真夜中、何もかもがすっかり寝静まったかのように見える公園に呂律の回らない声が響く
「公園で青姦、いっぺんやってみたかったんらぁぇ」
こう言っては何だが、あまり学の無さそうな男女が植え込みの陰で酒を飲んでいた
相当飲んでいるのだろう、二人の周りには幾つも空き缶が転がっていた
「うーい、さきにオロイレすませてくるぁ!」
どこから出しているのかと思うような甲高い声を上げて女の方が立ち上がった
脱色した髪に微妙に日焼けしたような肌、ハデだが個性のないファッション
この小噺を読んでいる諸兄たちが見れば明らかにマユを潜めそうな外見といえよう
一応シルエットだけならば、Iカップはあろうかという巨大な胸のおかげでそれなりには魅力的に見えた

数分後、女がトイレを済ませて植え込みの陰に戻ってくると、男の姿はなかった
「あれぇ・・・帰ったのォ?」
ふと植え込みに目をやると男の着ていた上着が引っかかっていた
気の早いヤツだわ。層思った瞬間後から何かが覆いかぶさってきた
「ひゃぃえぇ!」
ひんやりぬるぬるした何かをを薄手の服の上から塗りつけられ、女は素っ頓狂な声を上げた
「なぁに~?ローション?家遠いんだからやめてよー!」
女が起き上がろうと仰向けになろうとした瞬間、ぬるぬるにまみれた肉の管?が女の顔にこすり付けられた
「ちょっとあんた、強引過ぎない!?」
そういいながらも女はこの状況に興奮し始めていた、まるでレイプされてるみたいじゃん
女はそう思うとベトベトになった服を脱いで下着姿になると、その管を丸呑みする勢いで頬張った

ぬちゅっ、くちゅっ、いやらしい濡れた音が公園に響く
気づけばトイレに行く前まで煌々と辺りを照らしていた街灯も消えている
今夜は月も無くあたりは真っ暗だった。そんな状況が女をより興奮させていた
ぬるぬるを指に絡ませて膣の周りや乳首に塗りつける
女が身体を動かすたびにその巨大な乳房もゆさゆさと揺れていた
肉の棒も徐々に大きくなり、その先から粘液をじわじわと染み出させて来た
だんだんオーガズムに近づいてきた時、ふと女はイタズラ心を起こし、咥えた肉の棒に歯を立ててみた
「―!」
イッたのか、肉の棒からは信じられないほどの粘液が噴出し、女の口内を、胸元を、全身を塗らした
「ア、イクー!イクー!!」
女も粘液を吐き出しながら嬌声を上げると、強くのけぞり、全身を快感に震えさせながら絶頂を迎えた
「あふぅ、ふぁ・・・」
化粧が落ちるのも構わず顔にかかった液を拭う。スッピンになった顔は化粧した時よりもかなりかわいらしく見えた
「あ・・・凄いぬるぬる・・・どうしよう、アタシタオルなんかもってきてないヨ・・・」
しかしそんなことはどうでも良かった、まだ挿入もされてないのにここ最近で一番のオーガズムだった
寝転んでも形があまり崩れないほど張りのある胸を上下させながら芝の上に寝転ぶ、刹那
べちゃぁ
女がオーガズムの余韻も味わう間もなく、影は再び覆いかぶさってきた
「なぁに・・・少しぐらい休憩・・・」
女が言い終わるが早いか、その濡れそぼった膣穴に、いまだいきり立ったままの肉の棒が突き立てられた
「んうっ!?」
艶を含んだうめき声を女が上げた、そのまま肉の棒は女の膣穴をかき混ぜるように前後した
「あ、あぁ、アァ」
お互い粘液に塗れ合いながら肌を重ねあう、女と影は暗闇の中お互いの身体をいっそう激しく絡み合わせた

瞬間、女の膣の中に熱い塊が吐き出される。コンドームを付けてない様な気がしたがもうどうでも良くなっていた
「アァー、熱ィー、出てるー!」
女が軽い絶頂を迎えたその瞬間肛門にも肉の棒が擦り付けられた
「!?」
不可解な状況に女はふと我に返った、しかし、肉の棒は既にぬるぬるになった肛門にスルリと入っていった
え・・・?あれ・・・?冷静さを取り戻し始めた時、女は自分の腕に影が文字通り「絡み付いている」ことにようやく気がついた
「なにこれ・・・!オ『ア』ケ!?」
アイツじゃない、異常な事態にようやく気がついた女は影を振りほどき逃げようとしたが
身体はすっかりぶよぶよにふやけたようになっていうことを聞いてはくれなかった
口の中もすっかりぶよぶよで、叫ぼうにも叫べない
腕に絡みついた影から肉の棒が延びて口にねじ込まれると、またぬるぬるを口内に噴出した
「オブッ、オブッ」
粘液を大量に飲み込んだ瞬間、激しい腹痛が女を襲った
漏らすまいとする女をあざ笑うかのように、怪物も肉の棒を前後させ、また膣内に、直腸に粘液を噴出す
まるで神経が直接露出したかのような強い快感に襲われた女はたまらず絶頂を迎えながら、尻の中の物を開放してしまった
「ア、ア、アアアァー!!」
怪物が肉の棒を引き抜くと、白濁した糊状のものが芝の上にぶちまけられる。すると怪物は肉の管でものを音を立ててすすり始めた
「ヒ、ヒ」
恐怖を感じつつも、快感は幾度も襲ってくる。何度ものけぞりながら、乳房を揺らしながら、ぶよぶよの身体で女はオーガズムを迎え続けた
そのうち絡みつかれた部分から、徐々に身が削れはじめた
「アァ、ヒァ」
先程女が噴出したもののように白濁したものに変わった肉を、やはり怪物はすすり始めた
「ああ、吸われるゥ、ウゥーァー」
更に何度も何度も怪物はぬるぬるを女の顔に、胸に、腹に、太股に、尻に、膣内に、肛門に噴出し続けた

徐々に女の輪郭がぼやけて、吸われて、イク
形がなくなりつつある自分の身体を見ながら、快感と眠気でボヤけつつある意識の中
女は子供の頃、山の中で見かけた白いぶよぶよの塊を思い出していた

ああ・・・あれって これ・・・だったんだ・・・

何度目だろうか、尿と肉、便とぶよぶよの入り混じった塊を膣から肛門から噴出しながら
女は絶頂を向かえ、そのまま意識は快感の中に掻き消えた
すっかりあわれな白いぶよぶよの塊と化した女だったものを、怪物は何本もの肉の棒ですすり始めた
半分ぐらい吸い尽くしたところだろうか、街灯が再び明かりをともし
ぬるぬるに包まれた、黄色い、三つの筋のある巨大なナメクジともつかない奇妙な姿を照らし出した・・・

次の日、公園に遊びに来ていたワルガキが、植え込みの影で粘液塗れの男女の服と
二つの白いぶよぶよの塊を見つけた

「なんだろ・・・これ?」
ふと学校の裏山で見かけた何かがフラッシュバックする
しかし結局よく思い出せなかった彼は、オヤツを食べる為に帰途に着いた

その後、この出来事は謎のアベック失踪事件として世間を数日間にぎわせ
塊も写真に撮られ、ネットに出回ることとなった

その写真、女だった方の塊の中、明らかに異質な物が二つ埋まっていた
ある者がその正体に気づき、某電子掲示板にその旨を書き込んだ

「あれ、ウチの病院でも使ってる豊胸用のシリコンバッグだよ。でもなんでそんなものが?」

-ぶよぶよ-  完

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最終更新:2010年05月06日 04:01