「ジャジャジャジャ~ン!ドイツの作曲家、ベートーベンが、難聴に悩まされながらも作曲を続けていたっていう話は、皆知っているよな!
そりゃぁ耳は音楽家にとっちゃ生命みたいな物だからな、ベートーベンは俺らの想像以上に頭を抱えて悩みまくったって話だ。
所がッ!ベートーベンがそんな過酷な時期に作曲したとされているヴァイオリンソナタ第五番「春」は、非常にテンポが明るく、聴いた人々を幸せに満ち溢れるようにしてくれる曲なんだ!
この陽気なテンポ、まるで俺様みたいn」
「実は!ベートーベンが苦悩に苛まれているにも関わらずこの様な明るい曲を作れたのは、グイチャルディ伯爵家の令嬢ジュリエッタに対する淡い恋心が原動力となっているとされているんです!
恋心というのは絶望すらも吹き飛ばす、という事ですねぇ!」
「ちょ、おい!勝手に俺様の台詞盗むんじゃねぇよタッちゃん……えーオホン、とまぁこの様に愛の力で立ち上がり、様々な名曲を作り上げていったベートーベンだが、ジュリエッタは貴族であるガレンヘルク伯爵に嫁ぎに行ってしまったんだ。
悲しいかな、結局ベートーベンの恋は成り立たなかったって事だ……」
「どんなに名曲を書き上げようとも、その原動力となっていた恋が成立しなかったって……超デクレッシェンドじゃないですかキバットさん!」
「結局愛と音楽があろうと、身分の差にゃ叶わなかったんだな……これを読んでいる皆にも、こんな風に愛せる相手が見つかると良いな!」
◆ ◆ ◆
「うーん、やっぱしテープレコーダーってのはイマイチ慣れないなぁ……。」
午後三時頃、自室のベッドに腰掛け、横でヴァイオリンの音を奏でるテープレコーダーを一瞥した少女、美樹さやかは蒼いショートヘアを掻きながらぼやいた。
はっきりと言わせてもらうと、さやかはテープレコーダーを使ったことがない。
何しろそんな物は技術の進歩に埋もれて使わなくなった、一種の化石に近い存在なのだから。
ましてや彼女が嘗て住んでいた見滝原市は周りの地域と比べ、あらゆる設備に最新の技術をふんだんに使い込んでいる。
例えば音楽といえばmp3かCDが主流だ、カセットテープという代物は教科書か漫画でしか眼にしたことがない。
今テープレコーダーから流れている曲は、ベートーベン作曲のヴァイオリンソナタ第五番「春」の第一楽章だ。
幼馴染の影響でクラシック曲に凝っていたさやかにとっては、音楽を聴くことはほぼ趣味の1つと化している。
やはりさやかの部屋には、クラシックのカセットテープが数十枚ほど置かれており、これはそのほんの一部。
因みに今聴いているのは第二部で、カセットテープを裏返して差し込み再生している曲だ。
今で言うチャプターとか、二枚揃いのCDセットとか、そういう物に近い仕組みなのだろうか。
とにかく、先程までそれを知らなかったさやかは慌てていた。
何せ曲が途中で止まってしまったのだから。
ケースにはきちんと書かれていたはずの続きの曲が聞こえない事は大変ショックで、壊れているのかとすら考えた。
悩んだ末に親に質問して使い方を聞いたことで、今こうして再生することが出来ている。
「あーあ、やっぱり、ジェネレーションギャップっていう奴なのかなぁこれ。」
ジェネレーションギャップと言えば、本来なら価値観や思想の違いについて使う言葉であるはずだが、まさか文明の違いで使うとは思いもしなかった。
「1980年にタイムスリップ!」と言えば前にまどか達と行った事のある博物館で経験したことはある。
タッチパネルや液晶画面―と言った文明の利器は其処にあるはずもなく、外での電話はポケベルか電話ボックスが主流。
博物館で見た時は「よく頑張りましたな皆さん方」という言葉しか浮かばなかったが、いざ実際に溶けこんでみれば流石に不便さと窮屈さを感じさせられる。
百聞は一見に如かず、とは言うものの、望みもしていないのに見せられるというのも困るものだ。
(別の世界に飛ばされてきた、って言うのはもう慣れっこだけれど、流石に文化が違うと違和感バリバリっすねぇ……)
さやかが別の世界に飛ばされてきたのは、これで三度目だ。
一度目は、「嘗ての」友、暁美ほむらのソウルジェムの中に入り込んだ時。
二度目は、暁美ほむらが改変した世界に取り残された時。
そして、これが三度目だ。
ほむらの心象世界でも、マイナスエネルギーの塊「ナイトメア」を「お食事会」という名のおまじないで倒す、という遊びが魔法少女の仕事、という扱いになっていた。
確かにあれも魔女、ないし魔獣狩りとは明らかに違う方法だが、しかし自らの意志で入り込んだのといきなり飛ばされたのとでは感じる違和感の差は非常に高い。
いきなりケータイもCDもない生活環境で過ごす事になるなど聞いたこともない、テレビでしか観なかった魔法少女に変身している自分が言うのも何だが。
だが、今置かれているこの状況に比べればジェネレーションギャップなど屁でもない。
(でもまぁ、そんな事に構っている余裕もそれ程ないんだけどね……)
今回、さやかに課せられた「役割」はカバン持ちでも難民でもない、「聖杯戦争」というデスゲームのプレイヤーだ。
異世界で契約した「サーヴァント」と呼ばれる使い魔の手綱を握り、「最後の一人になるまで」他のサーヴァントを次々と潰していくという、極めて単純かつ残酷なゲーム。
そして生き残り優勝した一人には、何でも願いを叶えてくれる「聖杯」と呼ばれるアイテムが与えられるという。
嘗ては不思議な動物と契約して化物退治に励んでいたさやかは、この手の話には免疫こそ持っているが流石に驚きを隠せない。
(にしても、何でも願いが叶う……か……)
経験上、「願いが叶う」というのはどうにも胡散臭く聞こえる。
親友の腕を治し、代わりに自分がゾンビになったさやかにはその類の話には後ろめたさすら感じさせられた。
しかし今回の場合、願いは後払いな上に相当な数の敵を「殺さなければ」ならないのだった。
これと身体がゾンビにされてしまうの、どちらがマシなのか検討もつかない。
どちらにしろ、代償もなしに願望など叶えられないという事は確かだ。
魔法のランプの様に都合の良い道具などあるはずもない、それこそが、美樹さやかがこの身を以って知った「現実」だった。
だが、だからと言ってさやかは此処で引き下がるつもりもなかった。
さやかとて、願いならある。
あの時、暁美ほむらはまどかを円環から裂き、「悪魔」へと変貌してしまった。
もぎ取られたのは「ほんの僅かな断片」、だがそれは嘗ての親友そのものだ。
ほむらは、秩序を破戒しただけでなく、まどかの願いまでも踏みにじってしまったのだ。
そんな事は、例え仲間であろうとも許せるはずもなかった。
だが聖杯があれば、円環の理を安定させることが出来るのかもしれない。
もしそうだとしたのなら、聖杯は確実に手に入れる。
後ろめたさ自体はある、だがさやかは魔法少女だ。
「魔法少女」が倒すべき敵は、「魔女」と呼ばれる化物。
されどその魔女という物は、魂が砕け散った魔法少女達の願望そのものだ。
そしてさやかは、幾多ものループにおいてその魔女を狩り続け、その度にグリーフシードを拾い上げた。
魔法少女は、「願い」を踏み躙ってそれを糧とする生き物なのだ。
多分今なら、杏子の言っていたことも少しは分かるのかもしれない。
しかし理屈で割り切れようとも、心で割り切るのは難しい。
幾らゾンビでも、生前は情操教育を徹底的に叩き込まれた人間だ。
心に染み付いた倫理観は今だに拭い切れない。
(ていうか、これでも正義の魔法少女を名乗ったさやかちゃんだよあたし!あの転校生じゃあるまいし、そう軽々と人を斬れる訳ないじゃん……)
やはり、神様の天使となろうとも自分は甘いのかもしれない。
だが聖杯を手にしようとする方針に変わりはない、向かって来る敵は蹴散らすまでだ。
ドーンと掛かって来いと、今ならハッキリと言える。
「帰ってきたよ、マスター。」
とその時、光の粒子が収束しドアの前に一人の物陰が現れた。
出現したのは、20代かと思われる長身の青年だった。
端正な顔立ちに、シワ1つ付いていない白いジャケットを着崩したという格好。
そしてジーンズのポケットに突っ込んだ左手には、黒革の手袋を身に着けていた。
青年の名は登太牙。
「暗殺者(アサシン)」のクラスを以って現界した、美樹さやかのサーヴァントだ。
「おぉ、お疲れアサシン!」
アサシンに気がついたさやかは、ベッドに座りながらも笑顔で手を振る。
先程までアサシンは、さやか達が狙っている「ある陣営」の行方を追っていた。
その「ある敵」とは、此処一帯で「魂喰い」を行っているサーヴァントであった。
アサシンから聞いた話だと、サーヴァントは人間の「魂」を吸引することで、魔力を補うことが出来るらしい。
多分、彼等も魔力を増やすために大量に人を殺していったのだろう。
幾ら参戦側に回ろうが、結局さやかの悪事を見逃せない性は変わらず、まず優先的にその陣営を潰すことにした。
「で、敵は見つかった?」
「確かに見つけることは出来たが、直ぐに逃げられてしまったよ、今はサガークが追っている。」
「え、逃したの!?」
「ああ、本当に済まない、でも次は逃しはしないさ。」
一瞬驚きの顔を見せたさやかに目を向けて、アサシンは申し訳無さそうな顔を見せた。
アサシンには、マスターであるさやか同様変身して力を上げる宝具があった。
嘗ては人の食事を食べずに22年間ライフエナジーの摂取だけで生きてきたアサシンにも、何やら同族嫌悪に近い気持ちはあった。
だが今のアサシンは人間という存在の価値を認めている、家畜としてではなく、対等に分かり合える存在だとして。
そもそも、彼が聖杯に望むのも人間とファンガイアが永遠に共存し合うことで、ネオファンガイアの様な存在の出現を阻止することだ。
だからこそ、今では人間を殺める人々を許すわけには行かなかった。
其様に考えていたアサシンが魂食いを行っているサーヴァントを倒すことに賛同するのは当然の事であった。
処刑者であった逸話でこのクラスになれた彼は偵察に関しては其処まで得意ではなかったが、宝具である鎧の五感強化能力とクラススキルの応用で敵の姿は捉えられた。
見つけたは良いものの、敵は直ぐに逃げてしまった。
だが敵は素早く、幾らサガの鎧であろうと追いつくのは容易ではなかった。
結果アサシンは、鎧を脱いだ後使い魔に追跡を任せて自らは帰還し、今に至るという所だ。
「あー……それはお疲れさん、やっぱあたしも付いて行けば良かったかな。」
自分が付いて行かなかった事をさやかは恥じた。
多分自分が足止めをしておけば、奴を仕留めることはそう難しくはなかっただろう。
だが手持ちのグリーフシードは、少なくとも指で数えられるほどしか無い。
概念自体は改変されたとはいえ、仮にも魔獣の世界から来た以上、ソウルジェムの維持にはグリーフシードが必要不可欠となっている。
一応、円環から取り残されてからも魔獣退治は行ってきたが、それでも決して多くはない。
だからこそ、無闇な外出と変身はやめておいたが、それが命取りになったのだろうか。
「いや、そんな事はないよマスター、これは逃した僕の責任さ。」
「良いって良いって、ていうかさ、この調子じゃぁ次も逃しちゃうじゃん?てなわけで次はあたしも着いて行くよ。」
それを聞いたアサシンは、少し困った表情を浮かべた。
「良いのか?それだと君の身の安全が……」
「あー大丈夫大丈夫、あたしこう見えても結構頑丈だしさ。大体、何と言うのか性に合わないんだよね、戦うのが怖くて家に閉じこもる……ってのも。」
さやかは左手を振るい、アサシンに笑いかける。
それを見たアサシンは、一旦溜息を付くが、その後にフッと笑い返す。
「分かった、本拠地をサガークが特定したら、直ぐに其処に向かおう。」
「了解!そのお言葉を待っていましたぁ!」
スピーカーからは、今も尚ヴァイオリンのメロディが響き続けていた。
ヴァイオリンを嗜む友を持った二人に取って、それはとても馴染み深い物であった。
英雄になれなかった魔女と、玉座に縋り続けた吸血鬼は、いつの間にやら目を瞑って音の世界に入り込んでいた。
音楽には、生き物の心を揺さぶる「魔法」がある。
音楽の前には、失恋や劣等感に苛まれた日々などあっという間に吹き飛ばされる。
ゆったりと落ち着いた二人のその微笑ましい表情こそが、何よりの証拠であった。
【クラス名】アサシン
【出典】仮面ライダーキバ
【性別】男
【真名】登太牙
【属性】秩序・中庸
【パラメータ】筋力A 耐久B 敏捷B 魔力A 幸運D 宝具A+(サガ変身時)
筋力A+ 耐久A 敏捷B 魔力A 幸運D 宝具EX(ダークキバ変身時)
【クラス別スキル】
気配遮断:D
気配を遮断する能力。ただし、戦闘中は解除される。
【固有スキル】
処刑人:B
人々を処刑した人が持つスキル。
属性が「悪」の英雄に対しパラメータに補正がかかる。
彼は生前、掟を破ったファンガイアを何人も処刑したとされている。
吸血:A
魔族が持つ「ライフエナジー」を吸うファンガイアの力。
空中に牙を発生させ、対象に噛みつかせてライフエナジーを吸収、魔力を回復する。
だが、アサシンはこのスキルを使いたがらない。
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法等大掛かりな物は防げない。
王の紋章:EX
ファンガイアの王に代々受け継がれる王の証。月夜のごとき結界を生み出し、 敵を封じ込める力を持つ。
また、対象にBランクの威圧を与える。
【宝具】
「サガーク」
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:ー 最大捕捉:1
アサシンが物心つく前から行動を共にしていた使い魔。
ファンガイアが生み出した蛇にも円盤にも見えるゴーレム。
空を飛び彼を護る盾にもなるほか、彼の腰に巻き付くことで 「王の鎧」の一つである「サガの鎧」を装着させる。
サガの鎧は、彼が掟を破りしファンガイアを処刑する際に纏ったとされる鎧とされており、「ジャコーダー」と呼ばれる武器を使った素早い攻撃が特徴。
「キバットバットⅡ世」
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:ー 最大捕捉:1
ファンガイアの王が代々継承する「闇のキバ」の鎧の管理者であり、彼の使い魔である。
人種と同様の言語を喋る、尊大な態度が特徴のワインレッドのコウモリ。
アサシンの手の甲に噛み付くことで、彼に闇のキバ(ダークキバ)の鎧を纏わせる。
闇のキバの鎧はその気になれば世界を破壊出来るとされるEXランクの危険な代物である、アサシンの切り札。
この姿では、敵を磔にして電撃ダメージを与える紋章を発生させることが出来る。
だが、聖杯戦争を破綻させかねない「ウェイクアップ3」は発動が非常に困難となっている。
ただし、他に「闇のキバ」を継承したサーヴァントがいる場合、召喚が出来なくなる場合もある。
【Weapon】
「ジャコーダー」
サガの鎧を起動するためのアイテム。腰に巻き付いたサガークに指すことで発動する。
また、先端から光のエネルギーを発現させて鞭やレイピアの様に扱うことも出来る。
「ウェイクアップフエッスル」
サガーク専用の小型の笛。サガークに吹かせてもう一度ジャコーダーを突き刺すことで
必殺「スネーキングデスブレイク」が発動できる。
【人物背景】
人のライフエナジーを糧とする魔族「ファンガイア」の王族の血を引く、王座の後継者。
表向きはファンガイアで構成された投資企業「D&P」の若社長で、人類の進化に貢献する可能性のある技術を見つけては、その関係者を抹殺させていた。
また、掟を破ったファンガイアを自分の手で殺めてもいた。しかし、異父弟であり親友でもある紅渡が、自分の婚約者である鈴木深央と恋愛関係を持っていることから彼との友情に亀裂が走る。
彼をファンガイアに迎えようとする気持ちもやがて 深央の死により憎しみに変わり、ついには彼に王座を奪われたことから精神的に不安定な状態に陥る。
最後に自分の元に残った「キング」の座はよこすまいと母から強引に闇のキバの力を奪い取り、弟との決着に向かうが、互いにぶつかり合った内に和解。
その後は渡と共に人間とファンガイアの共存する世界を創りあげようとしていった。
基本的に紳士的だが一方で敵に対しては容赦をしない冷酷な人物。
人類を「家畜」と見なし裏切りのファンガイアにも容赦は無かったが、家族である渡や婚約者である深央には甘く、一時は人間とファンガイアのハーフである渡をファンガイアに引き入れようとした他人間とファンガイアを融合させる技術に例外的に投資したりしている。
また自らの養父である嶋護に対してもファンガイアの身体を埋め込んだ後に彼をファンガイアから引き戻したりと根本的な部分では優しく、いじめられていた幼少期の渡を助けてあげたりもした。
【サーヴァントとしての願い】
人間とファンガイアが完全に共存できる世界を創りあげる。
【方針】
マスターを守る。現在はサガークに偵察を任せている。
マスターの性格上気配を遮断してでのマスター狙いは出来ない。
【マスター名】美樹さやか
【出典】劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語
【性別】女
【Weapon】
「ソウルジェム」
タマゴ型の紺碧の宝石。彼女の魂の本体であり、魔法少女に変身するための道具。
擬似的な魔力炉としても機能する。本来なら魔力を消費すればするほど色が濁っていき、
彼女の精神状態が悪ければ悪いほど濁っていくスピードも早くなっていく。
ただし魔女化することは無いかと思われる。
「剣」
ソウルジェムから生成する剣。
軽い割に威力は抜群。
【能力、技能】
願いと引き換えに自らの魂を「ソウルジェム」と呼ばれる宝石に変えた魔法少女に変身
する能力。彼女の武器は剣と突出した治癒能力である。本来なら円環の使いの力として自らが絶望した成れの果てである「魔女」としての力も使えるが、
暁美ほむらによって失われた。
【人物背景】
見滝原中学校2年生の、ごく普通の少女・・・だった人。偶然出会ったインキュベーターによって、想い人であり幼馴染である上条恭介の腕を元通りにするという願いと引き換えに
魔法少女になる。が、自分の魔法少女としての素質が親友である鹿目まどかには
及ばないと言われ、実は自分が人間ではないことを知らされ、あげく上条恭介を親友にである志筑仁美に取られ精神的に追い詰められ絶望、魔女へと変貌してしまう。
しかし願いの力で全ての魔女を円環の理へと導いたまどかにより心身ともに救われ、成仏。
その後暁美ほむらのソウルジェムの世界に巻き込まれたまどかの記憶の 「カバン持ち」として百江なぎさと共にほむらを円環の理に戻そうとする。
だがほむらが迎えられる寸前、「円環の理」から「鹿目まどか」の存在を引き裂くという事態が発生。
それに巻き込まれる形で彼女の変えた世界に残ってしまう。
明るく正義感が強い性格だが打たれ弱い人物。また猪突猛進な人物だと思われがちだが ほむらの本質を見抜くなど洞察力には優れている。
【マスターとしての願い】
まどかを円環の理に戻し、ほむらを救い出す。
【方針】
自らの魔法少女としての力とアサシンの戦闘力を使ってうまく勝ち抜く。
【把握媒体】
- アサシン(登太牙):テレビ本編32~48話(DVD8~12巻)
- 美樹さやか:テレビ本編全12話(DVD1~6巻)+「叛逆の物語」
本編での把握は劇場版前後編でも大丈夫です。
最終更新:2016年08月23日 15:12