コーン「このコーンがもやし…せめて、美人と呼んで下さい」
N「僕は食べ物ではない。そして世間ではイケメンと言われる部類に入っている。だのに何故もやしと呼称されるのか?これを解く為には解にxを当てはめて…」
ギーマ「止めたまえ。私達がただのナルシスト集団だと思われるだろ」
コーン「まぁ…たいして強固なキャラクターも成り立ってませんしね」
アーティ「んうんーそうだなー。だったらボク達も個性をつくればいーんじゃないかなー」
ギーマ「あんたは個性の塊だから安心しろ」
コーン「しかし、個性…ですか。僕達の個性とは一体何だと思います?」
ギーマ「顔」
N「服」
アーティ「あーそうだねー………なんだろー…見た目かなー」
コーン「ですよね満場一致で容姿ですよね」
ギーマ「N…だったかな?君は服に自信があるのか?」
N「これは…旅をするに当たって初めてゲーチスが用意してくれた服だから…」
アーティ「えっとーどういう事かなー?」
コーン「まさか今まであのOP少年Nさんのからし色Tシャツ一枚に短パン一枚だったんですか?」
N「三枚」
ギーマ「いや数の問題じゃないだろ」
N「短パンは、五枚(キリッ」
コーン「自慢気に話しても結局の所服は一種類でしょう」
N「ガーン!!」
ギーマ「どういう教育してんだあのおっさん」
ギーマ「つまるところ、私達には顔とスタイルと身長しか無いと言う訳だ」
アーティ「悲しいねーでも普通に考えたらハイスペックな気がするよー」
コーン「そそそそうですね身長しか無いですよね身長しかふふふふふ」
ギーマ「ああ君は身長も無i」
コーン「ヒヤップ みずでっぽう」
N「なら容姿で戦うしか無い」
アーティ「でもさー。結局、あの人達のばばばーんっ!!としたインパクトにかなわないよねぇ」
コーン「でしたら!私達の登場シーンにインパクトを付け加えればいいのでは無いでしょうか?」
ギーマ「どういう話の跳躍の仕方だ」ビシャビシャ
アーティ「あわわー!ギーマさんツノがしおれて落下傘みたいになってるよー(笑)」
ギーマ「他人事だと思ってやがる…ギリギリ」
N「感じるよ!君から溢れる憎しみ!」パアァァ
ギーマ「変な方向に好奇心溢れた目で見ないでおくんなまし」
コーン「あれですよ、あれ!決めゼリフ!!!」
ギーマ「はぁ?」
N「月に変わっておー仕置きよー!☆みたいな」キラッ
ギーマ「きめえ」
N「ガガーン!」
アーティ「いいねーやろうよやろうよー!皆でやれば楽しいよー」
ギーマ「私は君の精神年齢が知りたい」
コーン「そうと決まれば早速練習ですよ!ガチムチ共に負けてたまるもんですか!!」
N「本音出たね」
レンブ「巻き戻しと言う便利なものがあって良かったな!!」
ポッド「お陰でレスリングが全て堪能出来たぜ!!プラズマ団最高ウォーーー!!」
ヤーコン「だからって69回も繰り返すのは止めてくれいい加減風邪引く」
アデク「わしらはあれから全裸のままだったのか!?」
ポッド「回数が69!?」
レンブ「やるじゃないか私達!!」
ヤーコン「何に対しての達成感だよ」
ハチク「ハァ…ハァ…」ブルブル
デント「その震えは寒さからですか?それとも別の何かからですか?」
ヤーコン「前者だと思いたいな」
ガシャーン!
レンブ「何奴!」
ヤーコン「ぎゃあああああ俺様のアングラ盆栽コレクション蹴破って何か入って来やがったあああああ」
ギーマ「私、天井に投げたコインの糸が切れました!リーグに咲く一羽の悪魔、キュアデビルマン!」
コーン「ヒヤッキーより広い僕の巻き髪も、ここらがイメチェンの限界です!熱湯に濡れる一輪の玉蜀黍、キュアトリニティ!」
アーティ「その木の蜂蜜、ボクのおなかで全部食べてみせる!虫の息浴びる一匹の蝶、キュアインセクト!」
N「全てのポケモンが解き放たれるまで、私は愛し続ける!観覧車に座る一人の電波、キュアイノセントラブ!」
ヤーコン「何やってんだお前ら」
コーン「このセリフ考えるまでにリアルに10分くらい掛かりました…」
ポッド「それでこのクオリティかよ、特にアーティ」
ハチク「貴重な時間を無駄にするな!」
デント「アンタも人の事言えないと思います」
アーティ「やったねー上手く行ったよ!」
ギーマ「いやーまさかこうしっくり来るとはな!」
N「我ながら凄く決まってたと思う」
「「「お疲れ様でしたー」」」キィーバタン
ヤーコン「奴らは何か、俺の盆栽をめちゃくちゃにしに来ただけか」
コーン「最高にビューティーでしたね!これでインパクト大間違い無しです!」
ギーマ「でも何か忘れてる気がするのは私だけか?」
アーティ「あー何か凄くあほらしい事忘れてる気がするねー」
N「大切な、大切な、何かを置いてきた…そんな錯覚に陥るのは月が綺麗だからだよ。ほら見てごらん、夜空に瞬く星々を」
ギーマ「うんー非常にあほらしい事忘れてる気がするな」
コーン「分かりました!僕達はなりきりに対する気合いが足りんのです!」
アーティ「そっかーちゃんと衣装も着れば良かったなー」
ギーマ「ナルシストと見た目だけに加えてコスプレまでするつもりか」
N「筋肉…」ボソッ
ギーマ「え?」
N「…解けた!今の僕達には筋肉が足りないんだ!」
アーティ「今の流れのどこで解けたの?」
コーン「ハアアアアッそういう事ですか!!だからこのような忌々しいレッテルを貼られるのですね!?」
ギーマ「まぁ、強ち間違ってはないかもな」
コーン「でもトレーニングとか体力作りとか運動とかだけは嫌です!筋トレなんてもってのほか!」
ギーマ「!?」
N「僕もそう言う肉体労働は向いてない。強いて言えば外に出るのが嫌だ。人の目線こわい」
アーティ「んぬう…ボクも動くのいやー…」ぐでー
ギーマ「うんお前らがもやしな理由はうんと分かった。分かったからずーっとひょろいまんまで居ろや。な?」
コーン「何一人で怒ってるんですか。じゃあギーマさんは毎日レンブさんの筋トレメニューこなしてガチムチマッチョになる気があるんです?」
ギーマ「ああいやそのやっぱりんーーー私もこのまんまでいいやー」ぐでー
アーティ「わーいお揃いお揃いー」ぐでー
コーン「ですよねー」ぐでー
N「見て見てエモンガだきまくら」ぐでー
アーティ「あー!かわいい見せて!」ぐでー
コーン「僕のヨーテリーだきまくらの方がかわいいですよん」ぐでー
ギーマ「いやいや私のレパルダスだきまくらの方が…ってこのまま語尾にぐでー付けたまんまで居るつもりN「それも一つのアイデンティティだよ」ぐでー
ギーマ「開き直るんじゃない!…なあ、こんな言葉を知ってるか?『細マッチョ』」
アーティ「松田翔太くんかっこいいよねー」
コーン「私はお兄様の方がちょいワルでイケてると思います」
N「分かってない。やはり誰もが最終的には松田優作さんに行き着くんだよ」
ギーマ「先ず君達は話を脱線させる癖を直した方が良い!」グググググ
コーン「いひゃいでひゅかおはかおはやめひぇ」
ギーマ「いいか?何もハナからレンブみたいなゴリマッチョを目指さなくても事は足りる。あんなの目標にしてたら私達はきっと別の生き物になる」
N「そして最終的にもやし以下になる」
コーン「なるほど…では私達に合ったメニューをこなして適度な筋肉を身に付けるという訳ですね」
ギーマ「そう言う事だ」
アーティ「でもトレーニングって何をすればいいんだろーねー」もふもふ
N「エモンガだきまくらいいでしょ」
アーティ「きもちいー」ふかふか
ギーマ「イラッ」ボスッ
N「きゃああああエモンガがパチリスに!いやああああトモダチがトモダチでなくなる!」
コーン「だきまくらがトモダチって…」
ギーマ「ま、私達は言わば素人ってヤツだ。やはりこういう時は…」
ヤーコン「で、またお前らか」
ギーマ「ご本尊に聞いた方が手っ取り早いと思ってな」
アデク「お前達は開き直りに関しては一流だと思う」
レンブ「ふむ。ならば私と共に今日のメニューをやってみるか。先ず軽く腹筋しながらスクワット1000回!!!」
コーン「いえですから貴方と同じトレーニングなんかしたら輪廻転生してしまいますよ。後どうやってやるんですかそれ?」
デント「ならポッドと同じメニューをやってみたらどうかな。レンブさんやハチクさんよりはマシだと思うし…」
アーティ「ぜひそれでー」
ポッド「えー!?オレがこんな犬のフグリの面倒見なきゃいけねえのかよ!」
コーン「身内に対してその態度はどうかと思います!」
ポッド「仕方ねえなー。じゃあオレのトレーニングルームに移動な」
コーン「紛らわしいんで素直にジムって言って下さい」
ギーマ「ゼーッゼーッ………お、おい…ホモドエからサンピーまでと、徒歩で移動とか何考えてんだ…」
N「しかもは、走りで……ゲホゲホッオエッ」
コーン「あ、あれ…アーティさんは」
アーティ「」
「「「し、死んでる………」」」
ポッド「オイオイこんなんで根上げてる程度じゃオレのトレーニングなんかやれねえぞ」
ギーマ「アーティ!!私達を置いてくな!!逝くなら私達も連れて行ってくれーーー!!」
ポッド「分かった分かったそう焦んなくても今から行くぜー」ズルズル
コーン「いやああああああああああ」
N「死にたくないいいいいいいいいいい」
ポッド「さあてトレーニングルームっと…」ガチャガチャ
コーン「トレーニングルームって…まさか本当にそんなものあるんですか?」
ポッド「ピッ」ウィーーーーン
ポッド「この奥だ」
コーン「さらっと隠し部屋登場を流さないで下さい!いつの間にこんな物を…」
ポッド「まぁいつもお前が寝た時間にゾックゾクしてたからな」
ギーマ「擬音の使い方間違ってるぞ」
ポッド「ここだ」
ギーマ「普通のトレーニングルーム…だな」
コーン「スポーツジムみたいですね…レストランよりご立派じゃないですか」
ポッド「ルーム電源ポチッとな」ポチ
ガシャーンガシャーンゴガガガバゴーンバゴーンブオオオオブオオオオオオオオピードンドンドドドンドンドンドドドン
N「オウイエー」
ギーマ「な、何じゃああこりゃあああ!!」ガフッ
ポッド「うわー寒ー」
コーン「びっくりする程似てませんねそのモノマネ」
N「それをやろうと思った君の勇気を称えよう」
ギーマ「………」
ポッド「まー好きなもんからやっていいぞ」バッ
ギーマ「何故脱ぐ!?」
ポッド「形から入る!そりゃ基本だろ?」
コーン「まぁ…そうですけど…いつの間にそんな筋肉を付けてたんですか」
ポッド「オレ迷惑な事に着痩せするタイプなんだよ」
ギーマ「そう言う問題じゃない気がするけどな」
N「………」ソーッ
ポッド「あ、それ難易度Sだから止めといた方がいいぞー」
N「きゃああああ」ガシャガシャン!!!ギュオオオオオオオオ
コーン「Nさんがドーム状の物に取り込まれた!?」
N「いやっいやあっ!!何これ…何これ…y軸に16進数が絡まってる!!ヒーッ…ヒイイイーッ!!………は…遥かなる地上のマナの大樹がheatupupup非現実ーーー!!」ガシャガシャンガシャーンガシャーンガシャーンガシャーン
ギーマ「ああ…ああ…」
コーン「む、むごい…」
ポッド「じゃ、ファイト!」
コーン「笑顔で流しましたね…」
ギーマ「もうNは帰って来ないだろうな…」
コーン「しかし、ここまで来たからにはやるしかありません。私達がもやしっ子を卒業するには…どうにかしてこの試練を乗り越えるしか!」
ギーマ「…そうだな。アーティとNの命、無駄にはしない!」
N「死んでない!死んでないから!死んでないけどヒイイイーッ!!か、確率補正がランニングインドア派ーーー!!」ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガシャーンガシャーンガシャーンガシャーン
ギーマ「…慎重かつ迅速に、そして冷静に簡単そうなのを選ぶぞ…」
コーン「…はい…」
ギーマ「そ、そうだな…このランニングマシンなんか良さそうだ」シュバルゴゴゴゴゴゴゴゴ
コーン「それ音速とかそう言うの超越するくらいの速さみたいですけど」
ギーマ「いや、他の炎が吹き出てるバーベル上げとか煙出まくって辺りが霧みたいになってる投球マシンとかよりはマシだろ…?」
コーン「何て言うか何の為にトレーニングをするのか分からなくなってきますね」
ギーマ「きえええええい!」バッ
コーン「かけ声ダサッ」
ギーマ「にょろーーー!!」ダダダダダ
コーン「あっ…凄い、追い付いてるじゃないですか」
ギーマ「ちゅるちゅるちゅーーー!!」ダダダダダズルッ!ドガガガゴロゴロゴロゴロドゴーンッ
コーン「ああっやっぱり全然追いついて無かった!!」
ギーマ「かはっ…」
コーン「はっ!ま、まだ息がある!」
ギーマ「か………壁………」
コーン「壁!?」バッ
ギーマ「耐久力………パねぇ…」
コーン「ホントだ!あの勢いで投げ飛ばされて激突したのにヒビ一つ入ってませんね!!凄い!」
ギーマ「…うう…そこは突っ込めよ………グスッ…」
コーン「寝ぼけてないで早く立って下さい。まだまだトレーニング器具は残ってるんですから」グイッ
ギーマ「痛い痛いあの瀕死なのはギャグじゃないですマジで」
コーン「では、次は僕がやってみます」
ギーマ「ああ…だがランニングマシンでさえあのレベルだぞ」
コーン「ええ。ですから慎重かつ迅速に、そして冷静に簡単そうなのを選びます」
ギーマ「まぁ君なら私の二の舞には…」
コーン「これにします!」
ギーマ「ハイプーリー、か。アテがあるのか?」
コーン「ググったら何か良さそうだったので」
ギーマ「そんな選び方でいいのか!?」
コーン「先ずこれを持って前に倒…………せないっ!!」ググググ
ギーマ「力が足りないんじゃないか?」
コーン「 全 力 な ん で す け ど 」プルプルプルプル
ギーマ「うん髪の青に負けないくらい顔が赤くなっていいコントラストを醸し出してる」
コーン「ヘアァッ!?」バシュッポーン
ギーマ「反動で宙を舞った!?」
コーン(ああ…これがかのピーター・パンの心中………とっても爽快気分d)シュババババババドゴーンッ
ギーマ「やっぱり二の舞ー!!」
コーン「だ………駄目………」
ギーマ「どうした!まだ動けるか!?」
コーン「駄目じゃないですかああああああ!!」ドカッ
ギーマ「あべしっ」
コーン「ヘフハハアーーーッ!汚物は消毒です!!」ギギギ
ギーマ「いやああああああまりの衝撃にキャラ崩壊起こしてやがる!!」
コーン「ブルーフォルテウェイブ!ブルーフォルテウェイブ!」ドゴッ
ギーマ「ヒッ!!ちょっ…待て!手に持ってる物は何だ!?」
コーン「え?何ってバーベル…あれっ!?」ブオオオオ
ギーマ「あの…如何にもヤバそうな炎の吹き出るバーベルを持ち上げてるって言うのか…」
コーン「もしかして…今ので力が付いたのでしょうか!?そんな馬鹿な…」ヒョイヒョイ
ギーマ「ヒーッそんなヤバそうなヤツ軽々と持ち上げるなああああああああああ」
コーン「いやあああああ僕だってやりたくてやってるんじゃ無いです!!」ヒョイヒョイ
ギーマ「で…でもこのトレーニング…難易度はヤバいが確実に鍛えられるって事だよな…」
コーン「………」ヒョイヒョイ
ギーマ「………やる価値はあるぞ!ニヤッ」
コーン「やる物間違えたら人外になりそうですけどね…」
ガシャーン
ギーマ「おお、あのドームから誰か出て来たぞ」
コーン「Nさんですかね?」
ガチムチ「やあ」ムキムキ
コーン「誰?」
ギーマ「佐々木健介の知り合いじゃね?」
ガチムチ「ひどい…さっきまで一緒にお互いもやしっ子同盟を組んでいたのに」
ギーマ「いや私の知り合いにこんなガチムチマッチョ格闘家はレンブしか居ないよ」
コーン「右に同じ」
ガチムチ「ひ、ひどい!裏切ったな!訴えてやる!!七賢人ガチムチ協会に訴えてやる!!うわあああああ」
コーン「どんな協会ですかそれ?」
パサッ
ギーマ「…ん?これは…Nの帽子?」
コーン「えっ、じゃあまさか」
N「だ…だから言ったじゃないか…!」
ギーマ「き、君…あのドームの中で何があったんだ?ほ、ほら、お兄さんが聞いてあげるからし、正直に話しなさい」
N「あからさまに話合わせてる感丸出しだ…」
コーン「ち、違いますよね…これはNさんが仕掛けたドッキリで本当はそのデカい体の後ろに本物のNさんが居るんでしょ?で、悲しみに打ち拉がれた僕達の前にテッテレーするんでしょ?ね?」
N「………」モジモジ
ギーマ「此処を出よう。今すぐにだ」スクッ
コーン「ギーマさん?」
ギーマ「此処に居ちゃいけない…こ、このままでは私達も…アケボノになる…!」ダッ
コーン「慎重かつ迅速に、そして冷静に!SJR!SJR!」ダッ
N「えっちょ待って置いてかないで待って待って待って松田優作ーーー!」ドッドッ
ポッド「もう帰んのかー?」ゆあーんゆよーん
コーン「空中ブランコ!?」
ギーマ「お邪魔しましたあああああ」ダダダダダ
コーン「ギーマさんランニングマシンの恩恵うめぇ…っ」
ギーマ「脱出!」
コーン「リレミト!」
ギーマ「この世の地獄だった…」
コーン「もう筋トレなんてしないなんてーーー言うよ絶対ーーー♪」
アーティ「おかえりー」もふもふ
ギーマ「ちゃっかり復活してやがる」
アーティ「ごめんねー何か走ってたらフワッてなってねーおわおっと思ったらいつの間にか寝てたよ」
コーン「何か…貴方を見ていると先の事が夢だったように感じますよ…」
N「 み ん な あ 待 っ て え 」ブオッ
ギーマ「ああ…」
アーティ「ほんとに…」
コーン「夢だったら良かっ…」
どちゃ
デント「…で、正直に話したら何かいきなりキレ出して」
ヤーコン「あれだな。そりゃおめえ完全に遊ばれてんな」
デント「えっ!何で分かるんですか!?」
ハチク「男の勘と言うものだ」
レンブ「素直に私のようなガチムチを愛するようになれば良いのに!ホモは嘘を付かない」
デント「いや…なら遊ばれてる方がマシっすね…」
レンブ「そんな!?至高である筋肉の世界より女がいいのか!?何故!」
ポッド「女だからな」
デント「女ですし」
レンブ「分からぬ!私には分からぬ!」
アデク「わしにもそんな時代があったよ」
デント「どんな時代ですか」
コーン「うーんうーんあっちにもこっちにも…ゆ…雪見だいふく!?」バッ
ギーマ「ちゅるちゅるちゅーーー」バッ
ヤーコン「お、目が覚めたみてえだな」
ギーマ「わ…私達は一体何を…!?」
コーン「此処は…」
ポッド「ホモドエ。お前らジムの真ん前でぶっ倒れてたんだよ!オレが筋骨隆々な紳士だったから直ぐに気付いて良かったが…」
アーティ「ぐーぐー」
コーン「僕達は助かったんですね…」
ヤーコン「これでも細マッチョとやらを目指してえか?」
ギーマコーン「…」ブンブン
ヤーコン「ま、分かったらさっさと帰ってクソして寝るんだな」
ハチク「もうこの様な事を考えてはならんぞ」ぺかー
レンブ「筋肉は選ばれし者が身に付ける究極にして最大の美学!」ぺかー
アデク「お前達にはきっと、別の進むべき道があるだろう」ぺかー
コーン「ああ…なんと…」
ギーマ「御筋肉神さま…!」
デント「ボディービルポーズで言われて感動しちゃうんですか?」
ポッド「する!!」
デント「ポッドに聞いてない」
「「お邪魔しましたー」」
アーティ「おじゃま…し………ぐーぐー」
ヤーコン「おー二度と来んなよ」
ハチク「ヤーコンの二度と来るなはまた来いの意だ」
ヤーコン「余計な事言うんじゃねえ」
デント「でも、これどうするんですか…クソ邪魔なんですけど」
N「…また置いてかれた…」ミチッ
デント「何をしたらこんなに変貌するんですか?」
レンブ「素晴らしい筋肉のスタイル!!ちょっともっこりし過ぎなところもあるが私は好みだ!!」
ポッド「この上腕二頭筋最高ウォー!!」
N「僕も七賢人ダンスの仲間入り出来るかな!!」
デント「思考もぶっ飛びつつあるみたいなんで早く何とかしちゃって下さい」
アデク「うぬ、やるぞ皆の衆!」
レンブ「この筋肉を失うのは私の意に反する!!このまま心行くまで語りたい!!が…」
ポッド「戻さなきゃ全国のポケモンファンが泣くな…」
デント「親御さんとプラズマ団だけは喜びそうですけどね」
ヤーコン「しょうがねえ。いっちょやるか!」
「「筋肉踊り!」」バッ
デント「全裸のおっさんがアケボノを取り囲んだ」
N「な、何…」
ハチク「ききん筋肉♪」パンパン
ポッド「筋肉肉肉♪」パパンパン
アデク「ききん筋肉♪」パンパン
ヤーコン「筋肉肉肉♪」パパンパン
N「!?」
デント「全裸のおっさんがアケボノの周りを盆踊りしながら回りだした」
N「なにこれこわい僕の理解の領域を越えてるこわい」
レンブ「胸筋腹筋烏口腕筋ーーー♪」
ヤーコン「ホモドエサンピーフッキンヨセ♪」
ハチク「君!怖がらずに筋肉を親しみ筋肉と共に在る事を喜ぶんだ!」
N「喜べない!絶対喜べない!」
ポッド「こんな立派な筋肉持ってんのに贅沢過ぎるぜ!だったらこの回ってる輪を自分の大好きな観覧車だと思ってな」
N「観覧車…!?本当だ…よく見れば素晴らしい円運動…力学………美しい…筋肉の集まり…」
デント「何か洗脳されてる!?」
アデク「ききん筋肉♪」パンパン
レンブ「筋肉肉肉♪」パパンパン
ヤーコン「ききん筋肉♪」パンパン
ハチク「筋肉肉肉♪」
N「ああ…素晴らしい…!筋肉!筋肉!筋肉!!」
アーティ「むにゃ…ぐっもーにん」
ギーマ「やはり私達はこのままであるべきのようだ」
コーン「もやしでもピーマンでもいい…あの御筋肉様を身に付けようなんて頭が高すぎたんです!」
アーティ「どうしたの?二人ともこの前と違うねー」
コーン「あれは語るには重すぎる体験でした…」
ギーマ「もう二度とあんな事を仕出かさないよう、記憶は頭の隅にでも封印しておこう」
N「やあ」
ギーマ「ヒイイイーッッアケボノー!!」
コーン「出たっ出たあああああ言ってる側から出たあああああ………ってあれ?」
ギーマ「アケボノ…あの有り余る肉体はどうしたんだ?」
N「御筋肉様に元に戻してもらったんだ。筋肉の美学を学んだ今では少し惜しい気持ちだけど…」
ギーマ「だが、私達はもやし」
コーン「それは今までもこれからも揺らがぬ事実です!」
N「筋肉は選ばれし者が身に付ける究極にして最大の美学!」
「「「嗚呼筋肉って素晴らしい!!」」」
ゲーチス「この日から七賢人ガチムチ協会はより一層盛り上がる事となりました!ビバ筋肉!ビバホモドエ!」
アーティ「なんかもーそれでいいやー」ふかふか
最終更新:2011年02月05日 01:42