暗い夜道に二つの明かり。
 二人の警察官の手に握られた懐中電灯がゆらゆらと蠢いていた。

「物騒な話だな……。まさか本当にこんな猟奇的な事件が起きていようとは」

「ああ、連続行方不明事件で被害者が二桁回るなんて何十年ぶりなんだという話だ……。
 どこの変態さんか知らないがこれ以上警察の仕事を増やさないで欲しいね」

「近くに小学校と中学校が密集しているのも被害が多い原因だな……。
 もう何人の親の家まで事情聴取にいったんだろうか……」

 そういいながら深夜の道をパトロールする二人の警察官。
 ここまではいたって平凡で、いたって日常的なよく見る警らであった。

「お、おい!!あれみろよ!!」

 しかし、警察官の懐中電灯は見てはいけないものを映し出す。
 それは、ある生物であり、しかしまたその生物とはいえないものだった。

「な、なんだあれ……ヘビか?」

 全長20mはあろうかと思われる物体が道を横切っていった。
 ただのヘビではない。腹の部分がちょうど「女子小学生の大きさぐらい」膨らみあがっている。
 そして「満腹です、ごちそうさまでした」といわんばかりな表情を浮かべ、ノロノロと蛇行していた。

「な……なんだあれ」

 しかしそれが二人の最後の言葉となった。
 「シュルシュルシュル」というヘビの蛇行音が聞こえた時には、既に彼らの顔はヘビの口の中で唾液まみれになっていたからだ。
 閑静な夜の住宅街に、三匹のヘビが腹に人間を孕み、シュルシュルと蛇行していた。

いもうと「お姉ちゃん……おちっこ行きたいよぅ……」

あね「もう……しょうがないわね、いってあげるよ」

トイレの前には巨大なヘビが!
真っ先に狙われたのはいもうとだった!!

いもうと「あぁ……やめ……やめて、食べないでェええええええ!!」

だがいもうとの四倍は大きいそのヘビはいもうとの頭を狙い、そしてその頭を口の中におさめた。
キバの先から流れる涎がいもうとにかかりいもうとの美しい顔を乱す。
いもうとは最初は大きな声で泣き叫んでいたが次第に腹辺りまでヘビの口の中に収まったあたりでその声も消えていった。

あね「い、いもうと……!?た、助けてえええええ」

いもうとはみるみるうちにヘビの養分にされるために飲み込まれていき
いまやヘビの口に腰まで収まり、いもうとはその足をばたつかせるまでとなっていた。
だがヘビの体内ではいもうとを食べ物として養分にしやすくするために胃液を容赦なくいもうとの体に浴びせていた。
消化液が浴びせられると同時にそのショックでいもうとのおまんこからは黄色いおしっこが漏れる。
瞬く間にいもうとの足の先まで飲み込んだヘビは次はその蛇にらみをあねに向ける。
あねは物の怪に襲われたようになって恐怖で身がすくみ動けなかった。
そんな瞬間でもいもうとはヘビによって消化吸収されようとしていて肉の壁に包まれたいもうとは恐怖に怯えていた。

ヘビは何を思ったのかあねに絡みついた。
ヘビは全身が筋肉であるというように、あねはヘビの馬鹿力の前に全く抵抗も出来ない。
ヘビはあねの服にキバを突きつけ、そして引き剥がした。どうやら服が消化を阻害すると思ったらしい。
効率よく肉が柔らかく美味な女の子から養分を吸収するための策であった。そして姉は今度は足からヘビに飲まれていく。
ヘビの口から顔を出したあねの端正な顔立ちも、数時間後には茶色いうんことなっているのである。

数日後、同じ場所に大量のウンコが見つかり、中から大量の髪の毛などが検出されたのだった……。

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最終更新:2013年04月29日 10:31