俺は人間からは魔獣と呼ばれる存在だ。
人間たちは俺たちのことを、野蛮で文化のかけらも無い存在だと
思ってるようだが、実はそんなことは無いんだぜ。
俺には友達だっているし、趣味のグルメだって楽しむ。
魔獣の生活は思っている以上に充実しているんだぜ。

そうそう、今日は虎獣人のやつに食事に招待されたんだ。
俺はいわゆる狼獣人と呼ばれる種族だな。
どうだい、種族が違えど俺たちは仲良くやっているんだぜ。
同種族で殺しあう人間がよくぞ俺たちのことを
野蛮などといっていられるもんだ。

まあそんなことはいいんだ。どうやら奴は今回は特別の
ご馳走を用意してくれてるらしい。俺はわくわくしながら
あえて3日飯を抜いてきたんだ。空腹は最大の調味料だというだろう?
せっかく用意してくれたご馳走、美味しく食べなくちゃな。
ということで、俺は天気のいい月夜の晩、あいつの家にでかけたんだ。

虎のやつの家は気持ちのいい洞窟の中にある。
カビと泥の香りに包まれた、ところどころに白骨の散らばった
なかなかおしゃれな家だ。
おおいたいた。相変わらず元気そうだ。こいつはグルメ仲間で
いい食材があったらお互い分けたり美味しく食べる方法を
話し合ったりしてる。いい関係だ。
「おお、よく来たな。まあ座ってくれよ」

虎の家の食卓は洞窟の広い部屋にある、特別なホールだ。やはりこだわってるな。
ジビカリゴケで明るく、真ん中には大きな岩のテーブルが置いてある。
「わざわざ呼んでくれてありがとうな。ご馳走を分けてくれて嬉しいぜ」
「ご馳走は二人で食べてこそ美味しいだろう?お前がこの前もって着てくれた
 火竜の尾もなかなかの珍味だった」

一つのご馳走をわざわざ呼んでまで分け合う。俺たち仲が良いだろう?
だからこそいろんな美味しいものを味わうことができるんだ。協力って奴だね。
「早速だけど食事にしてくれよ。俺はもう3日飯を抜いているんでぺこぺこなんだ。」
「奇遇だな、俺もそうしてるんだ。早速つれてくるから待っててくれよ」
つれて来るということは、生きているというわけだ。やはり生きたまま食うのが
最高だね。

そう言って虎のやつが奥から連れてきたのは、ニンゲンの少女だった。
「あう… あう…」と言葉にならない声を上げながら涙目でおびえる姿、そそるねえ。
いいね。俺もニンゲンの肉は大好物だ。しかも女で子供となるとまさに最高級だ。

「どうだい美味そうだろ。貴族の馬車を襲ったときに捕まえたんだ」

そのニンゲンは貴族という奴なのだろう。よく手入れされた長い亜麻色の髪がさらさらと綺麗で、
労働をしていない手足がやわらかくすべすべなままだ。
そして一番の特徴は、まだ胸が膨らみかけるかどうかという歳に見えるのに、乳房はよく発達して
大人のニンゲンでもめったなことじゃ見ないだろうという肉付きになっている。

おそらく、虎の魔術で育てたのだろう。虎のやつは見た目と違い意外とそういう魔術の
使える変わったやつなのだ。

ご馳走をテーブルに正座させ、それを向かい合ってはさむ形で座る。
本当に美味そうな娘だ。ニンゲンの子供は美味いのだが食べるところが少ない。
せいぜい食べ応えのあるのは柔らかい尻肉だが、それでも満足とまでは行かない。
だからといってただ太らせたのでは味が落ちてしまうのだ。
だからこそ魔術で育てるというこの考えだったのだろう。
尻にもよく脂の乗った大人の女みたいにぷりっとしてるし、
メスの頭より大きくなった乳肉も十分にかぶりつけるほどの
大きさがある。おお、見ているだけで涎が零れてきた。
零れた涎が石のテーブルにぽたぽたと染みを作る。向かい側のあいつも同じのようだ。




その日は町に買い物に行く帰りの馬車。少女は街での買い物の帰りだった。
突然従者は殺され、馬車の扉はこじ開けられた。そこには2メートルを超える恐ろしい二本足の
虎がいた。魔獣がこの世に居ることは聞いていたけれど、まさかこんな街の近くで
襲われるなんて…!
それも狙いは金品でもなく、その少女の体そのものであったのだ。
洞窟の奥に閉じ込められ、日に日に膨らんでいく自分の体を見て、少女は魔物の目的に
絶望し戦慄するしかなかったのだ。

そして今食卓に乗せられ、左右にはさんだ魔獣が自分を見て涎をたらしている。
その事実に足は固まり、体は震え、涙が溢れ声も言葉にならなかった。
「ひ、ひっく パ…パパに言えば お金とか なんでも用意してくれるから…」
「なんでもしますから…!え、えっぐお願いですこ、殺さないで 食べないで…」


「そうだなあ、お前が食料以上の価値が有るっていうんなら考えてやらなくもないぞ」
虎の奴が心にもないことを言う。いじわるなやつだとは思ったが余興も面白いな。
「そうだな、踊りを見せてみろ」
そう虎のやつが命令すると、ニンゲンはふるえる脚で食卓の上で踊りだす。
貴族の嗜みというやつなのか?胸は重そうだし裸だがその踊りには何処か上品ってやつだ。
だがそんなものを見たって面白くもなんともねえ。

「そんな上品に踊ったっておもしろくもねえ、オラっもっと腰を突き出せ!胸をゆらせ!」

そんな下品な踊りなど踊ったことないだろう、ニンゲンは無理やり
半泣きになりながらくねくねと動く。
上半身が激しく動く度、たっぷりとした乳肉が左右にプルンプルンと揺れ、
その肌のはりと肉の柔らかさを主張する。
脚を開いて動けばしみの無い綺麗な肌と
むちむちとむしゃぶりつきたくなるような内ももを見せつける。
小さいながらも脂の乗った尻を鼻先で振りまわす。うひょお、齧り付きてえ。

なるほど、虎の奴、肉自身に食欲を煽らせるなんて面白い事を考えやがる。
もしかしたら自分の魔術の出来をアピールさせたかったのかもしれないが、
その効果はてきめんだ。俺も眺めているうちに思わず目の前で揺れる美味そうな肉に
涎がついついたれてきてしまった。
「座れ!」
虎の一声にびくっとすると、「ごめんなさい…ごめんなさい…」と小さい声でつぶやきながら
へなへなと食卓の上に座る。

俺と虎のやつが同時に舌なめずりをする。言葉をかわさずとも、最初に食べるところは
決まったようだ。
俺は片手でその乳房を掴むと、改めて柔らかさを確認する。
程よい肌のハリに爪を立てたら気持ちよさそうだが、そこは我慢して口に咥える。
まだ牙は立てずにむしゃぶりつく。むちむちとした若い肌から、
激しく踊ったせいだろう、舌にわずかに汗の味がしみる。

俺の口は結構大きい方だと思っていたのだが、それでもこの乳は口に入り切らない。
乳の大きい、大人の人間の女も何回か食ったことがあるが、それでもここまでは大きくはなかった。
「あ…あ…あぅ…」人間がなにか喋ろうとするがもう言葉にならない。
目の前の同じ様に口に乳を含んだ虎のやつと目が合う。
にまあっとヤツの目が笑ったその時、俺たちは一緒に顎に力を込めた。

鋭い牙に柔らかい肉球が形を変え、限界まで潰れると、あっという間に牙の形に
肉はかじり取られた。
俺は乳首まわりを、虎のやつは横からかじりとっている。
ぐちゃぐちゃと音を立てながら口の中の肉を咀嚼する。
美味い。今まで食べたことのない旨さに正直驚いた。
これだけ肉付きのいい若い肉は魔術だからこそ出せる味だろう。
舌の上でとろける旨味脂が、空腹な胃に染み渡るととても幸せだ。
俺は夢中になって残りの乳肉にむしゃぶりつく。
目の前の虎も美味そうに、ぐちゃぐちゃと下品な音を立てながら、口を血と脂に
まみれさせながら夢中でかじりついている。
悲鳴は聞こえたかは覚えていない。
大きな肉玉も、二人がかりで食ったもんだからあっという間になくなってしまった。

胸が平らになった人間の娘が泣きながら放心している。
胸骨まで見えているんだがあまり血を失ってるようには見えない。
これも虎の魔術だろうか。痛みも抑えているのかどうかはわからねえ。
「も、もうたべない…で…」
「そうだなあ、じゃあ尻をこっちに向けろ」
どう見てもそれは食ってくれと言わんばかりの行為だが、
今の人間の娘には逆らうという選択肢はない。
「は、はぃ…」
娘は四つん這いになると尻をこっちに向ける。
さすがに尻は人間の歳相応レベルと大差はないが、
それでもなかなか脂がのって肉々しい。
尻肉の真ん中にある性器もぷりっと膨らんでいて、
舌触りがよさそうだ。毛もなく、爪の先で柔らかい肉餅を広げると
内蔵のようなピンク色がなんとも食欲をそそる。
「これも半分ずつだぞ」
「わかってるって、」
このままでは食べにくいので、二人で足首を掴み
脚をひろげさせる。
あぁ~…などとニンゲンが声にならない叫びを上げる。
さすがに尻だとお互いの顔がくっついてしまうので、
先に虎の方から片方の尻にかぶりついた。ぷるんと震え綺麗な形をした肉が抉り取られる。

続いて俺も食いつく。柔らかいので
顎の力だけで食いちぎることができる。
咀嚼すると、先ほどの乳肉と違ってほどよい顎への抵抗がある。
程良くついた木目やかな筋肉が肉の旨味を出したと思えば
たっぷりとジューシーな肉汁が口の中に広がる。
ああうめえ。こいつはたまらねえ旨さだ。

隣の虎はもう尻肉を堪能し終えたようで、脚を味わおうと根元から引き抜きにかかっていた。
「よう虎、お前は乳と尻どっちが美味かったよお」

「甲乙付けがたいぜ。どっちもいい旨さがある。だがこの洗練された乳房の脂肪の甘みと
 肉の柔らかさはニンゲンのメスならではだな」

「そうか。俺はこの尻も素晴らしい。こんな丸くてでっぷりとした肉の形だなんて
 まるで俺達に食ってくれと言わんばかりだ。見た目の旨さも味も最高さ」

ぼきりと脚をもいだ虎が、フライドチキンにかぶり付くように太腿に牙を立てる。

「この脚も美味いぜ。むちむちと牙を押し返す食感がとてもいい」

むしゃりと虎が太腿から大きな肉の塊を食いちぎると、大腿骨が顕になった。
その頃にはニンゲンは生きているのか死んでいるのかはわからないが大人しくなっていた。

その後俺たちは脚の肉も平らげ、デザートに性器周りの肉も半分こして食べた。
下腹部のつるりとした肉はまるで刺身のように味わい深かったし、
まるで餅のような大陰唇の肉は舌の上で震えるような弾力があって、十分に舌触りを
楽しんでから楽しく噛み潰した。

ここらで俺達も満腹になったので、
残った上半身の肉と内蔵もろもろは明日食うことにする。
内蔵はまた違った旨みがあるから、今度は俺の魔術で料理してみるのもいいな。

「うまかったなあ虎よ。お前の魔術の使い方は最高だぜ。こんな肉を食える俺は幸せだ。」
「おお、またいろんな人間を捕まえてこようぜ。」



…翌日、狼のやつは魔術でニンゲンの残りを素晴らしい料理にしてくれた。
これがあるから狼のやつを呼ぶ価値があるってものだ。
二人で満足すると、再度の食事を約束し、狼は帰っていった。

「実はもう一匹捕まえてきてるんだがな…」
狼のやつには黙ってたが、ニンゲンのクルマにはもう一人美味そうな奴が乗っていた。
まだ毛も生えていないオスガキだ。あのメスガキと姉弟か双子かだったのだろうか。
狼奴はどういうわけか人間のオスの肉は嫌うんだ。
このオスもじっくりと魔術での改造を終わらせてある。

「雌獅子の奴がたしかオスガキが好物だとか言っていたな…
 あいつも確か面白い魔術を使えるらしい。こんどはヤツを食事に誘ってみるか」

次の食事会も楽しみだぜ。

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最終更新:2012年11月28日 21:25