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ディスククォータの管理

【quota(クォータ)とは】

マルチユーザ機能によって複数のユーザが特定のコンピュータのディスクを共有している際に、各ユーザ・グループごとに割り当てられるディスク容量の上限を設ける機能のこと。
ディスク容量の制限は、ディスクサイズまたはiノード数(=ファイルとディレクトリの数)で指定することが出来る。

◆クォータで制限できるパラメータ

ユーザ、グループごとのハードリミット
ハードリミット・・・1ユーザ、およびグループが利用できる最大のディスク容量。
ハードリミットに達すると、それ以上のファイルを書き込むことが出来なくなる。

ユーザ、グループごとのソフトリミット
ソフトリミット・・・容量制限の警告を発するタイミング。
ソフトリミットに達すると、ユーザに対して「空き容量が足りない」旨の警告を発するが、ハードリミットに達するまではファイルを書き込むことが出来る。
ただし、ソフトリミットを越えたまま一定期間を経過すると、ファイルの書き込みが出来なくなる。

猶予期間
「ソフトリミット < ディスク使用量 < ハードリミット」の状態の場合に、ファイルの書き込みが出来なくなるまでの期間。
デフォルトは7日。
猶予期間の変更は<edquota -t>コマンドで行う。


【クォータとファイル利用率の確認方法】
例:
[root@vine root]# quota -u ogaki
Disk quotas for user ogaki (uid 503):
  Filesystem  blocks  quota  limit  grace  files  quota  limit  grace
  /dev/hda5   333*   300  350   7days  9   0    0

imageプラグインエラー : ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (20110910_quota.gif)


【クォータを新規に適用する手順】

①「/etc/fstab」内の、クォータを適用したいディスクデバイス(マウントポイント)に対して、クォータを使う設定をする。

例:
■ユーザに対してクオータをかけたい場合
/dev/hda5     /export     ext3     defaults,usrquota     1   3
■グループに対してクオータをかけたい場合
/dev/hda5     /export     ext3     defaults,grpquota     1   3
■ユーザ・グループ双方に対してクォータをかけたい場合
/dev/hda5     /export     ext3     defaults,usrquota,grpquota  1   3


②/etc/fstabのマウントオプションに対する変更の適用を行うため、一度該当ドライブをアンマウントして、再度マウントする。
 設定が反映されたかどうかは「cat /etc/mtab」で確認することが可能。


③ユーザごとのクオータ情報を記載する「aquota.user」「aquota.group」という名前のファイルを作成する。
 ファイルを作成する場所は、クオータを適用するディレクトリのトップとなる。
 これはquotaのデータベースとなる。ファイルのパーミッションはrootのみが読み書きできるようにしておく。


④quotacheckコマンドで、クオータデータベースを更新する。

例:
[root@vine export]# quotacheck /export


⑤quotaonコマンドでクオータを有効にする。

例:
[root@vine export]# quotaon /export


【コマンド】

quotaon

予め設定しているクオータを有効にする。

quotaoff

クオータ機能を無効にする。

 ◆形式
 quotaon(quotaoff) <option> <diskdevice_name or mountpoint>
 quotaon(quotaoff) -a(-v)

 ◆オプション
 ・なし:/etc/fstabの記述にしたがって指定されたファイルシステム名(ディスクデバイス名)のクオータを有効にします。
 ・-a:/etc/fstabで記述されているすべてのクオータを有効にします。
 ・-u:ユーザクオータを有効にします。
 ・-g:グループクオータを有効にします。
 ・-v:詳細な情報を表示します。


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setquota

コマンドライン上でクオータ設定の設定を行う。

 ◆形式
 setquota <option> <softlimit,hardlimit> <diskdevice_name or mountpoint>
 setquota <option> <user or group> -a

 ◆オプション
 ・-r:対象がNFSファイルシステムの場合に使用します。
 ・なし:ユーザー単位でのクォータを設定します。(-uと同じ)
 ・-u:ユーザー単位でのクォータを設定します。
 ・-g:グループ単位でのクォータを設定します。
 ・-p:<コピー元ユーザ><コピー先ユーザ> でクォータ設定をコピーします。
 ・-a:すべてコピーします。

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repquota

指定したファイルシステムのquota状況を表示する。

 ◆形式
 repquota <option> <diskdevice_name or mountpoint>

 ◆オプション
 ・-a:/etc/fstabにしたがってクオータ状況を表示します。
 ・なし:ユーザクオータを表示します。(-uと同じ)
 ・-u:ユーザクオータを表示します。
 ・-g:グループクオータを表示します。

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quotacheck

クオータが設定されているファイルシステムの使用量を調査し、データベースファイルに記録する。
quotacheckコマンドを実行する際は、データ保護のためにも、なるべくクオータ機能を無効にしておく方がよい。

 ◆形式
 quotacheck <option> <diskdevice_name or mountpoint>
 quotacheck -a

 ◆オプション
 ・-a:/etc/fstabでクオータが設定されている全てのファイルシステムに対してファイルシステムを調査・編集・更新します。
 ・-u <ユーザ名>:指定したユーザの情報のみ調査・編集・更新します。
 ・-g <グループ名>:指定したユーザの情報のみ調査・編集・更新します。
最終更新:2011年09月10日 17:01
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