姿を捉えた。

「……エッ、アれは……」

日本海軍後期主力艦上戦闘機・零式艦戦52型。

堀越二郎が設計し、太平洋戦争において終始に渡って活躍した日本の象徴ともいえる
傑作機、零戦の後期生産型のミニチュアであった。
だがラジコン程度のサイズとはいえサブマシンガン並の威力がある機銃を装備し、
何やら体格のいいふさふさした体毛をもつ小さなパイロットを乗せている。
というか旧日本軍のゴーグル付きヘルメットを被ったヒグマ―――?

そこで視界は途切れ、強制的に意識を本体に戻される。
全ての偵察機が零戦の機銃によって撃ち落されたのだ。
ヒ級の艦載機は偵察から爆撃までこなす万能機体だが日本軍のエース機相手では分が悪い。
せっかくなけなしの資材で作った作品を落とされ、機嫌が悪くなるヒ級だが、
それよりも困惑の感情が勝っていた。

「アれ?零戦トいウことは友軍じゃナイでスか?ナンデ攻撃して来るノです?
 やっぱデザインが微妙テ味方と判らなかったのカシラ?」

空を飛びまわるミニチュア戦闘機を見上げながら、
あの艦載機を操っている存在は誰なのか思考を張り巡らせてた。





地点D-5。津波が引いたことで復旧した、霧のような濃い湯気が沸くだだっ広い温泉。
その湖の中央付近で、仁王立ちの姿勢のまま足の艦装をホバーさせて立ち尽くす
ツインテールの少女の元に、一機のミニチュア戦闘機が帰ってきた。
左肩に盾の様に装備した飛行甲板に下り立った高性能艦上偵察機「彩雲」に
乗り込むコロポックルヒグマは少女に敬礼したのち、地上の状況を報告する。

「え?深海棲艦を見つけた、ですって?モノクマが言ってた噂の戦艦ヒ級ってヤツかしらね?」

弓道部のような恰好をした少女は少し考えた後、
不敵に笑みを浮かべながら敵がいるであろう方角を見つめる。

「もう艦載機を出してこない?ラッキーね!本来の私の任務じゃあないけど、
 ヒグマ達が安全に地上に出れるようにする為にはいずれ片づけないといけない問題だし、
 消耗している今がチャンスなのよね」

そう言いながら、背中の筒に大量に装備した、先端に戦闘機をくっ付けた矢を
手に持った弓に五本同時につがえて天に向けて構えを取った。

「アウトレンジで、決めたいわね!」

その言葉と同時に発射された矢が、空中で大量の戦闘機に変化し、山岳部へと向かっていった。


 ㈹㈹㈹㈹㈹㈹㈹㈹㈹㈹



――――――少し、時は遡る。


「ヴオォォォォォォォォォォ!!!!!!?」


艦娘工廠の製造プラントにけたたましい悲鳴が響き渡った。

艦これ勢が艦娘工廠を占拠、ビスマルクが解体任務に就き、
夕立提督とロッチナが突如出現した巨大な浅倉の対処に追わている最中。
工廠を占拠していたとあるヒグマ達の身に人知れず悲劇が起きていたのだ。

「大体、太平洋戦争が始まった時点で戦艦は時代遅れになっちまったのさ。
 艦むすの中でも空母娘こそ至高の存在。」
「ああ、しかし赤城提督の一派はキングヒグマに懐柔されたらしいな」
「ふん、腰抜けが。やはり一航戦なんぞにうつつを抜かしているような奴らは駄目だな」
「やっぱ瑞鶴さんが一番だよな」
「ああ、離反して夕立提督について行ったのは正解だったぜ」

第六かんこ連隊・赤城提督率いる空母萌え勢から微妙な趣向の差で派閥割れしていた五航戦萌え勢。
ロッチナやモノクマの支持をうける為工房へ集結していた総勢10彼らの元へ、数匹のヒグマが
大慌てで駆け寄ってきた。

「た、大変だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

「どうした!?」
「培養容器の上で踊っていた瑞鶴提督が培養液の中へ落っこちたぞ!このままじゃ分解されちまう!」
「え!?なにやってんの?瑞鶴提督!?」
「俺が知るか!とにかくみんなで引っ張り上げるから手伝え!」


「ブオォォォォォォォォォォ!!!!!!ゴバァァァァァァ!!!!!」


五航戦萌え勢や夕立提督の仲間、計数十匹のヒグマが培養試験管の元へ駆けつけると、
中で弓道部の衣装を着て瑞鶴の顔のお面を被ったアホそうなヒグマが身体に悪そうな液体の中を
必死にもがいている姿が見えた。液にはヒグマを溶かす作用があるのか身体のあちこちから血が拭き出している。

「うわぁぁぁぁ!!こりゃひでぇ!!」
「つーか、ひょっとしてわざわざヒグマ解体しなくても使えるのこの機械?」
「まあほら、必要なのはHIGMA細胞だけみたいだし、骨とか皮とか捨てるのもったいないじゃん」
「なるほど!資源は大切にしねーとな!」
「おい!喋ってる場合じゃねーぞ!」
「そうだった!よし、みんなで上に登ってすぐ救出するぞ!!」
「おう!アレでも一応俺達の代表だしな!」
「……って、おい!こらっ押すな!押すなって!つーかなんで全員で登ってんの!?」
「お前がどけ!ひぃっ!やめろ!落ちる!落ちるって――――!!!」



「「「「「「「―――――うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」」」」」」」






『ピーンポーンパーンポーン』


『規定人数に達成しました。高速ミキシング開始します。』


培養装置の赤いランプが点滅し、機械の底からフードプロセッサーのような刃物が迫り出す。
超高速で回転し、液体の中へ落ちた20匹のヒグマをガリガリと削り始めた。


そして、龍田達の活躍により示現エンジンが落ち、工廠の機能が止まる直前。
緑のランプの点灯と共に煙を吹き出しながら培養試験管の蓋が開き、中から
空母のカタパルトを模した盾を装備し、碧髪をツインテールに結んだ弓道少女が出現する。

もの凄い偶然と強運で新たに誕生した艦むすの名は―――。

「翔鶴型航空母艦2番艦、妹の瑞鶴です。幸運の空母と呼ばれていたわ。
 ……あれ、真っ暗?っていうか、ヒグマ提督は何処かしら?誰も居ないの?」

夜間迷彩の改使用の和装に身を包んだ瑞鶴はブレーカーが落ちた工廠の中をキョロキョロと見渡す。

「―――Feuer!Feuer!HAHAHAHAHHA!!!!」

なにやら聞き覚えのある叫び声が遠くから聞こえてくる。
同盟国ドイツの艦むすビスマルクだろうか?
まるで憑りつかれたかのように火器を乱射しており、熱中しすぎて一連の事態にも全く気付いていないらしい。


「うぷぷっ。面白そうだから監視カメラの映像を途中からカットしてたんだけど、本当に出来上がっちゃったよ!
 ロッチナはもう艦むすは要らないとか言ってた気がするんだけどなー。
 ま、いっか、あの馬鹿共よりかはよっぽど使えそうだしぃ。本人達も大好きな艦むすに
 なれたからきっと幸せだったんだよ、うん」

奥の通路から、懐中電灯を照らしながら左右を白と黒の塗装にカラーリングした機械の熊が歩いてきた。

「……誰?」
「早速お仕事だよん!瑞鶴提督の生まれ変わり=サン。戦闘機は狭い地下じゃ使えないから担当は地上かな?」

先ほどビスマルクが解体したヒグマから造り出したと思われる
艦載機の束を背負ったモノクマは、幸運の空母に敬礼をした。



 ㈹㈹㈹㈹㈹㈹㈹㈹㈹㈹




「……マあ素敵。あれだけの数の零戦が残っていればマダまだ米国と戦エたでシょうに。
 デモなんで私を狙っているのカシラ?」

空中を四方に八方に散りながらこちらに向かってくる海軍製爆撃機を戦艦ヒ級は
首を傾げつつも目を輝かせながら見守っていた


アウトレンジ戦法。


瑞鶴が好んで実行する日本海軍艦載機特有の米軍艦載機より長い航続時間・長い航続距離を生かして、
相手の攻撃を受けずに戦う戦法である。長距離・長時間飛行による攻撃は搭乗員に
過大な負担を強いる為、正攻法で米艦隊と殴り合っても到底まともな攻撃は出来ないだろうと
考えられた故の苦肉の策であったが、現在の搭乗員は資材になった際、一匹につき
20匹に分割されてコロポックルと化したヒグマなので特にスタミナは問題ない。

「困りマしたね。コう分散されテは相手の位置が分かリまセん。ドうにか誤解を解かナいと……」
「……グルルルッ……!!」

周囲を取り囲んだ爆撃機が、ヒ級に向かって次々と爆弾を投下していく。

高速艦爆「彗星」80機による急降下爆撃。

大和型の耐久力は想像を絶するものがあるが、最終的には米軍艦載機386機の
左舷へ集中した波状攻撃を受けて撃沈してしまったのだ。
主砲ヒグマや副砲ヒグマが機銃で応戦するも、流石に防ぎきれず、
艦むす・大和の姿をした人間部分の盾になるような挙動をするために
次々と爆弾が直撃していく。せっかく再生した艦砲も破壊され反撃もままならない窮地に陥ってしまった。

「……ヤハり大和の国の戦闘機は素晴らシいデスね。早く隠れナいと」

首を蛇のように伸ばし、筋繊維が露出し骨が見えても自らを盾にして防御してくれる
副砲ヒグマ達のおかげで未だに少女部分が無傷なヒ級は、山を下りて爆弾を当てにくそうな森の中へ
逃げようと足を急ぐ。その彼女を追いかけるように10機の戦闘機がこちらに向かってきた。

「……アら?今まデ射程外カら降りて来ナかったのに?……機銃が壊れたからカシラ?」

副砲ヒグマはドッグファイトを仕掛けようとする戦闘機に今までの鬱憤を晴らそうと
噛み付き攻撃を仕掛けようとする。だがモーションの大きい動きは小回りの聞く戦闘機には
通用せず迂回されて回避されてしまう。


「……ヤってしマいましたね。でもドウスルノですかゼロ戦さん。このままじゃぶつかりますヨ?」

そこまで言って、ヒ級は何かを思い出す。
こちらに向かってくるのは爆撃機ではなく零戦の最終型、零式艦戦62型、通称「爆戦」。
玉砕以外の戦局が存在しなかった終戦間際にこの戦闘機が行っていた戦法は―――。

「……神、風……!?」

そう、彼らの多くは20分割されたとはいえ元五航戦萌え勢。瑞鶴の為なら命を散らすのも惜しくはない。
脅威の飛行テクニックで全ての副砲ヒグマをすり抜けた爆戦は、ヒ級の顔面へと吸い込まれていった。


―――その時。



 ㈹㈹㈹㈹㈹㈹㈹㈹㈹㈹



帰還した艦載機を背中の弓筒に仕舞いながら瑞鶴は渋い顔をする。

「戦艦ヒ級が消えた?テレポートでもしたっていうの?」

結果的に撃墜された艦載機は一つもなく、全員が生還したのである。
一応彼女の名誉の為に言っておくが、彼女の艦載機はヒ級の様に視界リンクが出来るわけでは無い為
偵察機が帰ってくるまで戦闘状況を知ることは出来ないし、こちらからもかなり大雑把な指示しか出せない。
戦闘の大部分はコロポックルヒグマの自己判断まかせであり、特攻のこも彼女は知らないのだった。
とりあえず犠牲が出なかったのは少し嬉しく、やはり幸運だったと言えるが、
あの怪物相手に金星を挙げるチャンスを逃したのは腑に落ちない。
モノクマとかいうヒグマ提督の仲間で自分の上官らしい熊からの指示に
従って地上へ出た彼女であるが、正直任務自体より戦いによって
生前の最期のトラウマを払拭したいという気持ちが大きかった。
全く被弾しない幸運の空母として零戦と共に終始に渡って戦い抜いた彼女であったが、
最後の任務はレイテに集結した米軍の航空部隊を釣り上げるためのエサとして
艦載機も乗せられずに米軍機の爆撃によって撃墜させられたのである。
スカートのポケットに入れた、モノクマに渡された瑞鶴提督とかいう自分が造られる
きっかけになったマヌケなヒグマの生前の写真をみて、少し呆れながら微笑んだ。

「ま、雪辱を晴らすチャンスを与えてくれたのは感謝してるわ。


今地下で暴れているヒグマ達はいずれこの島を出て東京の秋葉原まで旅立つと言われている。
ヒグマ提督の捜索以外にも、彼らの為の梅雨払いも彼女の主な仕事なのだ。

「……ん?」

ヒ級が居た方角以外にも周囲の様子を見る為に飛ばしていた偵察機に一つが彼女の元へ
帰還する。その艦載機からの報告は、本命を見つけたとの内容であった。

「ヒグマ提督を発見した?市街地で?艦むすと参加者を多数引き連れている?」

偵察機を戻し、とりあえず飛ばしていた全ての艦載機を収納した状態になった瑞鶴は考える。
申し訳程度に対空砲はついているものの、空母である自分自身に戦闘力はない。
艦載機を一旦引っ込めたのは、偵察機が戻る方向で自分の居場所を特定されないように
するためでもある。空母は常に相手のアウトレンジから一方的に攻撃するのがセオリー。
接近戦は危険である。護衛も居ない現状、余り近づきたくはないのだが。

「ま、ここに居ても危ないか。逃がしたヒ級がいつ復活するか分かんないし。
 で、提督を連れて帰って一旦作戦を練り直しましょう、うん。」

そう言いながら、ヒグマ提督が居るらしい方向へと温泉をホバーで移動していった。


【D-5 温泉/午後】

【瑞鶴改二@艦隊これくしょん】
状態:疲労(小)、幸運の空母
装備:夜間迷彩塗装、12cm30連装噴進砲
   コロポックルヒグマ&艦載機(彗星、彩雲、零式艦戦52型、他多数)×200 
道具:ヒグマ提督の写真、瑞鶴提督の写真、連絡用無線機
[思考・状況]
基本思考:ヒグマ提督を捜し出して保護し、帝国へ連れ帰る
0:偵察機を放って島内を観測し、ヒグマ提督を見つける
1:艦これ勢が地上へ進出した時に危険な戦艦ヒ級をアウトレンジから始末する
[備考]
※元第四かんこ連隊の瑞鶴提督と彼の仲間計20匹が色々あって転生した艦むすです。
※ヒグマ住民を10匹解体して造られた搭載機200体を装備しています。
 矢を発射する時にコロポックルヒグマが乗る搭載機の種類を任意で変更出来ます。



「クスクス……助けて頂いテどうも有難ウ、メロン熊サン。あなたはとってもイイヒトですね」
「別に礼は要らないわよ。アンタからは悪い男に騙されてる女の臭いがしたからほっとけなかっただけだし」

山の中を移動している際、偶然襲われているヒ級を見つけたメロン熊は
何を思ったか気まぐれで彼女を救出し、テレポートで見覚えのある喫茶店の中に移動してきたのである。

「……クスクス。あら?提督の事かしラ?彼は素晴らしい方デスヨ?」
「あー、そんな気がしたけどアンタやっぱりアイツの関係者な訳?」

「……提督を知っているのデスか?……おや、いい匂いが地面から漂ってきてますね……」

そう言いながら、ボロボロのヒ級はまだ新しく土を掛けたばかりと思われる地面を掘り出す。
提督は気になるがまずは傷の修復が先だ。そして、掘り出した見覚えのある首と人間の胴体を見つめて呟いた。

「……ああ、金剛サン。あなたは提督を守って死んだのデスか……?」
「……ふんっ」

脳が無くなっている金剛の生首に語りかけるヒ級を、やや目を逸らしながらメロン熊は眺めている。

「大丈夫です、金剛サン。貴方の分まで提督は私が愛してあげます。クスクスクス……」

そう言いながらヒ級は沢山の口を使って金剛の死体を勢いよく捕食し始めた。
ヒ級の艦砲がすこしずつ治って行く。艦むすとはいえ人間一人ぶんのカロリーでは
やはり栄養不足であり再び艦載機を作れるようになるにはまだ時間がかかるだろう。

「……え?」

ヒ級の身体にうっすらと纏っていたオーラが徐々に黄色から青に変わっていく。
羆謹製艦むすを作り上げるのに必要な艦むすは最低20匹。
戦艦はそれより大目に必要になり30~40匹。

―――つまり、戦艦ヒ級は現在、カロリー以外に最大でヒグマ40匹分のHIGUMA細胞を摂取しているということだ。


【D-6 とあるビルの中の小さな喫茶店/午後】

【戦艦ヒ級flagship改@深海棲艦】
状態:精神錯乱、大破(修復中)、副砲大破(修復中)
装備:主砲ヒグマ(24inch連装砲、波動砲)×1
副砲ヒグマ(16inch連装砲、3/4inch機関砲、22inch魚雷後期型)×4
偵察機、観測機、艦戦、艦爆、艦攻、爆雷投射機、水中探信儀、培養試験管
道具:金剛の食いかけの死体
[思考・状況]
基本思考:ヒグマ提督を捜し出し、安全を確保する
0:偵察機を放って島内を観測する
1:ヒグマ提督の敵を殲滅する
2:ヒグマ提督が悪いヤツに頭を乗っ取られているなら、それを奪還してみせる。
3:あの男の人は、イイヒトだった。大和の友達です。
4:私を助けてくれたメロン熊さんはイイヒト。大和の友達です。
5:提督を捜し出したら彼の素晴らしさを見せつけてメロン熊さんの誤解を解いてあげましょう。
[備考]
※資材不足で造りかけのまま放置されていた大和の肉体をベースに造られました
※ヒグマ提督の味方をするつもりですが他の艦むすとコミュニケーションを取れるかどうかは不明です
※地上へ進出しました
※金剛の死体を捕食したことでヒグマ30~40匹分のHIGUMA細胞を摂取しました
※その影響でflagship→flagship改に進化しました

【メロン熊@穴持たず】
状態:愚鈍なオスに対しての苛立ち、左大腿にこむら返りの名残り
装備:なし
道具:なし
[思考・状況]
基本思考:ただ獣性に従って生きる演技を続ける
0:やっぱりあのヒグマは最低のカスだった。
1:敵と呼ぶのも烏滸がましい。
2:くまモンが相変わらず、立派過ぎるゆるキャラとして振る舞っていて感動するわ、泣きたいくらいにね。
3:今度くまモンと会った時は、ゆるキャラ失格な分、正しく『悪役』として、彼らの礎になるわ……。
4:なんで私の周りのオスの大半は、あんなに無粋でウザくてイライラさせられるのかしら?
5:目を覚まして大和さん!
[備考]
※鷹取迅に開発されたメスとしての悦びは、オスに対しての苛立ちで霧散しました。
※「メロン」「鎧」「ワープ」「獣電池」「ガブリボルバー」「ヒグマ細胞破壊プログラム」の性質を吸収している。
※何かを食べたり融合すると、その性質を吸収する。

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最終更新:2015年03月16日 19:59