ムシャ…ムシャ…
大きな触手に捕らわれた彼女の身体はそのまま植物の中へ取り込まれた
砂漠のど真ん中に咲いていた大きな植物
それは、迷い込んだ動物を取り込み、栄養として捕食する習性を持つ食獣植物だった。
彼女は、それを見るために男と一緒に砂漠へ赴いた。
ところが、車が故障を起こし、砂漠のど真ん中、食獣植物を前に立ち往生してしまった。
男が「面白い実験をしてみようじゃないか。あの植物は人間一人くらい
丸呑みにできるんだぜ」
そう言い放って私をその食獣植物の前へ放り込んだのは、そんなときだった。
逃げようとあがくも、植物から伸びた触手は彼女を絡めとり、
暴れる彼女を自らの胎内へ送り込んだ。
かくして彼女は今、植物の中にいた。
中に取り込まれては身動きもままならず、
にじみ出てくる粘液が彼女の体に付着するのに任せるしかなかった。
「い、いや・・・」
べちゃ、べちゃ…
服に付着した粘液はその縫い目を徐々に溶かしていく。
やがて、形を保てなくなった服は、粘液とともに彼女の体から滑り落ちる。
生まれたままの姿になった彼女は、続いて自分の肢体が同じように溶け崩れる様を想像し、身震いした。
ズチュ、ヌチュ…
さらに降り注ぐ粘液
完全な裸体となった彼女はそれを振り落とそうともがくが身動きもままならない狭い植物の中では
もとより無駄な抵抗でしかなく、かすかな動きしか許されない両手両足はおろか
頭、乳房、それに、股間まで粘液にまみれた。
くちゃ、くちゃ…
徐々に粘液にまみれた四肢の感覚が鈍くなってゆく。
それとともに体の深奥に淫靡な熱がともり始めた。
「あ…ふぅ…」
いつしか彼女の蜜壷からは淫らな液があふれ始め、乳首は植物の壁面に触れるたびに甘美な疼きを全身に走らせる。
「い、いや…あ…はぅ…」
粘液の作用と自らを覆う快感のせいで彼女の身体にはいかなる力も入らなかった。
半ばぐったりした姿勢のまま自らを蝕む粘液にまろやかな裸体を穢させるばかりだった。
得体の知れない何かに自らの身体を蹂躙される屈辱と、
自らの中にともった淫靡なマグマに対する羞恥心に彼女は悶えた。
「ぁ、ぅっ…ぅんっ……」
徐々に彼女の下腹部の茂みに粘液が滴り、壷を作り始める。
その中へ、触手の一つが潜り込み、彼女の神秘へと這い寄る。
粘液と淫液でぐちょぐちょになった秘裂はその触手を飲み込んでゆく。
「あぁ、あ、あ……」
涎をぼたぼた溢れさせて彼女は快感に喚く。
まったく自由の利かない身体は自らを蝕む淫熱にいいようによがり狂う。
満足に動かぬ身体はそれを外へ逃がすことすら許されず、
わずかに腰と乳房を痙攣させるようにピクピクさせるのが精一杯だった。
自らをかき回す触手はそれを嘲笑うかのように彼女の膣をこねくり回す。
微かなよがり声はいつしか乾いてゆき、涙と涎をあふれ出させながら
弱りきった小鳥のように微かな鳴き声を吐くだけである。
下腹部への蹂躙でカラカラになった口腔へもう一つの触手が入り込む。
更に、粘液のプールに浸った彼女の尻へ更にもう一つの触手がしたい寄る。
もう、彼女は自らの身体への侵入にいかなる拒否反応も示すことが出来なかった。
ただただ、自分を食べ物として取り込もうとする植物の容赦ない意思を淫らなものとともに受け入れるばかりだった。
彼女の可愛らしい口は深々と触手を咥え込み、涎と粘液をだらだらと零しながら微かな歓喜の声を出していた。
全身の性感で桜色に色づいた乳房は絶え間なく注がれる粘液でてらてらと輝きながら、雫を乳首からたらしていた。
前後に二つの触手を咥えこんだ大事な部分は粘液に浸されながらもとめどなく乙女の蜜を垂れ流し、
ひくひくと動き続ける。淫核は真っ赤に灼熱したまま膨れ上がり、肉びらからは愛液と粘液が噴火口のように溢れ出す。
彼女の肌肉はジェリーのように覆い尽くす淫らなソースで極上のメインディッシュへと仕上げられた。
「…………ぁ」
もう、声を上げることもままならない彼女が最後に上げた喘ぎ声だった。
それと共に彼女を内側から貪り続ける触手はその先端から白濁した液体を彼女の中へ注ぎ込んだ。
触手を挿れられた上下の口からどろりと白濁液が溢れだす。
完全に動きを止めた彼女に白濁液は容赦なく注ぎ込まれつづける。
植物の中が粘液で満たされたのはそれからすぐのことだった。
一ヶ月以上が経ち、彼女の身体を覆う粘液は乾ききり、白濁液の形で養分を注ぎ続けた触手は
彼女の内部へ入り込んだまま動きを止めていた。
植物は、自らの補給できる栄養が底を付いたと判断し、「最後の食料」を取り込むべく動き始めた。
仮死状態の彼女の裸体に粘液と明らかに異なる液体が勢いよく注がれた。
触手の先端からも同じ液体があふれ出した。それは、まごうことなき消化液だった。
滑らかな皮膚が白煙のように溶けはじめるが、仮死状態の彼女はピクリとも動かない。
口内の奥に注がれた消化液は彼女の喉元へ到達し、頸部を内側から溶かす。
うなじに注がれた消化液とあわせて内外から蝕まれた彼女の首はあっけなく溶け、
しおれた花のように頭部がゴロリと落ちる。
その顔は一ヶ月前と同じ表情のままで、淫らなものをうかべた美しい顔には苦悶の影もなかった。
下腹部に注がれた消化液は彼女の甘美な乙女の壷を真夏のアイスクリームのように溶かしはじめた。
やがて残った胸部が自らの重さに耐えられず消化液と溶け出した自らの肉の混じった海に崩れ落ちる。
その上にさらに注がれる消化液は彼女の裸体をとろとろとほぐし始める。
蠕動が始まった。ほどよく消化液と交じり合った彼女の身体はぼろぼろと混ぜ返されつつ植物に自らの味を伝える。
胸から溶け落ちた乳房とほぐれた尻の肉が豊かな肉質と弾力を残したままもみしだかれ、消化液の中へ消えてゆく。
美しい曲線を描いていた太腿がぽろぽろになった膣や子宮、内臓だったものと交じり合い、養分豊かな肉の繊維となってゆく。
植物は消化液とともに彼女を徐々に吸収してゆく。口内一杯の「ご馳走」を少しずつ味わっているかのように。
その一週間後、救助隊が見たものは口内のものを消化しつくし新たな餌を求める食獣植物と
その頂に咲く真っ赤な花だった。
- 快楽とともに消化されていく描写がとてもエッチ -- ( ) 2021-11-27 06:46:54
最終更新:2021年11月26日 19:19