ある日、あたし達の学校に空から数十匹の魔物がやってきた。
そして、先生達を食いつくし、残ったあたしたち生徒に催眠術をかけて…
それから、何もかもが変わった
やってきた魔物たちが先生に成り代わり授業をする
あたし達は毎日学校に通ってはその授業を受ける
「肉付きのよくなる方法」
「おいしい体を作るには」
「食べられることの幸せ」
などなど…
そして、毎日2人が指名される給食当番
今日は香織となつきが指名された
空席が目立つようになった教室で
二人は颯爽と立ち上がった
香織となつきは先生に引率されて給食室へ行った
あたしは今日は配膳係だ
同じようでも給食当番と配膳係は全然違う
あたしもはやく給食当番になりたいな
給食室へ行くと、香織となつきは一歩前に出て服を脱ぎ始める
二人の裸体を見て溜息が漏れた
きれい…
あたしもはやく給食当番になりたいな
そして、先生に食べられるんだ
そう、ここでの給食当番とは
先生の給食になる当番なのだ
まず、二人は四つんばいになって、大きなボウルの上に跨る
魔物たちが二人の胸を揉み始める
未成熟な胸は揉まれるとともに少しずつ大きくなり始めた
それとともに二人の顔は上気しはじめた
「はあっ…あんっ…」
「ふわぁ…や…」
そして、魔物たちがボウルへ向けて胸を絞った瞬間
びゅうっと白いミルクが絞り出された
「あんっ!」
「やんっ!」
絞られる度に嬌声を上げる二人
彼女達が搾り出したミルクは瞬く間にボウルを満たし、
ボウルの中身は大きな瓶に移された
瓶が一杯になるまで二人の乳は搾られ尽くした
二人は床にへばりこみ、肩で息をしている
顔は恍惚の表情を浮かべていた
香織となつきはそのまま大きなステンレスの台の上に寝かされた
白い服を着た魔物たちが何かを唱えながら二人の両腕と膝から下をマッサージし始める
白魚のような両手が少しずつ変形し始める
小さな指がこねられては腕の中に混じり、腕は曲げられるままに変形する
やがて、十分こねられた腕と足は少しずつちぎられて、丸められる
丸められた両手足はステンレスの皿に乗せられてオーブンへ行った
それが焼きあがってパンになるのだ
両手足がオーブンに移された刹那、香織となつきに変化が訪れた
はっと周りを見回して、ついで自分の体を見て悲鳴を上げだしたのだ
あたし…どうしたんだろ…
たしか、魔物がきて、先生たちが襲われた後、意識が朦朧として…
え?あたし?裸?
隣にいるのは、なつき?
手…が…動かない?
そんな…え?肩から先が…ない!!!
いやぁぁぁ!!
暴れまわる二人を魔物のコックたちは手際よく抑えて
首筋から股間まで一直線に包丁を入れた
その手際のよさについうっとりしてしまう
あたしもあんな上手なコックさんに料理されたいな…
なんで?あたし、なんで両腕がなくなってるの?
逃げようとしても転がるばかりだし、足もなくなったみたいで感覚がない
そうこうしているうちに気持ち悪い魔物に取り押さえられて
あたしの体に包丁を向けてきた
いやだ!
そこにいるのは冬美?
なんで?なんでそんなうっとりした目で見てるの?
助けてよ!ねぇ
包丁を入れたあと、コックさんたちは香織の内臓を取り出し始める
腸に、なんかわからない臓器に…あ、あれは確か子宮っていうんだったっけ?
香織の子宮…おいしそう
はぁ…はぁ…
もう動く気力もない
お腹を切り裂かれて、内臓を取り出されるのを見ていることしか出来ない
体が少しずつ冷たくなっていくのがわかる
あたし…このまま死んじゃうの?
からだが…痺れてきた…
コックさんは二人の心臓を取り出した後、二人を立たせて体を切り分け始めた
すっかりだらんとした二人の体はされるがままになっていた
お尻に、胸とお腹。どれも艶がきれいで、とってもおいしそう
こんなにおいしそうなお肉になれるなんて二人ともとっても幸せものだと思う
丁寧に切り分けた後、残った骨と頭を大きな鍋に放り込んだ
これからシチューのストックを作るんだろう
あたしの意識は体を切り分けられながらも残っていた
痺れた感覚のまま体はまったく動かない
冷たさだけはウソのように消えていた
あたし…死んじゃったの?
あたしの体に魔物たちが包丁を入れていく
それをじっと見ている冬美たち
クラスメイトが切り裂かれているのをじっと見ている冬美たち
その目線がとっても恐ろしく、不安だった。
このまま、バラバラにされちゃうの?
急速に視界が動く
骨と頭だけになったあたしの体を誰かが持ち上げたのだ
運ばれる過程で脊髄がポキポキ折れるのを感じていた
あたしの体は、そのまま煮えたぎる鍋に落とされた
すっかり煮込まれた鍋の中に香織となつきの肉が野菜と一緒に放り込まれる
いいにおい
ぐらぐら煮込まれてやわらかくなる二人のお肉と内臓
料理の出来上がりが待ち遠しかった
もう、自分がどうなっているのか考えたくもなかった
煮えたぎる鍋に入っても熱さを感じず、鈍い痺れの中で煮込まれる
体は少しずつ崩れ始めていた
自分が鍋の中に溶けていく感じだった
そして、意識までとろけきったころに、目の前に飛び込んだのは
次々と放り込まれてゆくあたしの肉だった
完成
大きな鍋に入ったシチューと、パン、ミルクをあたしたち配膳班が手分けして運ぶ
ついシチューの中を除くと、そこには香織のお肉が浮かんでいた
その中にひときわ大きな塊があった
それが何かに気づいたあたしはそっとつぶやいた
「香織ちゃんのシチュー、とってもおいしそうに出来上がったよ」
二人の料理は先生にも好評だった
残った分はあたしたちにも振舞われた
香織のミルクに、なつきの味が残るシチュー
こんなおいしい給食になれる二人が本当にうらやましかった
そして、翌日
給食当番が発表された
そこに「冬美」の名があるのを知ったあたしは飛び上がって喜んだ
今日の給食は何だろう
あたしはどうやって料理されるのかな?
カレーかな?ハンバーグかな?それとも…
天にも昇るような心地はミルクを絞られて両手足をパンにされるまで続いた
最終更新:2010年05月05日 22:47