じつは吸収される瞬間に人造人間スキルのバリヤーをはってしのいでいた18号。
それに気づいたブウが、再び18号を吸収するために姿をあらわした。
「な、なんどやっても結果は同じだよ!」
そう言ってる間にブウから分離した肉片がガバッと広がって18号に飛びかかる。
18号は自分の身体が覆われる瞬間にバリッヤーをはるが、肉の物体はバリヤーごと18号の身体を覆いつくす。
バリヤの上からピンクの肉が獲物を求めるようにグネグネと蠢いている。。
肉壁が妙に湿ってきたように見えたと思ったら、バリヤーがだんだん薄くなっていってるのに気づく。
手と爪先の部分から次第にバリヤーを中和され、生暖かい肉が肌に直接触れるのを感じた。
やがて首から下の部分のバリヤーが消えて、グネグネ蠢く肉が四肢をぎゅうっと覆い圧迫する。
残った顔の部分のバリヤーの外側で、動きをさらに激しくする肉壁を眼前に絶望を感じる18号。
バリヤーの光がしだいに薄れ、消滅するよりも早くミシミシと音を立てて急速にヒビが広がっていく。
次の瞬間バリヤはパリーンと砕け、肉がグアッと顔に押寄せてきた。
「うあんぐっ・・・!!!ぐむ・・・!!むぅ・・・!!!!」
視界まで閉ざされ、強烈な圧迫感だけが全身を支配する。
激しく蠢く肉が全身を締め付けてくる感覚に浸るうちに
いつしか自分の肉体がその蠢きに同調し、ほぐれていくような感覚を覚える。
異質な物体にピッタリ覆われていることの不快感が無くなり、圧迫感が一体感に変わっていく。
やがて強烈な力で何かに引っ張られたかと思った次の瞬間
ベチャッ
衝撃を感じた。
意識は残っている。身体は人の形を留めてなかった。でも不快じゃない。
自分の身体がグチャグチャと音を立てて何か別のものと混ざっていってるのを感じる。
ぬるま湯の中で性を貪られるような気だるい快感の中、自分の中に残ってる様々なものを放棄していく。
意識まで手放す直前、誰かが大声で自分を呼んだ気がしたがどうでもよかった。
- リビドーを感じる作品でとてもいいね。本スレにも貼ってくれるといい。 -- ( ) 2018-11-25 22:48:34
最終更新:2018年10月25日 08:38