歌麻呂・歌詞の人歌集

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歌麻呂・歌詞の人歌集 - (2010/11/28 (日) 01:29:35) の編集履歴(バックアップ)


【wikiの短歌・長歌・俳句・川柳】 歌麻呂(=歌詞の人)


あるところに、日本鬼子に一目ぼれした男がいた。
彼女の姿を垣間見て、男は「萌え散る」という感情を抱き、その結果生み出された言霊を十二首の短歌にして詠った。

   日ノ本の 影に染まれる 紅葉着(モミジギ)の 立つ背は澤の 流るる様(サマ)よ
   天伝ふ(アマヅタフ) 東の果ての かの島の光に編まれて 生まれたりけり
   恋ひの素 人の心を 種にして いざ萌えにしが 西の果てまで
   雑言(ザフゴン)も 罵り言葉も 悪口も 白たつ海(ワタ)の 日差しのやうに
   荒波に 呑まるは無かれ 渡りたし 萌(メグミ)の光 己(オノ)が心の
   地鳴(ヂナリ)にも 騒ぐは無かれ 一輪の 花は勝らん 千の戦に

   日ノ本の 風に靡(ナビ)ける 黒髪の 生糸は笹の 流るる様よ
   大和なる 誰(タレ)にも負けぬ もみじ葉(ハ)の もえ散るものぞ うるはしから
   人(ヒト)が身の うちに眠れる 卑し事 いざ癒やしからん 妹(イモ)にゆかして
   天(アマ)つ前 生きとし生ける ものならば いづれか姫を 愛ぜざりけんや
   現世(ウツツヨ)は 間近の道も 見えねども 夜明(ヨア)く朝焼け えならぬものよ
   踏みにじり 踏みにじれども 天(アマ)昇る あなをかしきや その故(ユエ)我が名

この歌はのちに【紅葉着の日本鬼子】と名付けられる。
歌詞を作った人は「歌詞の人」と、音作る人は「おんがくのひと」と名乗るようになった。
その後、二人は「歌麻呂」「音麻呂」と名前を変える。


以下の長歌は、歌麻呂が「紅葉着の日本鬼子」の動画上げられたことを記念して詠んだものである。

   ちはやぶる 神は失せりと 聞きしかど げに世にあるらん
   日の本の 大和を照らす 天照らす のちの世照らす
   面影は 現(ウツツ)に影を 生まねども 覚めねばいみじき 世を見れど
   山をありきし その先の うつくし沢の 源を 辿り辿りて その先の
   やがて小川は 契りなる 路(ミチ)に導き その先の 物をも運ぶ 大河(オオカワ)の
   我らは進みて 澪標(ミヲツクシ) 秋のひとかぜ 焦がらしの
   秋に萌えゆく 我が心 萌え上ぐる胸 悪(ア)しを燃やさん

   さらぬなり いまだ果てざる 我が心 いかでともしび 吹消(フケ)るゆゑある

余談であるが、最後の一首は反歌といい、長歌をまとめたりその後を語ったりするものである。


以下は、歌麻呂がアカウントを禁止された後に避難用スレ書き込んだものである。
「本スレの皆さんにも、「お疲れ様」と添えて書かれているため、就寝前の一首だと思われる。

   鬼の子の 紅葉の着物を 着るを見て 出でても進まん 秋の日ノ本


以下は、各人物が神奈川の真鶴に訪れて詠う歌である。

【日本鬼子】
   「真鶴の 箱根空木(ウツギ)の 花移り 我が面(モテ)移ろふ ここ背見ゆれば」
【ヒワイドリ】
   「胸あまた 数ならざるか 益荒男(マスラヲ)よ 繁き森より 無二なる巨樹を」
【ヤイカガシ】
   「なまめかし なのめならざる 珠の肌 定めて似合わん 生臭わが身」
【小日本】
   「とげとげし 我摘み取りし 栗の鞠 いづれと遊ばん 鳥かなまづか」


以下は、歌麻呂が就寝する前に詠んだ長歌と、その反歌である。

    あな夢に 鬼子と仲間 出でにしが 日のいづるとも 安らかな 日々よ過ぎゆけ そのほかいらぬ

    争いは 何処の世にも ありしかど 願わく夢は 手を取る人々


「私は歴史的仮名遣いで詠ってますが、 当然現代語でも和歌の味は変わらないと思います。
古文調でも現文調でも、自分の鬼子たんへの思いを伝えたい、この気持ちが大切なのではないでしょうか。
それでいて、古典単語を少し覚えてみるとより楽しめるかもしれませんね」
と、歌麻呂は偉そうに語り、そして以下は現代語調の短歌を詠んだものである。

    左手の 机の側の クエン酸 一口飲んで 紅葉を見やる


以下は歌麻呂が【秋灯】と題して詠った長歌である。

    語り継ぐ 三十一文字(ミソヒトモジ)の 言霊よ 乱れる心 自ずから 口より奏でん
    うるはしき 天地風(アマツチカゼ)を ほとばしる 喜び哀し 慈しみ いかでか伝えん
    しろたへの 雪のまじれる 荒波の 心のあぶら したたりて 恋ひ慕ひたる
    ともしびに 燃えうつる水 だうだうと 盛る気持ちを 放たまし いかでか伝えん
    いにしえの 言葉にこもる 言霊も 今は絶えりと 音に聞く しかれど音は
    異なりと 我は思へる 日ノ本の 出づる光の 初見空 いかでか伝えん いとしの我妹(ワギモ)

    よひの身か 今なら空を 飛ばるべし すさべる心 いかでか伝へん


以下は歌麻呂がおやすみを詠う長歌である。

    恋ひの素 澄んだ瞳に 揺さぶられ いかでか伝へん 言の葉を
    ときめくうたを 書きしかど いにしへうたを 書きしかど いかでか伝へん 今の世に
    選ぶ間際の 波際の 野分きの風に たかしほに いかでか伝へん 小日ノ本
    我惑ひたり 時読(トキヨミ)を あな頼りたし 月読を 何時にか渡さん 恋ひのうた
    選ぶ先にか 渡すべき 選ぶその日か 渡すべき さりぬべからん 選ぶのち すでに待つのみ うたはいできぬ

    しかれども ときめくうたぞ え慣れざる しかりて渡すを 惑うもありけり


以下は、歌麻呂が掛詞を紹介するために詠んだ歌である。

    ひさかたの 雨の降る上(カミ) 長雨(ナガメ)たり 浮き流(ナカ)る瀬に こ火は燃えにけり
    ひさかたの 天の振る髪 眺めたり 憂き泣かる瀬に 恋ひは萌えけり

この歌によって歌麻呂は調子に乗り、以後活動を抑えることになる。


以下は、小日本の第一次投票中に少女を励ますために歌麻呂が詠んだ歌である。

    肌寒み 重ねてさせまし 春ごろも 明日は北風 な悩みなどしそ


小日本が誕生した日。以下は歌麻呂が小日本誕生と同時に皆様へ向けて詠んだ感謝の歌である。

    藍が夜 窓開けはなてん 宿世なる しるしあるらん 天の望月

……その日は満月であった。


以下の歌は、歌麻呂の作中に出てくるヤイカガシが詠んだ歌である。

    沢の葉は 次第に数を 増していき 河のほとりの 巌(イワオ)に宿る



以下は【こにぽんしゅぎ! 雅】と題名された十六首を連ねた歌である。

一、
    編む編むよ 恋ひの生糸を 紡ぎたり あむあむ柿を 口に頬張り
    日が昇り すずめ鳴くなる つとめての いづれか遊ばん 鳥と魚とを

    「請ひて言ふ 焼くことなかれ 小日本 乳の話を しようじゃないか」
    「我もまた 話をせんと 思いたし 乞いて願わば 嗅がん妹髪(イモガミ)」

    「鳥魚や 御無沙汰なりと 言い侍らん 乳なる話 莫斯科(モスクワ)に言へ
    嗅ぎしがと 思えば花の 都なる 巴里(パリ)へ飛ばさん 我が愛刀」

    いづれから ほのかに香る 時過ぐる 無常のつねも けしうはあらず
    粗茶を飲み 渋柿食べて 鐘が鳴る 渡る烏(カラス)の やまびこ聞きつつ

二、
    御祓い 助け終わりつ 我が袖は ふらねど散る散る たまむすぶ雨
    ねびし身の ねねとも劣らぬ さまなれど わらべごころに 湯に入らまほし

    「駆けつけり 湯浴みをすなる 音を聞き 大なり小なり これ褒美なり」
    「こはあらず 悟り開けよ ヤイカガシ 唯一無二の 胸の道行け」

    「鳥魚(トリウオ)や 御無沙汰なりと 言い侍らん 欧州旅行 逝くは宿世か
    選ぶとき 刹那のときを 授くべし 閻魔惰天使 共に許さじ」

    縁結び恋ひの素して手を合はし 今日も明日も 幸せの素
    我がありか いふもさらなり 膝のうへ さるべき場所よ そなた失すまで


以下の歌は【こにぽんしゅぎ! 今時】と題名した、上記の歌を現代語訳に、かつ詩歌風に直したものである。

1.
    恋の生糸を編む編む お庭の柿もあむあむ
    今日はどっちで遊ぼかな? 鳥さんと魚さん

    「おいおい頼むぜ小日本 俺は乳の話だけでいい」
    「僕は鬼子たんと話したいだけ あわよくばクンカクンカ髪の毛」

    「あらあら二人とも御無沙汰 乳の話はモスクワで
    何かを嗅ぐならパリの街 連れてってあげるわ 薙刀で」

    いづれからまったりサイクル いつもの日々を暮らしてる
    お茶飲んで、柿食べて 遠くのカラス啼く夕暮れ

2.
    お仕事終わって疲れた いっぱい汗かいちゃったね
    お風呂入ろうねぇねぇと ちょっとだけあまえたい

    「風呂と聞いてきますた(ガラッ!) うはwこれまじでご褒美だろwおいw」
    「まだまだ悟(ワ)かっとらんなヤイカガシ 乳は数じゃねえデカさなんだ!」

    「あらあら二人とも御無沙汰 欧州旅行逝き足りない?
    閻魔かサタンに会いたいの? 選ぶ時間一秒あげるわ」

    縁結び恋ひ結ぶ合掌 今日も幸せ訪れて
    ねねと一緒、膝の上 ここが一番好きな場所


以下は、【綾】 と題した詩歌である。

1.
    山の端 虹が掛かる日大きなあくびで目覚めた
    今日はなぜだか騒がしくて 誰かにきいてみた
    「祭りなのさ」の返事に 毎日が歌えさわげや
    かってに踊りだすよ 心もおどる

    長く黒い髪した つのの生えた女の子
    遠くにいたよ 紅葉が舞った おいついた
    さあこれからも一緒に二人で歩いてゆこうか
    謂れ引く影のびる 秋の夕暮れ

    二人の手と手をむすんで あいた手と手もむすんだ
    小さな輪が世界のすみで生まれた
    手と手をとって生きよう …なんてありきたりな言葉
    だけどやれるよ 今ならほら恋の素

2.
    初雪 白みがかる日大きなあくびで目覚めた
    今日はなぜだか嬉しくて あなたの袖をひく
    「鎌倉作ろ」の返事に 思わず外に飛び出すよ
    お昼の豆乳鍋 心がおどる

    ひえる白い指さき 息をはいて温めた
    つららの垂れた萱葺き屋根のすずめたち
    さあこれからも一緒に 二人でずっと一緒に
    謂れ引く影もない 澄んだ冬晴れ

    二人の手と手をむすんで あいた手と手もむすんだ
    小さな輪が世界のすみで生まれた
    「さむい」という息白いね 「そうだね」の息も白い
    輪っかの中は きっと早い春の日

    二人の手と手をむすんで あいた手と手もむすんだ
    小さな輪が世界のすみで生まれた
    手と手をとって生きよう …なんてありきたりな言葉
    だけどやれるよ 今ならほら恋の素



以下は、歌麻呂による幻想風な詩である。
鬼子と小日本、秋と春をイメージし、リズムを重視したものである。


    穂 野 香 刈 汲 和 詞 (ほのか かぐわし)
    明 樹 採 葉 流 野 日 (あきと はるのひ)
    継 菜 香 流 果 景 野 (つながる かげの)
    明 樹 採 葉 流 野 日 (あきと はるのひ)

    いま ふる あき さめ
    もえ ちる くさ はな
    また ふる はる さめ
    もえ さく くさ はな

    眺め 見てる 合わす しせん
    笑う ふたり ながる もみじ
    眺め 日さす そよぐ いぶき
    笑う ふたり 舞うは さくら

    雨上がり いちょう道 こがね いろの かがやき
    川流がる よどむみず ときは わたり きよらに
    山さとの みのるいね こがね いろの かがやき
    日が沈む からす鳴く むすぶ みなも くちつけ

    雪とけた さくらみち ふたり あるく そのさきの
    川流がる あゆおよぐ かわら つくし なのはなと
    山ふかく あそぶ子の まりの はずむ ぬくもりに
    感謝して たんぽぽを ふくと 舞うよ そらたかく


以上。
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