【7:ヒューマンインターフェース技術】
◆Webアクセシビリティ
そのWebページが、高齢者や障害者を含めた誰もが情報を取得・発信できる柔軟性に富んでいて、アクセスした誰もが同様に情報を共有できる状態にあること。
◆ユーザーテストの評価方法
回顧(retrospective report)法
ユーザ(被験者)に実際にタスクを実行してもらい、その行動を観察・記録し、実施後の質問に対する回答とともに分析する方法。
思考発話(think aloud)法
ユーザに実際にタスクを実行してもらいながら、タスク実行時の認知過程をその都度発話してもらう方法。
行動と発話内容を観察・記録・分析する。
ユーザが注目している部分や操作に失敗した原因などを明らかにすることができる。
認知的ウォークスルー(Congnitive walkthrough)法
使いながら操作を理解していく際の認知モデルである「探査学習理論」に基づいた評価方法。
対象となるユーザを想定し、ユーザの行動をシミュレーションしていくことで問題点を明らかにする。
仕様書の段階から行えるために、コストパフォーマンスが高い。
ヒューリスティック評価法
ユーザビリティの専門家が、その経験と直感的洞察に基づいてインターフェースの問題点を摘出する方法。
実ユーザを使わずにユーザビリティ評価が行えることから、非常に効率的である。
※ヤコブ・ニールセンによるヒューリスティック10箇条
1. システム状態の視認性を高める
2. 実環境に合ったシステムを構築する
3. ユーザーにコントロールの主導権と自由度を与える
4. 一貫性と標準化を保持する
5. エラーの発生を事前に防止する
6. 記憶しなくても、見ればわかるようなデザインを行う
7. 柔軟性と効率性を持たせる
8. 最小限で美しいデザインを施す
9. ユーザーによるエラー認識、診断、回復をサポートする
10. ヘルプとマニュアルを用意する
インタフェース設計
◆フールプルーフ(Fool Proof)
直訳「愚か者にも耐えられる」 ⇒ 「よく分かっていなくても安全」
不特定多数の人が操作するシステムに、入力データのチェックやエラーメッセージの表示などの機能を加えることで、人為的ミスによるシステムの誤動作を防ぐように設計する考え方。
◆コード設計
コード設計とは
入力項目をコード化することにより、項目の識別・分類・集計などを容易にする。
外部設計で行う作業。
コード設計の順番
1. コード化対象を決める。
2. コード化の目的を明確にする。
3. コードの使用期間とデータ量を予測する。
4. コード管理基準を選定する。
5. コード化作業とコード表を作成する。
コードの種類
順番コード
データの先頭から順番に番号を割り振る。通番コード、連番コードとも呼ばれる。
※長所
桁数が少ない。
発生順にコードを付ける場合、追加が容易である。
※短所
分類が分からない。
※適用領域
分類基準が確立しにくいものに利用する。
けた別コード
それぞれの桁に意味を持たせる。
※長所
データ項目の構成の分類基準が明確である。
各桁が分類上の特定の意味を持っているので、わかりやすい。
※短所
桁数が大きくなりやすい。
※適用領域
分類基準が明確である場合に利用する。
区分コード
データをグループに分け、グループごとに連番を割り振る。
※長所
少ない桁数で多くのグループ分けが可能である。
※短所
データを追加する場合や件数が多い場合に不便である。
※適用領域
コード桁数の制限の下でグループ分けする場合に利用する。
◆ユーザーの誤操作が多い場合の対策順序
1. 誤操作した利用者の操作履歴を取り、利用者にインタビューすることで問題点を解析する。
2. 利用者の習熟度によって誤操作の発生に差があるかを調査する。
3. プログラム設計書を調査し、設計上の無理がないかを分析する。
4. プログラムの設計者にインタビューをし、設計意図を確認することで問題点を明らかにする。
最終更新:2013年02月21日 09:18