皆さんにとっては思いだしたくない試合になってしまいました。正直ここでレポートするのは今更過ぎてタイミング的にやりづらさはありますが、レポートをすると宣言した以上、現実からそむけずに振り返っていきたいと思います。
台風の影響もあり荒れた天気であったフクアリ。こりゃ試合も荒れるのではないかと試合前からひそかに感じていた。
その予感が的中したのか、押されまくりの前半開始から一気にカウンターで、前俊の今季初ゴール。ここまでハマったカウンターを見るのはいつ以来だろうか。そのくらい完璧すぎる流れであった。
その後も攻め込まれるが、前半を無失点で終えたこと、そして森島の追加点で確実にトリニータ側にツキがあると感じた。
実況や解説(野々村)に前半からなんだかんだ言われつつも、この試合は絶対に勝てると思った。後半開始までは。
後半になると、千葉のパワープレーに防戦一方。攻める隙さえ与えさせてくれない。というより、2試合連続無失点で抑えていることで自信もあったのか相手のパワープレーを許していたように感じた。まるでアディショナルタイムを45分間行っているような感じだった。
鬼のように攻め込まれ、時間がたつごとにヤバさを感じるようになり、同点のときには「駄目か・・・」と思い、逆転のときには「ですよねー」とさえ思えた。そのくらい後半は圧倒されていた。
確かにオーロイのケアもそれなりに出来ていたし、2列目の米倉や深井あたりもそこそこ対策したなりに抑えていたように思う(2失点目は仕方ないと思ってる)。だが、竹内という3列目のケアが完全にノーマークだったことが今回の敗因ではないかと感じている。そこは千葉の戦術を褒めるべきだし、トリニータ側の甘さも認めるしかない。
現地に行った人はすごくショックな気持ちだろうし、あの試合をホームでされたらブーイングされても文句言えない。正直俺も見ていて悔しかった。
普段ならここで じゃこの辺で と締めていた。しかし、もう少し言わせてほしい。
大分県民なら試合前午後3時から放送されたドキュメンタリー(J’sGOAL大分担当でおなじみの柚野さん出演の番組)をご覧いただいた方も多いのではないだろうか。
あれを見て、トリニータを見て悔しいと思えることが、とても幸せなことなんだと感じました。
トリニータが無くなってしまえば悔しいと思うことも少なくなるかもしれない。しかし、勝って喜ぶことも同時に失われていくのはやはり寂しくなる。正直トリニータ以外本気で応援できるJリーグクラブなんて現れることはないだろうから。まあ県北あたりにJリーグを目指すチームができれば話は別だが、とりあえず万が一JFLに進んでから考えることにするわ(笑)
当然俺のブログも、トリニータを除いてしまえば、就活という名のグルメレポートなどのつまらないブログになる恐れがある。かといって、トリニータがあるから面白いのかと言われると肯定はできない。。。
こうしてトリニータについて書けることを心から感謝したい。
次の札幌戦、トリニータがあることの感謝を忘れずに、今度は悔しさではなく嬉しさを届けてくれることを信じて明後日大銀ドームに向かいます。
最終更新:2011年11月06日 20:33