• 玲(18)163cm
吹奏楽部部長で部員を引っ張るしっかりした性格。後輩の育成に力を入れている。残って練習に付き合うことも多い。
風貌→黒髪のロングヘア、クールで切れ長の目。
しっかり者で学級委員を勤めている。後輩からも信頼され、正義感が強い。

  • 佳奈(18)160cm
吹奏楽部副部長で佳奈をサポートしている。いつも笑顔で性格は明るい。
困っている部員を見つけると力になりたくてすぐに話を聞きに行く優しい性格。
風貌→ボブにワックスで毛先を遊ばせている。くりっとした大きな目。いつも自分のことより人を優先する。

  • 桜(16)156cm
今年から吹奏楽部に入部した1年生。演奏に慣れておらず残って練習する頑張り屋。
風貌→首筋が隠れてるくらいのミディアムヘアで清楚な風貌。ぱっちりとした二重で中学時代、クラスのアイドル的存在だった。明るく、真面目で清楚な雰囲気。

  • 友梨(16)158cm
今年から吹奏楽部に入部した1年生で桜と中学からの同級生で親友。
桜に付き合い自分も練習に取り組んでいる。
風貌→ぱっちりした二重、肩より少し長い髪。軽いパーマを当てウェーブさせている。暗めのブラウン色に髪を染めている。おしゃれが大好きで少しギャルっぽい女の子。スカートを折り曲げ太ももあたりまで上げている。
中学時代は桜と同様、クラスのアイドル的存在だった。

  • 制服
長袖の薄い水色のシャツ、襟の下を通し、紺に白いチェック模様のリボンを首元につけ、長袖を折り曲げて着用している。
紺に白いチェック柄のスカート膝より少し上あたりの長さ。
膝下までの紺色の靴下、赤い小さな校章が刺繍されている。

  • 怪物
デビル
大きな翼で宙を舞い、高速で獲物に飛びかかる。
鋭い牙で獲物の生き血を吸い、肉を食いちぎる。

チェーンソー
右腕がノコギリ状でチェーンソーのように回転する。刃はギザギザな細かい突起があり、獲物の内臓を引きずり出し食い散らす。

プラント
体が植物の怪物。ムチのような腕で獲物を縛り上げ自由を奪い獲物を食う。頭部の前面全体が口になっており捕食時、4つに大きく開き食らいつき骨ごと噛み砕く。中には無数に生えた鋭い牙と消化液が粘液のように糸を引く。

マスター
はるか昔、怪物達を生み出した術師。その後自らも術により怪物となったが、術師会の者たちに鏡に封印された。他の怪物とは違い知性が高い。
体内から口を通して牙が無数に生えた触手を出す。
獲物の口から体内に触手を挿入し、内臓を引きずり出し咀嚼する。

姫子女子高校、他の学校となんら変わらないところだ。昔から言い伝えられている七不思議。それもどこにでもある話だ…

この学校の七不思議って知ってる…?不思議な鏡の話。
古い鏡でね…夏になると時々この学校のどこかに現れるんだって…それでね…


放課後音楽室
玲「今日はこれで終わります。」
「ありがとうございました!」

友梨「桜、今日も残って練習するの?カフェでも行こうよお?」

桜「ダメダメ!私、みんなより下手だから…」

友梨「そう…じゃあ私も付き合うよ。」

佳奈「2人とも頑張ってるね!私も力になっていいかな?教えてあげる」

玲「居残り練習するんだ!私も力になるよ!」

こうして4人は残って練習に励んでいた。


  • 1時間後
玲「そろそろ帰らなきゃ!もうすぐ校舎が閉まっちゃうよ!みんな片付けるよ」

それぞれ使っていた楽器を倉庫へしまい込む。

佳奈「ん…?玲!これなんだろ?」
4人が佳奈に歩み寄る。それには古い布が被せられていた。
玲「楽器じゃなさそうだけど…こんなのここになかったよね?邪魔だから向こうに動かそ。」

4人はそれを持ち上げ移動させると布が突然風に飛ばされるように床に落ちた。それは古い鏡だった。
玲「これって…きゃ!!」

突然鏡の中から太い触手が飛び出し4人の体を縛り上げ宙に持ち上げた。
4人は暴れて抵抗したがビクともせず、鏡の中に引きずり込まれたのだった。
その場所には暴れた時に落とされた4人のスリッパが散乱した。


気がつくと4人は体育館に倒れていた。そこは学校そっくりだが不気味な空気が流れ、時計が止まっていた。それは怪物達がいつまでも新鮮な肉を食らう為だ。

玲「ここはどこ?」
4人は周りを見回す。すると放送が流れた。
マスター「ようこそ。ここは鏡の中の世界だ。君たちはこれから怪物達の餌食になってもらうよ。脱出する方法はただ一つ。音楽室に行き鏡の封印を解くことだ。まあ、出来ないとは思うが…怪物達は腹ペコだ。キヒヒヒヒ…」

桜「先輩。私達、こんなところで…いや」
友梨「死にたくない…」
佳奈「だ…大丈夫だよみんな!力合わせれば出られるよきっと!」
玲「とにかくみんなで固まって行動しましょ。」
4人は音楽室を目指して歩み出した。まずは体育館から出て校庭を抜いて校舎に入らなくてはならない。


友梨「さっきから何かに見られてるような気がする」
桜「怖いこと言わないでよ」
玲「私もさっきから感じるの…何かの視線。みんな扉まで走りましょ!」
すると上から何かの雄叫びが聞こえ、それは猛スピードで4人に飛行してくる。

デビル「グオォォ!!」
佳奈「みんな急いで!走って!!」玲と佳奈は後輩達に前を走らせ自分達は後ろを走った。
デビルは佳奈目掛けて棘のような物を飛ばした。
佳奈「あっ!!!」
それは佳奈の太ももに突き刺さり、倒れ込んだ。
玲「佳奈!!」
佳奈「きゃあああああ!!!!!」倒れた佳奈は一瞬でデビルに捕らわれた。
佳奈の体を腕で強く抱きしめたまま、空中に浮き上がる。佳奈の弱っていく顔を3人に見せつけるように佳奈を正面に向けたまま。
デビルは佳奈の頭部を抑え首筋に噛みつき易い体勢にする。ゆっくり美味そうな首に食らいつく。
佳奈「あああ!!」
久々に新鮮な血の味を味わうデビル。佳奈は体をバタつかせながら逃れようとする。しかし逃れることはできない。
佳奈の温かい首筋と髪の香りがデビルを興奮させる。久々の血を啜るデビルはさらに奥まで牙を突き立てていく。それは佳奈の細い首の反対側まで完全に貫通した。
佳奈「きぃぃぃ…ゲホ!ガホ!ゴホォェェェ…」
気管を貫かれた佳奈は吐血した自らの血で溺れその抵抗していた体から徐々に力が抜けていく。口から流れ出した血が佳奈の制服を汚していく。
やがてその瞼を閉じ完全に動きを止めゆっくり意識を失った。
その後もデビルは佳奈の体を抱きしめたまま、佳奈の温もりが残る血を啜り続けた。何度も何度も牙を突き立て佳奈の肉と血液を口いっぱいに頬張り、無抵抗な体から柔らかなおっぱいを鷲掴みにすると、一気に引きちぎり口に頬張った。腹に腕をえぐりこませ内臓も食らう。
何度も口の中で転がし咀嚼しながら空中で佳奈の甘い肉の味に舌つづみを打つのだった。

玲「いやぁぁ!佳奈!佳奈!」
桜「先…輩…うそ?」
友梨「佳奈先輩!!」
デビルは叫ぶ3人の前で佳奈の体を捕食し続けた。
玲「みんな…走って。逃げなきゃ…私達も逃げなきゃ…」
後輩達を守らないと、その正義感から玲は口を開く。後輩達に泣きながら…
3人は扉を出て校庭へ走った。
玲「校舎に向かわないと!」
ここから校舎へは中庭を通り抜け、扉を入らなくてはならない。
友梨「先輩、桜…死なないでね。もう誰も死なないで。」
体を震わせ泣きながら呟いた。
玲と桜は優しく肩を抱き中庭へと進んだ。


中庭に進んだ3人はその光景に足を止めた。植物のツルのような物が一面に広がっている。
玲「い…行くわよ」
玲はツルを必死に掻き分け前を進みその後ろから2人が続いた。
しばらく進むと扉が見えてきた。
玲「もう少し!頑張って!」

ガサ…
後ろで何かが落下するような音がした。
ガサ…ガサ…
何かが近いてくる…
友梨「先輩!急いで!何か来る!!」
一番後ろを進んでいた友梨にはその怪物、プラントの姿を捕らえられた。
玲「着いたわ!はやく!!桜!友梨!」
桜「友梨!急いで!急いで!!」
必死に進む友梨、しかしツルが意思を持つようにしなり出し、友梨を妨害した。
友梨「進めない!間に合わない!」
(もう…ダメだ。)友梨はプラントの方を振り返る。プラントはもうすぐ後ろに迫っていた。
プラントがムチのような腕を友梨の体に伸ばし、縛りあげた。
桜「友梨!!!」


友梨「あぁぁ!離して!いぃぃぃ」
ミシミシ音を立てながら締め上げられた体は身動きが全く取れない。
ズルズル友梨はプラントに引き寄せられる。
必死にもがく友梨。髪は乱れ、涙を流し…必死で抵抗する。
プラント「シャアァァ!」
プラントの頭部は4つに裂け大きく開いた。鋭い牙と粘液が糸を引く。
友梨「やめて!いや!……キャア!!!」


プラントは友梨の頭部に食らいつきまるごと口に頬張った。
友梨「…ぶっ!ん!あっん!」
必死に体を暴れさせながらもがき続ける友梨。
友梨(痛い…痛いよ…!!もう…ダメ)声を出せない友梨は泣きながら頭の中で悲鳴をあげる。
プラントはもがく友梨の体に更に強く縛り上げ、そして…
「バギ!!!!!!」
友梨の体は一緒ビクッ!と反応しすぐに動きを止め、力を失った。
友梨のはみ出た髪がプラントの口から垂れ下がり、そこを伝い粘液と混ざり合った血が糸を引きながら滴り落ちた。
プラントの口から漏れ出した消化液は友梨の制服を溶かし裸にしていく。
白い肌を赤い血が這い、胸の谷間を濡らしていく。
プラントは友梨の体を仰向けに寝かせた。そして柔らかそうなおっぱいを食いちぎる。伸びながら徐々に引きちぎられていく。
おっぱいを食いちぎると友梨の体を持ち上げ首からバリバリ音を立てながら噛み砕いた。勢いのあまり肉片が飛び散る程に…

桜「友梨!!友梨ぃぃい!!」
玲「そんな…友梨まで…私、部長なのに、誰も守れない」
まだ残る友梨の味を楽しむかのようにゆっくり、何度も口を開閉されるプラント。その度に血が混じった赤い粘液が口内で糸を引く。
プラントの周りには噛み砕かれた友梨の血と飛び散った肉片、そして粘液で溶かされボロ布のように変わり果てた制服や下着の破片が散乱し、そこで起きた惨劇の凄まじさを物語っていた。
玲「先に進まなきゃ…行かなきゃ…」
桜「……はい」


音楽室は進んだ角を曲がり、階段を上がり5階へ。長い廊下の突き当たりを曲がった1番奥にある。この学校は大きく運動部が校舎内を練習に使うほどの広さだ。
玲「ごめんね…私、誰も守れてなかった」泣きながら呟いた。
桜「先輩は何も悪くない。生きてここからでましょ。」
桜も食い殺された2人を思い出し、泣きながら呟いた。
しばらく進むと自分達の世界では存在しない部屋が1つ。
桜「何だろここ?」
中では何かが歩くような音がする。少しずつ扉に向かって。
桜「え?…先輩!!走って!!」
玲と桜が走り出すと扉が凄まじい勢いで開いた。
チェーンソー「ブォォォォォォ!!ギィィィ!!」
2人は全力で廊下を走り階段を駆け上がる。チェーンソーはその後ろから刃を振り回しながら追いかけて来る。
5階まで階段を駆け上がり廊下を全力で走る。汗だくになりながら、2分程全力で走っただろうか。元の世界より前に進むことができない。体が重く感じる。
桜「なんで…進めない…はぁはぁ…」
玲「桜!しっかりもう少し!頑張って!」手を引き桜を引っ張る玲。2人は最後の曲がり角を曲がる。
チェーンソーは2人のすぐ後ろまで迫っていた。
桜「はぁはぁ…」
チェーンソー「ブォォォォォォ!!!!」
足取りが遅れる2人にチェーンソーが追いついた。
桜(殺される…)桜はチェーンソーの方に首を振る。
チェーンソーは刃を振り上げ桜の背中目掛け振り下ろした。
玲「桜!!!!!…………うっ!!」
玲は桜を守ろうと繋いだ手を力一杯引っ張り、自分が身代わりに。チェーンソーの腕は玲の腹部を貫通する。壁に玲の血が飛び散る。
玲「さ…桜…あなただけでも、生き延びて」
チェーンソー「ブォォォォォォ!!グヂュグチャグチャグチャ」
桜「先輩!!」
玲「はやく…にげて!!!にげて!!んぁぁぁん!」
腹部を貫いたまま回り続ける刃。刃には玲の内臓が引っかかり回り続けた。
チェーンソー「グォォォ!!」
雄叫びと共に一気に腕を引き抜く。
玲「きゃあああ!!ん…ぁぁ…」
内臓が刃に引っかかり引きずり出され、玲は腹を抑えうずくまり、苦しそうに呻き続けた。
チェーンソーは引きずり出した内臓を美味そうに口に含んでは、何度も噛みしめ咀嚼する。
引っかかった内臓を食い終わるとうずくまる玲を凄まじい力で仰向けに押し倒した。チェーンソーは玲の骨盤の辺りに馬乗りになり、腕で玲の首を押さえつけ、刃の右腕を振り上げた。そして再び腹部を貫いた。
玲「ぐぁぁぁぁあ!」
そしてゆっくり上へ上へ刃を移動させ切り裂いていく。体を激しく暴れさせながら悶える玲。だが首を押さえつけられ動けない。制服はズタズタに引き破かれ、血に染まっていく。腹部、胸部、そして首元まで。
玲「んっ!!ぃぃぃぃぃぃ…………ぐぇっ!ゲホェェ!ん…ぁ…がぁ…ぁぁぁ……」
首元に近づくにつれ玲の力は徐々に弱まり次第に抵抗も少なくなる。そして口から血を吐き出すとその体はゆっくり力を失った。薄く開いた切れ長の目にはもう生気はなく、その頭を右に傾け、ただボーっと横を向く。汗と血で濡れた長い髪が暴れた際に被さり、それは玲の顔を薄っすら隠しながら、その死に顔を覗かせた。

チェーンソー「グギァァァア!!!」
大きな雄叫びを上げるチェーンソー。一気に頭部を切り裂いた腹部にえぐり込み、激しく食い漁っていく。あまりの激しさに玲の体を揺さぶりながら…腹部、そして胸部へ頭を移動させる…上へ…上へ…
勢いで体が揺さぶられるたび、少し開いた口から玲の口内に溜まった血が少しずつ床に流れ出した。
玲の内臓を食い散らし、ゆっくりその頭部を体から引き抜く。チェーンソーの頭部は玲の血で赤く染まり、口には玲の心臓を食わえていた。
手で心臓を口に押し込み、ゆっくり咀嚼する。食い終わると玲のズタズタな制服を破り出した。
柔らかそうな白いおっぱいが顔をのぞかせる。チェーンソーは狂ったようにその胸に口を押し付け激しく食い散らした。右、そして左と甘い玲の肉の味はチェーンソーを興奮させ続け、その後も体を食い散らし続けたのだった。
桜「私のせいで…もういや…」
震える手で口を押さえ食い散らされる玲を見ながら涙を流しゆっくり後ずさりする。そして振り返り音楽室へ走り出した。

桜(私だけでも逃げないと…玲先輩の命、無駄にはできない)
そう心の中で呟いた。
桜「ここに鏡が!はやく!はやく!」
独り言の様に呟く。桜は音楽室の扉を勢いよく押し開けて駆け込んだ。
桜「……え?鏡は?」
そこは40畳程のスペースが広がっており、鏡はもちろん元の世界には並んでいる机や椅子、物が何もなかった。ただ生温い異様な空気が立ち込めていた。
桜は何か今までとは違う空気を感じた。

マスター「キヒヒヒヒ……鏡は?鏡は?」
誰もいない部屋に桜をマネするかのように声が響いた。桜は部屋を見回した。
マスター「鏡はここだよ…桜。ここだよ…」
桜は声のする部屋の奥へと足を進めた。恐怖で震える体と流れ出しそうな涙を必死で堪えて…
部屋の奥、壁際まで進む。左右を確認するがどこにも鏡はなかった。
マスター「桜…………鏡はここだよ!!!!!」
マスターは突然桜の背後に現れた。ビクッと桜の体が反応し、振り返る。
桜「きゃっ!!」
振り返りざまの桜の体をマスターは凄まじい力で右腕で後頭部を、左腕で背中を自分の方に引き寄せ強く抱きしめた。
マスターは桜の頭に顔を擦り付け髪や体の香りを嗅ぎ出した。
必死に逃れようと抵抗する。汗が頰を伝い流れた。抵抗してもマスターには全く通じず、ビクともしない。
マスター「いい香りだ。美味そうだ…」
マスターは口から先端が尖った長い舌を伸ばし桜の頰を流れる汗を舐め取った。

桜「やだ!!!やめて!!」
マスター「教えてやろう。鏡は私自身だ…私はこの世界で鏡と結合することに成功したのだ!お前がここから脱出する方法…それは私を殺すことだ!
か弱いお前達にはできないだろう…お前達は全員、ここで死ぬ」
桜の目から堪えていた涙が流れ出した。
桜「死にたくない……んんっ!」
マスターは後頭部を抱く右腕で強く自分の顔に桜の口を押し付けた。桜の口内にマスターの舌がえぐりこまれ唾液を吸収していく。
ぶちゅぅぅ…じゅるぅ…じゅ…
桜「っ!…んぁん…ん…んっ!」
必死で逃れよう首に力を込めながら体を暴れさせる。だがマスターの力には敵わない。逃れることはできない。
マスターは5分ほど桜の口内に舌を挿入し吸収し続けた。そして、ゆっくり顔を離し舌を抜く。
桜「ゲホッ!ゲホッ!!はぁ…はぁ…」
マスター「苦しいか桜…次はもっと苦しいよ…キヒヒヒヒ」
マスターは桜を突き飛ばし背中を壁に打ち付けた。桜は震えながら壁にもたれかかったままマスターを見つめる。
マスターは術を使い自分の右腕を変幻させていく。
右腕は次第に鉄のように硬くなり、5本の指が1m程のナイフのような爪に変化した。その爪には玲を食い殺したチェーンソーのような細かなギザギザした刃が無数に突き出ている。
マスター「さぁ、始めようか」

左腕で桜の首を鷲掴みにし壁に強く押し付け、一気に桜の柔らかい腹部を貫いた。
桜「いや!やめっ……ぐぅぅう!!!!」
桜は壁に貼り付けの様な状態で、腹部を貫通した爪を握りしめたまま呻き声をあげる。力のかぎり瞼を閉じ、その痛みと苦しみに耐えようとしている。
桜「ぅぁぁ……ぁぁ…ぁぁぁ…」
1分ほどその状態が続き、生暖かい血の塊を口から吐き出した。血は首を掴むマスターの手にかかった。マスターは桜を押さえつけたままゆっくり…ゆっくり…爪を引き抜く。細かい刃には桜の内臓が引っかかり引きずり出される。
桜「ぐぅっ!うっぁぁ…」
桜は内臓を引き抜かれながら呻き続けた。そして次第に呻き声が小さくなっていく。
桜「ぃぃ…ぅぁぁ……」
段々と瞼が重くなり、パッチリした二重の目は半分開いた状態で止まる。開いた目から覗く瞳はもう焦点が合わず遠くを見つめている。
ゆっくり膝の力が抜ける。
桜は体を壁に押し付けられたまま膝からゆっくり崩れ落ち、擦り付けられた壁には引きずった様な大量の血が赤い跡を残し、桜は体を横向きに横たわった。

腹部から流れ出た血が床を流れ、桜の右腕が体に被さる様に地面に垂れ下がる。左腕は体の下から前方へ横たわっている。
桜「…っ!……っ!」
桜はしゃっくりの様な声のない呻き声をあげている。まだかろうじて意識が残っていた。
マスターは桜の髪の毛を鷲掴みにする。そして、横たわる体を頭から持ち上げ壁にもたれさせた状態で座らせた。
薄く開いた目は、ボヤけた状態でマスターを捉えた。
桜には抵抗する力は愚か、声を出す力すら残っていなかった。薄く開いた口からは血が流れ、飛び散った血が顔を真っ赤に汚している。血と汗で濡れた髪が頰に付着し、髪の毛の細い束が薄く開く唇の横から口内へ入り込んでいる。

マスターは口から長い触手を伸ばした。それを桜は虚な瞳で見つめる。
髪の毛を掴まれ、壁に押さえつけられ、もう抵抗も出来ない桜に口付けで触手をえぐり込んだ。
マスターは桜の肉の味、表情、全てに興奮し強く自分の顔を桜に押し付けグリグリと細かく左右に揺すりながら奥へ奥へと触手をえぐり込んでいく。
その触手は体内に達し桜の内臓をかき回した。口から引きずり出された内臓は口付けした状態で口移しされマスターに咀嚼される。
食い終わるとまた触手を体内にえぐり込む。

桜(玲…輩ごめ……なさ……)
3回ほどそれが繰り返された時、マスターに口付けされたまま桜は肺に溜まった最後の息を吐き出した。
桜「んぁぁ…………」
桜の薄く開いた目はゆっくりと閉じ、その目尻から一筋の涙が頰を流れ落ちた。そして完全に体の力を失った。
その後もマスターは桜の体から内臓を引きずり出し口移しで咀嚼し続けてた。
興奮のあまり桜の頭部は壁に擦り付けられ、髪の毛がジャリジャリ音を立てた。内臓を食い終わると、触手を抜き取り桜を壁にもたれさせたまま制服のシャツを真ん中から引き裂いた。そして、ピンク色の乳首と白い柔らかな膨らみを持ったおっぱいをゆっくり食いちぎるのだった。




翌日、散乱したスリッパが楽器倉庫で見つかった。そこにはもう鏡の姿はなかった。
4人の失踪は瞬く間に学校中に広まった。


吹奏楽部の子達突然消えちゃったんだって…
もしかして七不思議って本当なんじゃない…??
まさかぁ……?そんなわけ…ないよ…ね?

END

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最終更新:2025年08月03日 14:05