ポッド「うわあああああああああアッー!!」
チェレン「あわわわ何なに!?」
レンブ「どうした!!夜這いにでも遭ったか!?」
ハチク「いや、それなら叫ぶどころかむしろ積極的に…」
アデク「それもそうだな、ならば何だ…!?」
ポッド「オレのこと放っとくなよ!!とんでもなく怖い夢を見たんだ!」
ヤーコン「おめぇが悲鳴をあげるような夢たぁよっぽどだな」
アデク「そのよっぽどの夢はどのようなものなんだ?」
ポッド「オレが、焼身自殺してた…」
デント「なんだ、自殺ならまだ殺されるよりは」
ポッド「なんだよ、直接火で焼かれたんだぞ!車の中でオレが寝たのを見計らって、
手伝いみたいなのが火をバッって…!」バッ
ハチク「そこに至るまでの過程が無ければタダノ殺人だな」
ポッド「オレ、こんな方法で死にたくねえよ!まだ筋肉つけ足りてないし!」
チェレン「安心しな、自分でそんなことしない限り少なくとも自殺じゃ
ないから」
ポッド「そうか!良かった、本当に良かった!」
ポッド「じゃあ、一安心したところでポケモン見るか!」
ヤーコン「あー、追い討ちをかけるようで悪いが、もう終わったぞ」
TV「NARUTO疾風伝、このあとすぐ!」カッ
アデク「ポッドが起きてきた時点でEDかかってたからなあ」
レンブ「トレーニングの疲れが出たのだろう、これも休養だ」
ポッド「ちくしょーめー!!アラーム聞こえなかったのもあるけどよ!」
ハチク「総統閣下も相当カッカだな」
デント「ほら、録画してあるからいいじゃない」
ポッド「なんだよ、変な指揮しやがってよぉ!
卒業が何だか知らないが、どうせ童貞卒業してないんだろ!!」
デント「どどどど童貞ちゃうわ!!話ねじ曲がりすぎでしょ!」
ヤーコン「童貞だな」
ハチク「この反応は童貞以外の何者でもない」
レンブ「お前もホモになれば、童貞も処女も直ぐに喪失できるぞ!」
デント「…ホモになる位なら魔法使い目指しますよ」
チェレン「まあまあ、デントもこの前言ってた好きな人にアタックした暁には…」
アデク「ほほう、そのような者がおるのか?」
チェレン(あ、これ言わないでおいた方がよかったかな)
デント「実はそうなんですよ…同じサンピーレストランにいる娘で」
ポッド「誰だ!?ウエイターのミキヤか!?」
ハチク「おいしいみずから始まる恋、ガイドーに一票」
レンブ「ポッドやコーンという可能性はどうだ!?」
ポッド「ええー、こいつは非常食だし、ボディ的に一万光年早えよ!」
デント「…どうせこうなるだろうからチェレン君にしか言ってなかったんだ」
チェレン「この際だから言いますけど、デント、
その子にバレンタインチョコ貰ったんですって」
ヤーコン「最近のチョコは怖えって聞いたぞ…
TVのアイドルなんかはまず受け取らねえらしい」
デント「HAHAHA、彼女に限ってそんなコトしませんよー
あんまり嬉しかったんで包み保存してるんですけどぉー」でれー
アデク「いろいろと気持ち悪いぞ…って、普通のビニールだけか?」
ハチク「割引シールが当たり前のようにチン座、鎮座している」
レンブ「しかも63円(税込み)!」
チェレン「今日び友チョコでも手作りだって言うのに…」
ヤーコン「ぜってーお返し目当てだな」
デント「それが、何をあげればいいのか悩みに悩みすぎて…」
チェレン「まだ返してないんですって」
ハチク「本末転倒だな」
ヤーコン「もうお前の存在もバレンタインと一緒に忘れられてるだろうよ」
アデク「こうなったら、勇気凛々元気溌剌、」
ポッド「キョウミシンシンイキヨウヨウ!」
アデク「と、まあとにかく、告発してくるのだ!」
デント「不祥事暴きたい訳じゃないですが…、そうですね!告白してきます!」
レンブ「おう、行ってこい!男♂を見せるのだ!」
チェレン「その言い方じゃ露出しろって受け取られそうですよ!?」
サンピーシティ
アデク「さあ、サンピーシティに到着いたしました!」
ハチク「彼はここで、ホモとしての第一歩を踏み出すわけです!」
デント「誰に向かって中継してるんですか、しかも誤った」
ヤーコン「ところでお前、どんな風に告白するんだ?」
デント「ここはロマンティ↑ックに、
僕にとってきみが最高のフルェ↑イヴァー…とかですかね」
ヤーコン「クサいから黙って普通のにしとけ」
チェレン「あとは…折角だから、着替えていくのはどうかな?」
レンブ「ならば全身に筋肉という鎧を身に纏うべきだな!」
ポッド「むしろそれ以外脱ぎ捨てろ!」
デント「僕は捕まらないよ!少なくともわいせつ物陳列罪では!」
ポッド「じゃあわいせつ物だけ隠しゃいいじゃん」
チェレン「明らかにそういう問題じゃないよね」
デント「では、行ってきます!!」
ポッド「結局服そのままかー、つまんねえなあ!」
ハチク「なあに、奴の筋肉が、一番映える姿として着衣を選んだだけのこと」
アデク「時が経てば、自ずと外気にさらされるだろう」
デント「あの、その言い方だと僕が筋肉に操られてるみたいに聞こえるんですが」
ヤーコン「そういうもんだろ」
レンブ「違うのか?」
チェレン「…ほら、もういいから行きなよ!」
ガラッ
デント「僕の心で開いた恋の芽は、きみの愛という栄養を欲しがっているんだ!」バッ
アデク「言ったッーーーー!」
アーティ「えーと、意味がよく分かんないけど…、僕が好きなのぉ!?」
N「ええっ、どうしちゃったのお!?」
ギーマ「まさか、デントまでそんな趣味を…」
ポッド「なんだよ、お前もやればできるじゃんか!!」
アデク「まさにアッー!ぱれ!だな!」
デント「ありがとうございますっ!…って、あれ?
なぜアーティさんが僕の目の前に…?」
ヤーコン「何故ってお前、自分で好きだっつった奴だろ」
デント「そっ、そんなっ!!僕が、アーティさんに…!?」
コーン「さては、告白する相手間違えました?」
ハチク「恋は盲目とは言うが、こんな盲目はどうかと思うぞ」
レンブ「兎に角だ!告白したからには相手の気持ちを伺わねばなるまい!」
ヤーコン「アーティはどうなんだ!?デントと突き合…付き合うのか?」
アーティ「いいよーよろしくねー」
ポッド「♪エンダアアアアアアアイヤアアアアッ!!」
アデク「良かったなあ!!幸せにしてやるのだぞ!」
アーティ「うそです☆もう、みんなまだエイプリルフールのつもりなのー?」
ポッド「なんだ嘘かよー!せっかく祝ってやろうと思ったのに!」
N「だってアーティ君にはボクがいるもん、ねー」
アーティ「ねー」
ハチク「そうか!やはりそうなのだな!」
ギーマ「これも嘘だよな?」
N「そのつもりだったんだけど…あれ?」
コーン「ところで、本当は誰に告白するつもりだったんですか?」
チェレン「えっと、向こうにいるあの人…だよね?」
デント「うん…今思うとなんで間違えたんだろう」
コーン「あれ、その子なら彼氏いますよ?仕事の合間とか、
よくノロケ話聞かされてうんざりするくらいですよ」
デント「そう、なの…」ガーン
レンブ「誰が相方と熱烈ホモライフを送ってるって!?」
チェレン「だからホモの話じゃないですって!」
最終更新:2012年04月30日 14:05