都市伝説

《いらないなら》

もしこれを読んだあなたのおっぱいが大きいなら是非気を付けていただきたい。

もし、道を歩いていて

女性「胸が大きくたって、ろくなことがないわよ。誰かにあげたいくらいよ(笑)」

などと言った日には覚悟して下さい。

女性「……気のせいかしら?」

そんな台詞を言ってしまった女性が仕事帰りの夜道を歩いていたが、後ろから聞こえた物音に振り返るが何もなかった。

そして、再び歩きだそうとした時

「すいません」

女性「っ!?な、何よ!」

いつの間にか背後にいたフードを目深に被った見るからに怪しい男がいた。

「脅かしてすいません。一つお聞きしたいことがありまして、いいですか?」

女性「な、何が聞きたいのよ?」

女性はすぐさま逃げれるように構えて聞いた。

「ありがとうございます。昼間に聞こえたのですが…………………………………………その乳房いらないんですよね?だから、貰ってもいいですよね?」

女性「(ゾクッ)……っ!?なんで動けないのよ!?」

フードで見えないが嫌な笑みの気配に即座に逃げだそうとしたが、何故か体が動かなかった。

「あぁ、無駄ですよ。私の数少ない特技でして。自分で言った台詞には逆らえないようになってます」

そう言いながら、男はフードを取る。いや、それは男とは呼べない風貌だった。

口は犬のように長く、そこから覗く歯は牙のように鋭く、耳はピンとまっすぐに上に伸び、その姿は物語で描かれる狼男のようだった。

「最近の人間は理解に苦しむことばかり言ってますが、私にとっては嬉しいことですからいいですかね」

狼男はそう言うと硬直している女性のブラウスごとスーツを掴むと破った。

女性「い、いやぁぁぁぁっ!?」

「おぉ、これは形、大きさ共に素晴らしい肉ですね。今から食べるのが楽しみですな」

女性「た、たたた食べる!?」

「えぇ、そうですよ。こんな美味そうなものがいらないなら貰って食べてあげますよ」

狼男はそう言うと自分の口よりも大きな乳房を口に咥えて味わう。

女性「っ!?い、いやーーーーっ!?お願い食べなで!」

「柔らかいけど、しっかり弾力もあって美味そうだ」

女性「お願いします!食べなでぇぇぇ!死にたくない!」

「あぁ、安心して下さい。私、人間の乳房にしか興味ありませんので」

それで安心できる人間など誰もいません。

尚、叫ぶ女性に狼男は味見を止める。

「なら、質問に答えてくれますか?」

女性「えぇ!何でも答えます!」

「そうですか。今まで、食べたどの人間の乳房よりも大きいのですか、サイズはいくつなんですか?」

女性「Jカップよ!これでいいの!?」

「Jですか。納得のサイズですな。うむ、確かに食べた中で、一番大きいと覚えておきますよ」

女性「……え?」

女性は突如、軽くなった自分の胸に疑問を感じ胸元を見る。

そこにあったはずの乳房がなくなっていた。

そして、何かを咀嚼する狼男の口から零れ落ちた真っ赤な何かを認識した瞬間


女性「ぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?いだいいだいいだいぃぃぃぃぃぃ!?」

狼男はグチャグチャと美味そうな顔をしながら母性の象徴だった乳房を咀嚼してゴクリと飲み込んだ。

「これほど食べごたえがあって、脂が美味乳房は初めてですよ。もう片方も貰いますね?」

女性「っ!?いや!やめでやめで!もう食べな……がぁぁぁぁぁあ!?」

言葉の途中で乳首が噛み千切られた。

「さっきは味わえなかったので、単品で貰いますよ。うーん、コリコリとした歯応えが病みつきになりやすね」

女性「誰がだずげでぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

「食事中に騒がしい方ですね。なら、最後は自分でお願いしてもらいましょうか」

狼男はそう言うと泣き喚く女性の顔を掴み自分の顔に向けた。

すると

女性「あ……あ……わ、私のいらない乳房をお腹いっぱい食べて下さい!(なんで!?口が勝手に!?)」

泣き笑いを浮かべて女性は残った乳首が取れた乳房を両手で持ち上げて柔らかさを狼男にみせつけるように揉みしだく。

「フフフ、では遠慮なくいただきます」

狼男は今度はゆっくり味わう為に一口ずつ食い千切り女性ならでは甘い果実を食した。

「ご馳走様でした」

狼男は満足そうにそう言うと乳房があった場所から血を流して放心状態の女性を置いて歩きだした。

女性は確かに自分で言った通り、邪魔だと言った乳房をあげることになりました。

皆様をお気を付けて下さい。

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最終更新:2016年01月24日 13:28