狼男の伝説を知っているだろうか。
そう、満月の夜に狼に覚醒する亜人のことだ。
そして、狼男は先天的なそれではなく、「症候群」という解釈がある。
即ち、狼への変身は病気なのだ。
ならば、狼と蔑まれた者達は、どうなるのだろう。
どうやって、生きていくのだろう。
どうしたら、嘗てのように人間としていられるのだろう。
◆ ◆ ◆
「Uraaaaa....aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!」
満月が照明の如く照りつける真夜中、この町に、突然獣の叫び声が聞こえてきた。
満月の夜には、狼が出るという伝承があるが、それを信じていた子供達はその夜は恐怖で眠れなくなり、震えていた。
しかし大人達は、「どうせ犬の遠吠えだろう」と、子供達を宥めて昔話を聞かせていた。
フードのように布団を頭に被さって震えている少年の前に、父親が見せた絵本が「狼男」だったことは、また別のお話。
そして、大人達がこの事に気づかなかったのは、幸運というべきか。
実はその遠吠えは、ある屋敷から聞こえてきたのだ。
とても時代を感じさせる、日本では見られなくなったレンガ造りの屋敷。
其処から、狼の咆哮がこだましていた。
しかしそれが続いたのは、ほんの数分ほどの事であった。
狼の咆哮はスッと消え去った。
まるでスピーカーのスイッチを切られたかのように、スッと。
結局、世間からすればそれはやはり犬の遠吠えと大差なかった。
そもそも日本に狼などいないはずだ、こんな咆哮の仕方を聞いてまず想起するのは野良犬が普通だ。
結局、人々はそのことを忘れてしまうのであろう。
そしてこの出来事を掻き消すかのように、また満月の夜に、静寂が訪れた。
◆ ◆ ◆
声の元である屋敷の居間には、「一匹」の狼がいた。
そう、この遠吠えは、本当に狼の遠吠えなのであった。
「フーッ……フーッ……。」
狼は興奮を抑えたばかりの狂犬の如く鎮まり返り、息をもらしながらも落ち着こうとしていた。
そして狼の眼の前には、「一体」の狼人間がいた。
全身はまるでセメントの樽に落っこちたかのように灰色に染まっており、体中のアチコチに「爪」を模したかのような尖った装飾品がついていた。
そして頭部には狼の被り物を想起させる装飾品が付けられていた。
狼男は、まるで宥めるかのように、或いは庇うかのように、その狼に立ち塞がった。
そしてその「一体」を睨みつけていた「一匹」は、まるで暖かさを思い出したかのように、まるで何かに包まれたかのように、暴れるのをやめた。
まるで躾けられた犬のように落ち着いた「一匹」を、「一体」はそっと見つめている。
そして照明に照らされた「一体」の影は突如形を変え、「一人」の青年の姿に変わった。
服こそ着ていなかったものの、青年は狼の事を見つめている様に見えていた。
そして彼の眼は、とても悲しそうに見えていた。
◆ ◆ ◆
これからする話は、ある小さな星のお話です。
今から20年ほど未来の話ですが、ある所に、一人の男がいました。
ですが男はある日突然、化物に変わってしまったのです。
それから彼は、自分が「人を裏切る」事を極端に恐れました。
しかし同時に彼は、「夢」を探そうとしました。
単に「夢」があれば、何か生きる意味が見つかるかと思ったのでしょうか。
それとも、「夢」があれば、「人間」としての自分を保てるとでも思ったのでしょうか。
ともかく、夢を探す旅を、男は続けました、ですが結局夢は見つかりませんでした。
しかし出会いはありました。出会ったのは一人の少女と、「金属製のバッグ」と、「自分の同類」です。
成り行きで男は「バッグの中身」を少女によって取り付けられ、「銀色の戦士」になったのです、
戦士となった男はとても強い力を持ちました、「自分の同類」をちょっとのパンチとキックで倒してしまうほどの凄い力を。
「一人の少女」と「自分の同類」と「バッグの中身」の3つに出会った「男」は、沢山の仲間を作りました。
世界中の洗濯物を真っ白にしようとした人。
他者の優しさに飢えていた人。
夢を掴む腕を絶たれた人。
愛する者を守り抜こうとした人。
仲間のために自らの臆病さを撃ち抜いた人。
夢と優しさを踏みにじられた人。
沢山の人々と、男は出会いました。
そして、彼等の夢に触れ、同時に人々が死にゆく姿も眼にしました。
男には戦う力があります、しかし化物には優しい人もいましたし、そもそも辿ってみれば自分同様嘗ては人間だったのです。
簡単には殺せません、しかしその度に人々は倒れていくばかり。
だからこそ男は決意します。
―自分は人を救う、自分が迷っている間にに死ぬ前に。
そしてその過程で同時に生命を奪う罪は、全部自分が背負ってやると。
それから男は再び、他者を救うために戦うことを決意しました。
その中で、沢山の仲間の命が消えて行きました。
自分の面倒を見てくれた働き先の人は、自分を庇って殺されました。
自分と共通する短所を持つ少女は、敵の手で殺されました。
自分といがみ合いながらも互いの背中を預けていた仲間は、嘗ての仲間の手で殺されました。
自分と手を取り合ってきた友人は、仲直りした瞬間に自分の身を挺して共に戦い、朽ち果てました。
戦いの果て、男はとうとう夢を見つけました。
自分にはない「夢」を持つ者たちを護りたいという思い。
それを貫いて戦った事で、彼にも1つ「やりたいこと」が、「願い」が、ハッキリと浮かんできたのです。
しかし夢を見つけたその瞬間、彼の生命の線は途切れてしまいました。
小さな流れ星は、皆の願い事を叶えていった末に、燃え尽きてしまいました。
―そんな夢を、気絶していた狼男―リーマス・ルーピンは見ていた。
◆ ◆ ◆
やや時代を感じさせる西洋風のダイニングルームの食卓に、英国人の男性、ルーピンは座り食事を始めた。
皿にはサンドイッチと目玉焼きとミネストローネが乗っており、隣にはコーヒーの入ったカップが添えられている。
何ともイギリス出身の彼らしい朝の食事であった。
一方、ルーピンの向かいの席には、東洋人の青年が座っている。
彼の眼の前には牛乳とチョコフレーバーのシリアルが入ったボールが置かれている。
そして青年はスプーンでミルクの上に浮かぶオートミールを救い上げ、パクリと口に入れる。
シャクシャクとそれを咀嚼し、ゴクリと飲み込み、ルーピンの朝食を見て不満気に睨む。
その態度にルーピンは直ぐに気づく。
「どうしたライダー?やはり不満かな、これぐらいのボリュームだと。」
「別に、何でもない。それにアンタが俺の猫舌に合わせて此奴を食わせたのには、感謝しているしな。」
「ライダー」と呼ばれた青年はどうやら図星をつかれた様で、ミス・グレンジャーにも負けないほどツンとした表情でソッポを向く。
それを見て、ルーピンも流石に苦笑いを浮かべ、コーヒーをズズッと啜る。
それからルーピンはコトンとコーヒーカップをテーブルに置いた後、沈んだ表情で昨夜の出来事を回想した。
あの日の夜、丁度ルーピンが恐れていた満月の夜が現れた。
月単位で狼に変身していたルーピンは、まるで自分の誕生日のように満月の夜が現れる日時を知っていた。
そして昨夜が丁度その日だったのだ。
その時はライダーに姿を見せないように部屋に閉じこもっていたのだが、しかしライダーは気になって其処に入ってきたのだ。
それが不味かった、人狼化したルーピンはライダーが部屋に入った瞬間に襲いかかった。
ライダーはもがいたが、人間の姿では不味いと判断した彼はあの異形の姿へと変化し、ルーピンを抑えつけた。
人狼が求めるのは飽くまでも「人」。
故に人の姿をしていない者に対しては正気でいられる、落ち着いていられる。
だからこそ外にまで騒ぎを起こさずに済んだのだが、しかし彼には迷惑をかけてしまったなと、ルーピンは実感した。
「ライダー。」
「何だよ、いきなり。」
「昨夜は、済まなかったな……私の、あの様な醜い姿を見せてしまって……。」
「気にすんな、アンタはまだ人間だ。」
「え?」
ライダーが己のマスターにかけた言葉は、意外だった。
いいんだ、とか気にするな程度ならまだ分かるが、「人間だ」と言われるとは。
そんな事を言うであろう者はダンブルドア校長かプロングスか、その息子のハリーぐらいしか思いつかなかったのだが。
だが、
「俺は人の心を失って化け物になっていく連中を沢山見てきた、だが今のアンタは、こうして暴れださずにいる。
大体、お前にはやりたいことがあるんだろ?だったらそれがお前が人として生きている一番の証拠だよ。」
「やりたいこと……か……。」
今、ルーピンは「聖杯戦争」と呼ばれる戦いの参加者として、ここにいる。
「サーヴァント」と呼ばれる英霊を召喚して戦い、願いを叶える力を奪い合う殺し合い。
ルーピンを気遣っているライダーもまた、彼に喚ばれた「サーヴァント」なのであった。
ルーピンにも、願いはある。
「死喰い人(デスイーター)」、そしてそれを擁する闇の帝王を倒すことだ。
聖杯が手に入らなくてもいい、せめて脱出することが出来れば、この手で死喰い人と戦えるだけで十分だ。
とにかく、今のルーピンにはこんな所で燻っている余裕はない。
奴らを野放しにしていい理由など、何処にもないはずだ。
そんな事を考えていく内に、ルーピンは次第に自身の思い出を回想していく。
(プロングス……リリー……パッドフット……)
死んでいった親友達の面影が今にでも浮かび上がってくる。
プロングス……ジェームスとパッドフット……シリウスは本当に良い友人だった。
彼等は、人狼であったルーピンにとっては初の友人であった。
非合法とされる動物もどきになってまで自分と交流を深め、そして時には飛んでもない道具も作ったし、傍迷惑な悪戯だってした。
そんな愉快でスリル満点な彼等とのホグワーツでの青春は、ルーピンにとっては掛け替えのない思い出であり、
彼等もまた、掛け替えのない存在であった。
だがホグワーツでのスクールライフが終わって暫くしたある日突然、仲間の一人であるプロングス…ジェームスが死んだ。
妻のリリー諸共、何者かに禁忌の呪術らしき魔法をかけられて。
彼等を殺したのは誰か、そう、あの「死喰い人」を率いる闇の帝王だ。
残されたのは彼の忘れ形見である一人の赤ん坊だった。
彼は校長の意向によりマグルの家で生活し、10年後に己の母校にやって来たとか。
ルーピンが初めて出会ったのは彼が3年生の頃で、その顔立ちは嘗ての友人を想起させていた。
彼にも「死喰い人」が扱う「闇の魔術」に対する防衛術を教え、特に武装解除術は嘗ての自身の同期をも吹き飛ばした。
だがそれでも、闇の帝王の力はあまりにも強大すぎた。
ジェームスの忘れ形見との最後の授業を終えた1年後、ホグワーツの生徒が一人殺された。
そして更に1年後には、シリウスまでもが……。
学生時代、自分達はパッドフット、プロングス、ワームテールと呼ばれた三人の友人がいた。
そしてルーピンもまた「ムーミー」という渾名で呼ばれており、4人は最高の親友だった……はずだった。
(とうとう、取り残されたのは私一人になってしまった……)
ワームテールは裏切り、プロングスは抵抗も虚しく敗北し、そして今またパッドフットまでもが……
彼にはもう、後戻りすることは許されない。
もうそろそろ不死鳥の騎士団が活動を開始する頃だ。
ルーピンもまた、その旗の元に馳せ参じなくてはならない。
だからこそ、彼は此処から抜けださなくてはならないのだ。
(それが……私の戦う理由だ……)
其処まで思い返した後、ルーピンは再びズズッとコーヒーを啜る。
後でチョコレートも用意しておくか、という考えも浮かび上がった。
◆ ◆ ◆
―このマスター、木場の奴にどことなく似てやがる。
ライダーのサーヴァント、乾巧がルーピンに対して思い浮かんだ感想はそれだ。
木場勇治、それは嘗てライダーがぶつかり合いながらも分かり合ってきた友人であった。
彼の優しさには巧は難度も助けられた。
あの温厚で落ち着いた態度は、何処か木場に通じる所がある。
人間に絶望し巧に牙を向いた後の彼とは違い、今のルーピンは人間にも友好的に接しているが。
とにかく、木場は巧にとって大切な存在であった事は間違いない。
だからこそ、人付き合いが苦手な自分でも彼にも親近感が持てたのだろうか、と巧は思った。
だが彼の方針は変わらない。
マスターの願いは、元の世界に戻ることだという。
そして、彼にはどうしても戻らなければならない理由があった。
「訳」があっただけ、嘗て生きる意味が掴めなかった巧からしてみればマスターは十分過ぎるほど一生懸命に生きている。
(だったら俺は此奴を守ってやる、戦ってやる。その罪は……俺が背負う!)
嘗て夢が無かった巧は、自分とは真逆に真っ当な夢を持った人間達が死にゆく姿を見ていられなかった。
だからこそ、それを守りぬいてやろうと決意したのだ。
だから今回も、マスターの夢を護ってやる、巧はそう決意した。
そしてその過程で誰かを傷付ける罪も、巧は既に背負う覚悟を持って此処に来ている。
誰かを護ることは、誰かを傷付けること。
それはもう十分に分かりきっている、だからと言って悩んでいるとその間に沢山の人が死んでいく。
もう迷うのは御免だと、そう心に刻んで。
そして夢が見つかった今でも、それは決して変わらない。
―そういや、やっと見つけたよ、俺の夢。
―え?どんな夢?
―教えて教えて!
―そうだなぁ……世界中の洗濯物が真っ白になるように……皆が、幸せになりますように。
【クラス名】ライダー
【出典】仮面ライダー555(TV版)
【性別】男
【真名】乾巧/ファイズ
【属性】混沌・善
【パラメータ】筋力C 耐久C 敏捷C 魔力E 幸運D 宝具B (ファイズ変身時)
【クラス別スキル】
騎乗:D
乗り物を乗りこなす才能。
一般の乗り物ならそれなりに乗りこなせるが、馬は駄目。
【固有スキル】
仕切り直し:C
戦闘から離脱する能力。
不利になった戦闘を水入りに出来る。
猫舌:B
何かしらのトラウマからか、熱いものがとても苦手。
舌はおろか手の皮までペラペラだとまで思われるレベル。
ある並行世界では「巧は火事で死に、オルフェノクとなった」と伝えられているが…?
魔力放出(毒):C++
魔力を毒性流体エネルギー「フォトンブラッド」に変換させ、宝具に纏わせる。
本来、フォトンブラッドはファイズギアから常時生成出来るが、ファイズへの変身が
宝具による伝承の再現となった影響により、魔力を変換して作るようになった。
これにより、並大抵の雑魚なら数発殴って蹴るだけで毒に侵され死ぬ事になる。
また、アクセルフォーム、ブラスターフォームの使用によりそのランクは上昇していくが、
それは同時にライダーの肉体を崩壊させていくことにも繋がる。
単独行動:D
マスターとの魔力供給を絶っても現界していられる。
Dランクなら、マスターが死んでも半日は現界を保っていられる。
ライダーには支えてくれる仲間がいたが、結局一人で動くことが多かった。
【宝具】
「朱く眩き救世主(ファイズ)」
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:― 最大捕捉:1
スマートブレインがオルフェノクの「王」を護る為に作った特殊戦闘用スーツ。
これは、その変身の再現を行う宝具である。ファイズフォンに変身コード「555」を入力、
ファイズドライバーに叩きこむ事で変身は完了する。本来なら人工衛星からスーツを転送させるが、
この宝具のおかげでその必要は無くなっている。
ある世界では正義の戦士「仮面ライダー」の系譜に連なり、
ある世界では最期まで人類を守り続けた「救世主」となり、
ある世界ではこの身が散るまで歩き続けた一輪の「異形の花々」であった人間。
そんなファイズの数々の伝説が宝具として昇華されたもの。
「闇を斬り裂き、光を齎せ(ブラスターフォーム)」
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:― 最大捕捉:1
ある世界ではオルフェノクの王を眠らせ、またある世界では「地」の鎧戦士とスマートブレインの番犬を倒したとされるファイズの新たな力。
ファイズブラスターに変身コードとファイズフォンを叩きこむ事でドライバーを再起動、新たなスーツへと姿を変えさせる。
(この形態でのパラメータ 筋力A+ 耐久A 敏捷B+)
格闘戦と専用武器「ファイズブラスター」を利用した、火力に身を任せたパワフルな戦闘が特徴的。
この間、フォトンブラッドの出力は増大し「魔力放出(毒)」のランクが三倍にまで上がり、並大抵の雑魚なら触れただけで死ぬが、
その分フォトンブラッドの毒性はライダーにまで及び、続けて使うと灰になる危険性がある。
「歩き護る二輪車(オートバジン)」
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:10 最大捕捉:1
ファイズギアの装着者を護るバイク、「オートバジン」を召喚する。
オートバジンは、ビークルモードからロボットモードへと変形が可能であり、いざという時は変形してライダーを護り抜く、
その戦闘力はノーマルファイズを凌駕する。武器はホイールが変形したガトリング付きの盾、
更にハンドルはミッションメモリーを装填して引き抜くことでビームブレード「ファイズエッジ」へと変わる。
また、「オルフェノクの王」を倒した世界の巧がライダーのクラスで喚ばれた事からこの宝具は、
ファイズフォンに専用コードを入力することで「ジェットスライガー」を召喚することも可能とされているが…?
「天から舞い戻りし狼の死徒(ウルフオルフェノク)」
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:― 最大捕捉:1
ライダーの、オルフェノクとしての姿。パラメータ自体はファイズを超える。
だが、ライダーはこの宝具を開放したがらない。
【Weapon】
「ファイズギア」
「朱く眩き救世主」の使用に欠かせない戦闘用キット。
ライダーを戦いの渦に巻き込んだ一品。アタッシュケースに収納されており、
ファイズのスーツを転送し、制御する「ファイズドライバー」
モジュールの制御を行う携帯電話型トランスジェネレーター「ファイズフォン」
円錐状の追尾マーカーを射出する懐中電灯型チェッカー「ファイズポインター」
パンチの威力を高めるデジカメ型ユニット「ファイズショット」
これらの4つで構成されている。モジュールの起動はファイズフォンに付けられている
カードキー「ミッションメモリー」のインサートにより行われる。
「ファイズアクセル」
ファイズのスーツに付けられている腕時計型ツール。
装填されているカードキー「アクセルメモリー」をファイズフォンに付け替えることにより、
ファイズを開放形態「アクセルフォーム」に変化させる。
(この時のパラメータ 筋力C 耐久C 敏捷A++)
スタート・ストップスイッチを押すことにより、10秒間だけ超加速による戦闘が可能となるが、
時間切れの直後この形態は解除される。また、押さなくても35秒で時間切れとなる。
出力をヒートアップした力なので、一旦使用すれば暫くは使用が出来なくなる。
「ファイズブラスター」
「闇を斬り裂き、光を齎せ」の起動に使われるトランク型トランスジェネレーター。
ファイズフォンをインサートすることでブラスターフォームのスーツを転送させる。
ファイズフォン同様にテンキーが付けられており、コマンド入力が可能となっている。
武器としての使用が可能で、フォトンブラッドの光弾を放つライフル形態「ブラスターモード」
フォトンブラッドの刃を敵にぶつけるブレード形態「ブレイクモード」の2つのモードが使用できる。
また、ブラスターフォームに変身せずとも武器としての使用は可能である。
【人物背景】
男は死徒となった。
死徒は戦士となった。
戦士は戦いの果てに夢を見つけ、灰になった。
ぶっきらぼうで無愛想で猫舌、でも根っこの部分ではお人好しな善人。
乾巧/ファイズとは、数々の並行世界において存在した英雄である。
今回は、テレビ本編の時系列の巧が召喚されている。
実は「セイヴァー」の適性も陰ながら持ち合わせており、その時にはオルフェノクの世界において僅かな人類を守り続けた
「救世主ファイズ」が召喚され、その霊格はある程度此方よりも上になっている。
【聖杯にかける願い】
無し、マスターを護る。
【マスター名】リーマス・ルーピン
【出典】ハリー・ポッター・シリーズ
【性別】男
【Weapon】
「杖」
ダイアゴン横丁の専門店で買ったと思われる、ルーピンの魔術礼装。
素材は不明だが、幻想種の身体の一部を芯に木の棒でコーティングした杖であるのは確か。
彼が学生時代から愛用してきた代物。
その他幾つかのアイテムを持ってきている可能性はあるが…?
【能力・技能】
型月的に言うと「魔術師」に当てはまる。
「闇の魔術に対する防衛術」の講師を勤め、不死鳥の騎士団に入ったりした。
後学生時代は「ミスター・ムーニー」名義で「忍びの地図」というとんでもない悪戯道具の作成に関わったりもしていた。
別名「ウーウルフ」「狼人間」幼い頃狼に噛まれたことが原因で狼男となってしまった。
満月の夜の間、姿が狼となり理性が途切れ、見境無く人間を襲う。
ただし、他の動物に対しては無害であり、また意思疎通が可能だったりする。
この人食衝動は最近開発された「トリカブト系脱狼薬」で抑えられるが、これを調合できる
セブルス・スネイプは此処にはいないため、作ることが出来ない。
だが満月の夜は此処で過ぎたため人狼化の心配はないが、仮に人狼化を引き出す術を持つ者が相手ならその限りではない。
【人物背景】
5歳の頃、人狼に噛まれて人狼になってしまった不幸な人物。
だが、11歳の頃アルバス・ダンブルドアの計らいで晴れてホグワーツ魔法魔術学校へと入学、
其処でジェームズ・ポッター、シリウス・ブラック、ピーター・ペティグリューという親友にも恵まれ、
「動物もどき」となった4人とは満月の夜にホグワーツの色んな所を探検していたりしていた。
それからは「死喰い人」に対抗する「不死鳥の騎士団」に所属し、また時には「闇の魔術に対する防衛術」
の教師も担当、生徒達からは好評だったが同期だった教師により人狼だったことがバラされ、1年で退職。
幼い頃は引っ込み思案な性格だったが、今でも控えめな性格という形でそれは残っている。
心優しい人柄ではあるものの、自分達を裏切ったピーターを殺すことに躊躇いが無かったりする。
今回は、少なくともシリウス・ブラックが死んだ直後からの参戦で、原作5~6巻の間からの参戦となる。
【聖杯にかける願い】
ホグワーツに舞い戻り、死喰い人と戦う。
聖杯を持ち帰るかどうかの意志については不明。
【把握関係】
把握媒体:小説と映画があります。
ルーピンは3~7巻において姿を現します。
今回は原作5巻~6巻の間からの参戦です。
呪文はWikiで調べるのがよろしいかと思われます。
把握媒体:テレビ本編全50話、DVDは全13巻。
巧は主人公として全話に渡って登場します。
一応「仮面ライダー4号」の記憶も有してはいますが把握しなくても大丈夫です。
最終更新:2016年08月15日 05:42