ズタボロの死体(元・戦乙女)を振り乱すようにして喰らう怪物。
四人はその無残な光景を呆然と見続けることしか出来ない。

次女「ちょwwwwwおまwwwww全然駄目じゃネーかww」
長女「(; ^ω^) …。」
三女「さて、何とする?」

怪物は目前の肉の処理に専念している。
鎧を身に着けた部分は脱がすこともせず咬んで振り回して千切る。
洞窟の壁に、手甲付きの腕が叩きつけられた。辺りに地が舞い飛ぶ。

四女「もっと丁寧に喰えよ」
三女「非情だな妹者よw」
次女「誰だよアイツ呼んだの」

青ざめる長女。ザキに等しい言葉がかけられた戦乙女は既に天に召されている。
怪物が時折、こちらをエロい目つきでチラ見するようになってきた。

三女「こりゃいよいよ一大事やね」
次女「だな。どーするよ姉御?」
長女「…」
四女「姉者?」
長女「……」

怪物「(・ω・)ガオー」

怪物がこっちを見ている。

三女「あね(ry」

長女「 ヒ ャ ア ! が ま ん で き ね ぇ ! 」

長女は狂ったように叫んだ。相当テンパっている。
奇妙な構えで相手を威嚇する!

これからが本当の戦いの始まりだ!
長女は怪物に襲いかかった!長女の怪鳥のような奇声が木霊する!

怪物「(・`ω'・)ガオー」
長女「キエエェェ~~!!」

怪物は虚を突かれた!長女は怪物をたちまち押し倒す!

次女「セクロスキタ (・∀・) ッ!!」
三女「むしろレイープw」
四女「長女ははしたない女だよ…」

三人娘が呆れている。だが長女は気付いていない。
無様に転がる怪物に馬乗りし、拳に力を込め…今放たれる必殺の――

長女「はドーけん!はどーけん!しょーりゅーけん!!しょーーりゅーーけん!!!」

ドカドカボコボコドカボコ、グワシャア! かいぶつ は うごかなくなった ・・・

三女「YOU WIN !」
次女「 ち ょ っ と 待 て 」
四女「勝ちゃーいーんだよ勝ちゃー」

長女「力こそパワー!」

勝利の雄たけびを上げる長女。怪物は絶命している。

三女「捕食スレなんだから速やかに咀嚼汁!」
長女「無理wwwww俺の人生終わるwwwww」
次女「それよりさっさと出ようよー。こんなとこもうヤダー」
四女「賛成 ノシ」

四人は二つの肉塊を残して地上へ舞い戻ることにした。

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最終更新:2008年05月18日 15:38