「あれ?あれぇ?…おっかしいな~」
あたしは首を傾げて、空になったビンを見る。
「みーくん、どこ行ったのかな?蓋、ちゃんと閉じたよね」
ビンを机に置いて…辺りを見回す…雑多な部室に、みーくんの姿はない。
そのとき。
「きゃーー!」
近くで悲鳴。もしかして…。
嫌な予感がして、あたしは部室を後にした。
時間は、数分前に遡る…
キィ~ バタンッ。
部室から少し離れた女子トイレ。雨天ということもあり、屋内で部活動を行っていた陸上部の生徒が、休憩がてらトイレに入る。
「はぁ…かったるいなぁ」
女子生徒はブルマと下着を膝辺りまで下ろすと、便座に腰を落ち着ける。
…ごぽっ。
「へ?…きゃ!」
突然、少女のお尻から性器の辺りを、べとべとした感触が包み込む。
「何かしら…ひゃんっ」
わけのわからないうちに、張り付いてるそれが蠢いて、お尻の穴と性器とを刺激する。
「何っ?…なんなのよぉ…」

パニくった少女が立ち上がった途端…それは、瞬く間に全身を包み込んだ…
「きゃあぁぁぁぁぁ!」
悲鳴を聞き付けて、あたしが場所を突き止め個室のドアを抉じ開けた時…
それ…【みーくん】はブルマとパンツを下ろしたままの女子生徒を一人、完全に包み込んでしまっていた。
…どう見ても、食事中だった…
あたしは冷静に考える。
【みーくん】の食事は邪魔したくないけど…
さすがに、人殺しの手伝いはゴメン。
あたしが呪文を唱えようとすると…みーくんはあたしにも襲い掛かってきた。
なすすべもなくあたしは、みーくんに取り込まれてしまった。

それから…
今あたしは、始めいた子と一緒に、みーくんの餌になろうとしている。
服は既に溶かされて…だんだん体も輪郭を失ってゆく…でも。
不思議と、痛くも怖くもなくて…みーくんと一つになれるのが、心地よい感じ…。
このままみーくんと一つになるのもいいかな…。
そんなことを思いながら、あたしの意識はとろけていった…

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最終更新:2008年05月19日 11:54