冬木ハイアットホテル――その駐車場。
思い思い好き勝手に改造したオートバイを集め、下品なガニ股で座り込む若者たち。
彼らがふと顔をあげたのは、たまり場へ一台のオートバイが入ってきたからだった。
ついに製造終了となった名機、カワサキZシリーズ最後の車両。
しかし男どもが目を惹かれたのはバイクではない。ライダーの方だった。
赤い革製のジャケットを内から押し上げて自己主張するのは、果実のように実った豊かな乳房、
そこからすっと括れた腰に曲線が走り、しっかりと肉づいた尻へと稜線が流れていく。
ヘルメットを脱げば、汗で濡れた額に黒髪を張り付かせた、眼鏡をかけた美貌が顕になる。
有り体に言って美人――いや、美少女だった。
「ここで良かったのよね、浩一くん」
「ああ。学長から聞いたホテルだ」
誰にも、その少年がどこから現れたのかはわからなかった。
影の中から、ぬるりと自然に浮かび上がったかのようにさえ思えた。
特に何の変哲もない高校生。脱色でもしているのか、銀に近い白髪だ。
女の彼氏か何かだろうか。
普段の彼らならすぐにでも絡み、引き離し、女を囲んでお楽しみと行くだろう。
「うッ!?」
「ううう……!」
――だが、動けなかった。
睨まれたわけでもない。
ただ少年がちらりと一瞥をくれただけで、彼らは動けなくなっていた。
今ここで飛び掛かって、返り討ちになる気がしたならまだ良い。やけっぱちにもなれる。
だがしかし、襲いかかったらどうなるか、彼らには想像もできなかった。
それが怖い。
たまらなく怖い。
「ありがと」
そんな暴走族たちの傍を抜けた時、少女が表情を和らげて少年へ囁いた。
「僕は何もしていない」
「でも、ああいう人たちはしつこいから」
「詳しいね」
「昔、ちょっとね」
暴走族たちは、そうして連れ立ってホテルへと入ってく二人を呆然と見送るしかなかった。
自分たちは運が良かったのだという事を、恐らくは本能的に察していたに違いない。
もし――もし、この場に国家保安局の局員か、さもなくばCIAの工作員がいたならば。
あの白髪の少年を見つけた途端「げぇッ」と呻いて動けなくなってしまっただろう。
その名は101(ワンゼロワン)。
かつてバビル2世と呼ばれた、最強の超能力者である。
* * *
押し寄せる学生運動の波は、外界から隔離された学園都市といえど例外なく襲った。
なまじ超能力などを持ち、開発の過程でエゴイズムを増強させてきていた学生たちは、
学生の解放という建前を得て、ここに公然と学園都市内部で能力を行使するようになった。
さらにそれに不満を抱いた無能力者たちが不良集団を結成して暴動を引き起こし、
あわや全面抗争か――――……と、ここ十年近く、緊張状態が続いている。
「風紀委員(ジャッジメント)」と呼ばれる学生主体の治安維持組織が誕生したのもその為で、
不良グループから足を洗った固法美偉(このり みい)はその一員――優秀な一員だ。
しかしそんな彼女でも、学園都市上層部から下された辞令には首を捻らざるを得なかった。
「出張?」
AppleIIのキーボードをパンチしていた後輩、初春飾利が驚いた様子で振り返った。
風紀委員第一七七支部の壁に掲示された異動辞令には、確かにそう書いてある。
「って、固法先輩がですか?」
「そうみたいね」
愛飲するムサシノ牛乳のパックにストローを差しながら、固法は信じがたいと頷いた。
学園都市で行われている超能力開発は、本来持ち出し厳禁の重要機密である。
旅行に行くのでさえ幾つもの許可を得た上で、監視用の極小機械群を注射されるほどだ。
ましてや都市内の治安維持組織である風紀委員の出張など、聞いたこともない。
「でも学園長の署名捺印があるし、正式な辞令でしょ、これ」
「行くんですか?」
「そりゃあ、風紀委員としての仕事だもの」
「冬木市ですよね? ちょっと待ってください、調べますから」
初春が事務椅子をくるりと回して筺体に向き直り、ぱちぱちとキーをパンチし始める。
PET2001じゃお話になりません!と叫んだ彼女がどうやって最先端マイコンを手に入れたのか、
固法にはわからないけれど、違法でない上に役立つなら口を挟むことでもなかった。
やがてプリンターがガタガタと音をたてて動いて紙を吐き出し、初春はそれを破り取った。
「どうぞ!」
「ありがと。……ふぅん、兵庫県なんだ」
初春からもらった資料と、出張用にと渡された資料を合わせてめくる。
冬木市で開催されようとしている聖杯戦争。
それは都市外に潜伏している能力者達による、大規模な実験であるらしい。
超能力の仕組が「無自覚拡散力場」によって発生する現実改変であることを鑑みれば、
強力な能力者たちを戦わせて力場を強化し、広範囲の現実改変を行う事は不可能ではない。
魔術的な用語を科学的な用語へ変換した内容であるからこそ、固法美偉は素直に納得する。
なぜなら彼女もまた、透視能力を有する能力者なのだから。
「あまり時間も無いし、準備をしたら出発しないと」
「はい、わかりました。引き継いでおかなきゃいけないこと、ありますか?」
「特にないと思う。あ、ただ白井さんの事、よろしくお願いね」
「はいっ それはもう!」
今この場にいない、独断専行と無茶が過ぎる後輩。
最近少しはマシになってきたとはいえ、まだまだ危なっかしくて仕方ない。
(御坂さんの影響かしら……)
常盤台中学の超電磁砲とあだ名される、学園都市における文字通りの「超能力者」。
白井黒子が憧れる「お姉さま」である彼女は、やはり破天荒で暴走しがちなところがあった。
能力を行使するためにエゴが強化されていく能力者、その中でも最上位のLV5ともなれば、
誰も彼もいずれ劣らぬ奇人変人ばかりで、比較的常識的とはいえ御坂も例外ではないのだろう。
(超能力者って皆ああだから、仕方ないのかもしれないけれど)
そんなことを苦笑交じりに思いながら、出張用の資料を確認していく。
単純な所持品などは普通の旅行と同じで良いだろうが……。
「……同行者一名?」
「僕だ」
いったいいつ、どうやってその少年がその場に現れたのか、誰にもわからなかった。
足元に黒い豹を従えた、どこの高校かもわからないごく普通の学ランを着た少年。
年の頃は十七か、八。特徴的なのは脱色でもしたのか、銀に近い白い髪。
酷く落ち着き払った態度で、彼はさも当然のように支部の中央に佇んでいた。
固法が何かを言うよりも速く、初春が取り乱した様子で声を上げた。
「あ、あなた誰ですか!? ここは風紀委員以外立ち入り禁止ですよ!
「山野浩一。念動能力者(テレキネシス)だ。許可はもらっている」
「山野さん? ちょ、ちょっと待ってください、そんな人いた記憶が……」
確認しますと言って、初春はキーボードを叩いてディスプレイを睨みつける。
その間に「失礼」と言って、その少年は拒む間もなく固法の胸元に掌をかざした。
「あ、熱っ!?」
不意に胸元に熱を覚えた固法は、思わず服の上からそこを押さえてへたり込む。
同時に初春ががたりと椅子を鳴らして飛び上がり、少年へと食って掛かった。
「ちょっと、先輩に何するんですか! 痴漢ですか!?」
「待ってくれたまえ。僕に文句を言われても困る」
「ま、待って、初春さん。――本当に、そうみたい」
初春が警戒するのを手で制しつつ、固法は自身の能力――透視を発現させていた。
彼女の胸元、乳房の上あたりには刺青のように、三画の奇妙な紋様が浮かび上がっている。
先ほど読んだ資料にも書いてあった――令呪、とかいう奴だ。
「じゃあ、あなたが私のサーヴァント?」
「そうだ」
学ランの少年は、不可思議な言葉にも戸惑うことなく頷いた。
聖杯戦争に参加するには、二人一組でなければならない。
このチームはマスターとサーヴァントであり、マスターは強制命令権を持つ。
主人(マスター)というと忌避感はあったが、もともと風紀委員でも部下がいる身だ。
同僚に対して指示を飛ばす役目と思えば、固法にもすんなりと納得がいった。
ただ――……
「キャスターとか101とか浩一とか、好きに呼んでくれ」
「えっと……」
彼女の瞳をまっすぐに見つめる少年の瞳が輝くと、何とも落ち着かなくなるだけで。
「じゃあ――――……」
* * *
「そういえば浩一くん、この痣……令呪って消えるの?」
「使いきればね」
「残ったら困るのよね。水着が着れないし、後輩にも示しがつかないし」
冬木ハイアットホテルの一室。
キャスター、バビル2世はバスルームから聞こえる水音を聞き流しながら思案に耽っていた。
ソファに身をゆだれた彼の足元には、影のようにぴったりと黒豹――ロデムが侍っている。
彼ら三つのしもべと出会ってから十年以上、バビル2世は走り続けてきた。
そしてヨミとの対決が終わった後、彼は止まれなくなってしまった自分に気がついた。
何もないのだ。
先祖バビル1世から受け継いだ超能力、三つのしもべ、バベルの塔を使うべき目的が。
自分に匹敵する能力を持った好敵手が世界征服を目論んだのも無理はない。
これほどまでに巨大な力を抱えたまま、密かに生きていくことなど不可能なのだ。
現にバビル2世自身、その血液から人工超能力者を製造できると築いたCIAに襲われ、
数年がかりの戦いと逃避行を終えたばかりである――今思えば、充実していたが。
最後にはまたしても復活したヨミとの対決に挑み、相討ちで死んだ。そのはずだった。
「しかし、僕は生きている」
いや、死んだ後で呼び出されたのか、死ぬ直前で呼びだされているのかもしれない。
あの謎めいたアレイスター・クロウリーという、魔術師を自称する男によって。
聖杯戦争とかいう、願いを叶える装置をめぐった殺し合いに参加させる駒として。
(ヨミが聞いたら喜びそうな事をいう……)
回りくどい話に、何度だまらっしゃいと叱り飛ばしてやろうかと思ったものだ。
しかしその一方、バビル2世の心のうちには燃え盛るような戦意が生まれていたのも事実。
でなくば、どうしてあんな奴の思惑に乗っかってやるだろう。
聖杯戦争に参加する英霊として自分を選んだからには、敵にも同種の存在がいるに違いない。
その中に邪悪な者がいないとどうして言えよう。いや、開催者こそが邪悪なのだろう。
(ならば僕はそいつを何としても倒さねばならない)
己が命を燃やすにたる目標があるというのは、これほどまでに人を滾らせるのか。
ヨミと敵対すると決めた時、ヨミが復活したと知った時、宇宙ビールスの存在を知った時。
使命感と共に覚えた高揚感を、今もまたバビル2世は自身の胸のうちに感じ取っていた。
バビル2世にとって、この聖杯戦争は今一度戦いを挑むに相応しい場だった。
「むむむ……」
「何がむむむよ」
いつの間にシャワーを浴び終えたのか、バスローブ一枚を纏った固法の姿があった。
ぺたぺたと裸足で歩き、バビル2世の対面に座る彼女の肌は淡く上気している。
僅かに牛乳を滴らせながらも紙パックを煽る仕草は、扇情的ですらあった。
「それで、作戦はどうしましょうか」
ムサシノ牛乳と書かれた紙パックをテーブルに置いて、固法が身を乗り出した。
その表情は真剣そのもの。来るべき戦いへの使命感が滲んでいる。
「固法さんには、ロデムと一緒に行動してもらいたい」
「ああ。この子をサーヴァントと思わせるのね?」
「そうすれば、僕はサーヴァントじゃなく君の同僚として動ける」
「わかった、任せて。それに頼りにしてるわよ、ロデム」
するりと音もなく立ち上がった黒豹が、固法の膝に頭を押し付けた。
彼女はにこりとして手を伸ばし、その顎を柔らかく撫でてやる。
相応に喧嘩慣れしているという固法なら多少のことは心配ないだろうが、
それでも戦闘力に欠けるのは明白で、それをロデムが補うのなら心強い。
「何としても、こんな実験を始めた人を逮捕しなくちゃ……」
「……」
ぽつりと呟かれた言葉に、バビル2世は何も言わなかった。
固法美偉の、あまりにも無防備な様子と仕草がその原因だった。
何も彼女は、バビル2世を異性として意識していないわけではない。
同年代の異性とホテルの同室で寝泊まりする事も、普段の固法なら忌避しただろう。
(だから催眠術をかけた)
自分に対する警戒心を薄めるように――でないと、色々とややこしくなる。
一方でバビル2世はそれ以上彼女の心を読むことも、弄ぶこともしていない。
(誰も彼も意のままに操るようになっては、それこそヨミと同じだ)
しかし未だ彼女には明かしていない事は山程ある。
自分の持つ力はテレキネシスの他にも数多いこと。
そして呼べば応えるしもべは、あと二体いること。
(だが、すぐに使うべきじゃあない)
自分の保有する数多の能力は、過去の戦いで幾度も窮地を脱してきた。
怪鳥ロプロス、巨人ポセイドン。空もあり、海もある冬木なら幾らでも戦えるだろう。
しかし敵はヨミと同等の相手だと思わなければならない。それが複数名いる。
ならばまずは此方の手を隠したまま情報を探り、その上で奇襲攻撃で叩くのが手だ。
何も自分から声高に「バビル2世一番乗り!」と叫んでやる必要はない。
「頑張りましょうね、浩一くん」
「ああ」
にっこりと微笑みかける固法へ頷きかけながら、バビル2世は考える。
(そういえば、名前で呼ばれるのはいつ以来だろう?)
バビル2世は十年近く前に捨て去った高校生としての日々に思いを馳せた。
しかし脳裏に蘇るのは優しい父や母、恩師や旧友たちの顔ではなかった。
浮かび上がるイメージはただひとつ。
砂の嵐に隠された、あの懐かしきバベルの塔――――……。
【CLASS】キャスター@バビル2世/その名は101
【真名】山野浩一/バビル2世/101(ワンゼロワン)
【サーヴァントとしての願い】
自らの全てを発揮できるような戦い。
黒幕の真意を確かめ、その野望を打ち砕く。
【性別】男性
【外見】学ランを着た白髪の少年
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷B 魔力A 幸運C 宝具A
【クラス別スキル】
陣地作成:-
道具作成:-
キャスターは陣地作成スキル、道具作成スキルを保有しない。
かわりに陣地・道具として『バベルの塔』を所持している。
【固有スキル】
超能力:A+
人間が人間であるからこそ行使できる、魔術とは異な能力。異能。
基本的に一人につきチャンネルは一つか二つだが、バビル2世は多数の力を保有する。
超能力の行使は体力を著しく消耗する。連続して使い続けた場合、最悪は衰弱死してしまう。
また精神に作用する能力は、Bランク以上の精神抵抗スキルがあれば対抗が可能。
超感覚:五感および第六感が極めて強化されている。
超再生:致命傷を負っても即死しない限り短時間で治癒できる。
テレパシー:精神感応。相手の心を読み取り、また此方の意思を伝える事もできる。
催眠術:視線をあわせた相手を催眠状態に陥らせ、意のままに操る。
肉体変化:あくまで外見と声だけだが、別人に成り済ます事ができる。
念動発火:全身から火炎を放射することができる。
テレキネシス:念動力。対軍規模の空爆を逸らし、ビル一つを容易く破壊する力がある。
エネルギー衝撃波:強力な衝撃波を放射する。接触した場合、相手の内蔵をズタズタにする。
エネルギー吸収能力:あらゆるエネルギー攻撃を吸収し、活力に変える。最大の切り札。
心眼(真):A
修行・鍛錬によって培った洞察力。
窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、
その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。
逆転の可能性がゼロではないなら、
その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。
単独行動:B
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。
【宝具】
『三つのしもべ』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~60 最大捕捉:100人
バビル2世を守護する三体の忠実なしもべ。バビル2世最大の武器。
・ロプロス:巨大な怪鳥。嘴から強力な超音波を発射し、音速で空を飛ぶ。
・ポセイドン:鋼鉄の巨人。指先の熱線砲、装甲と怪力を武器に海を行く。
・ロデム:あらゆる物に変身可能な不定形生命体。黒豹の姿で地を駆ける。
ロプロスとポセイドンは巨大なため、使用した場合は参加者全員に知られてしまう。
またランクB以上のテレパシーならば、バビル2世でなくても命令する事ができる。
バビル2世の命令とその命令が拮抗した場合、しもべ達は混乱して行動不能に陥る。
【Weapon】
砂の嵐に隠され、コンピューターに守られ、宇宙の智慧を蓄えた古代の塔。
バベルの塔は最先端のスーパーコンピューターを遥かに凌駕する性能を有しており、
バビル2世の命令に従って侵入者を数々の罠で撃退し、様々な情報分析を行う。
また歯車式のため電磁波などの影響を受けることがなく、破壊されても自動修復が行われる。
冬木市から遥か彼方に存在するため、ロプロスを使用しなければ移動することができない。
【解説】
バビル2世、101、そして後にビッグファイアと呼ばれることになる最強の超能力者。
もともとは平凡な学生であったが、古代人バビル1世の血を引く末裔として覚醒。
初代の遺産であるバベルの塔と三つのしもべを受け継ぐ後継者に選ばれたバビル2世は、
同じく後継者候補だった超能力者ヨミの野望を打ち砕くため壮絶な戦いを繰り広げ、
さらには彼の血を狙うCIAとも激しく争い、最後は復活したヨミと相討つ形で消息を断った。
ヨミとの戦いに全てを注ぎ込んだ彼はバベルの塔で世捨て人として暮らすかに思えたが、
やがて帰還したバビル2世はビッグファイアを名乗り、秘密結社BF団を率いて世界へ挑む。
【行動方針】
強大な敵組織に個人で挑み続けてきたことから、極めて冷静かつ冷徹な戦術を取る。
一般人を巻き込まないようにはするが、犠牲についてはさっぱりと割り切っている。
情報を集め、先手先手で奇襲して相手の企みを潰し、後手に回った場合も慌てず撤退を図る。
切り札を最後まで隠し持っておくため、自分の正体と能力は隠匿する方向で動いている。
表向きは「山野浩一」として活動し、マスターにも「念動力」「ロデム」以外は伏せている。
いかなる時でも学ランは脱がない。
※『バビル2世』『その名は101』終了後、『ジャイアントロボ』開始前の状態です。
彼は直近の昭和四六-四八年、五二年-五四年にかけてヨミ、CIAと対決していました。
なのでCIA他、国際諜報機関の関係者は101の存在を知っている可能性があります。
【マスター】
固法 美偉(このり みい)@とある科学の超電磁砲
【マスターとしての願い】
人々を守り、聖杯戦争の真実を突き止め、黒幕を逮捕する。
【性別】女
【年齢】18歳(高校3年生)
【外見】メガネをかけた黒髪セミロングの女子高生
【令呪の位置】胸元
【Weapon】
・大型オートバイ(カワサキ・Z1000MKII)
【能力】
・透視能力(クレアボイアンス)Lv3
衣服の下や鞄ひとつ、壁一枚程度ならば透視が可能。
・風紀委員(ジャッジメント)
あくまで学生レベルの治安維持組織に所属している。
なお他にマスター(サーヴァント)として参加している風紀委員キャラ以外、
本聖杯戦争においては組織の助力を得られないものとする。
【人物背景】
『学園都市』と呼ばれる超能力者を開発する巨大都市で暮らす女子高生。
2年前までは能力育成に伸び悩み、不良集団「ビッグスパイダー」に所属していたが、
先輩の説得で脱退、現在は治安維持組織「風紀委員」として後輩の指導を行っている。
性格は真面目で正義感が強く、また後輩に対しても丁寧に対応する良き先輩といった風。
また「治安維持と実力行使は別」といった考えから、直接戦闘は最終手段としている。
透視能力以外の身体能力は年齢相応だが、不良なら一蹴できる程度に喧嘩慣れしている。
不良時代の先輩の影響からバイクの運転が趣味で、緊急時などには活用する。
身長163cm・体重50kg、スリーサイズは85・60・81、プロポーションが良く着痩せする方。
【行動方針】
聖杯戦争について把握しており、人々の被害を防ぐために活動する。
キャスターについてもサーヴァントであることを理解してはいるものの、
「念動力と黒豹ロデムを保有する超能力者」という風に認識している。
【把握媒体】
キャスター(バビル2世)
『バビル2世』『その名は101』:原作コミック
『ジャイアントロボ 地球の静止する日』:OVA 秘密結社BF団首領ビッグファイアとして登場
『ジョジョの奇妙な冒険 第三部』:主人公 空条承太郎のモデルの1人
マスター(固法美偉)
『とある科学の超電磁砲』:原作コミック、アニメ第四話以降
最終更新:2016年06月27日 01:02