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GPS - (2006/06/02 (金) 05:18:33) の1つ前との変更点

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GARMIN GPS60 コーヒーブレイク  GPSの活用方法は、これまでに紹介した現在地把握、ルートナビ、そしてログ(軌跡)をとるといった便利な物があります。  例えば、冬の南アルプス縦走をしているとき、地形図とコンパスの情報のみで手がかりとなる目印が少ない(山小屋が埋まっていたり、雪崩で地形が変わっている等)中において現在地を把握するのは難しく、こういった場合GPSはとても頼りになり、心強いのは確かです。  ときに、都心部であれば、標識もあり、住所番地もあり、道も整っており現在地をロストする機会は少なく、またロストした場合でもすぐに復帰するでしょう。(都心部においてはだいたいいつも同じ道を通りますよね!)それに、登山のようにずっと徒歩で移動することは少ないでしょう。電車やバス等の公共の移動を伴うことがほとんどです。  ここで、山での移動と、都心での移動を思い出してみてください。  山における移動はだいたい’徒歩’のみであり、地形図を見ながら現在地を確認しつつ連続的に移動し、目的地に到着します。  次に、都心部における移動は、’徒歩→バス→電車→徒歩’といっとように様々な移動手段を経て目的地に到着します。また、地下鉄の乗り継ぎなどが良い例ですが、地下通路を移動するとき、方向感覚で次の目的地に行くというよりも、順路に従って、若しくは暗記して次の目的地に行くことが多いでしょう。  GPSを都心部で使用してみると、地下鉄はもちろん電車、バスの中では衛星の捕捉は難しく、新宿の高層ビル街等においてもまた同様です。  ここで、都心部におけるGPS使用の意義としていいたいのは、人がいかに地続きの感覚を保ち、失っているかをビジュアル化してくれる手段として使えるということです。  毎日のように乗っている電車はあなたの住まいの最寄り駅から勤務先の最寄り駅まで連れて行ってくれますが、それはたとえばラジオを聞く時間であったり、新聞を読む時間であったりして、いわば二つの駅を一定時間でつなぐどこでもドアなのです。そこには地続きの感覚は喪失され、ワープしている状態なのです。ビルの建ち並ぶ勤務先周辺においてもその状態は無くなりはしないでしょう。  GPSは地表の感覚を離れ、浮遊していく人類に警鐘を鳴らしているのかもしれません。 #comment #paintbbs()

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