「ただいまー おかーさんおなか減ったー」
ショートボブの髪を揺らし由美は玄関を開けつつこう告げる
すらりとしたスタイルの少女はまさに育ち盛りなのだ。
「おかーさんー? あ、いたいた あれ寝てるのかな? え、なに?」
居間では母の恵がその長く緩やかなウエーブのかかった黒髪を投げ出して横になっている
しかしいつも若若しく優しげな顔を必死に歪め口を動かしている、何かを言っているようだが声が出ていない、そして不自然にまくり上がったロングスカートの影からのそりと何かが姿を現した。
「え……蜂? ひっ… きゃああああ! お母さんお母さん!」
それは人の上半身ほどあるハエだか蜂だか判らない生き物だった、
それが恵の背に覆いかぶさる形で抱き付き、蜂のように針を突き立てていた。
「にげ…… ゆ、み… に、て… 早く…」
麻痺毒に侵されながら恵は娘に呟くが混乱した由美には届いていなかた
「なんなの! これなんなのよぉ! あんた達お母さんから離れな……
痛っ え、ひいいぃぃいいっ そんふぁ… ふぇあ?」
昆虫もどきは一体ではなかった、由美からは見えない壁の影にはその生き物があと
五匹居たのだ。その一体から針を打ち込まれた由美は脱力し、恵の正面に倒れこんだ。
「ああ… 由美、そん、な。 え? ひぃ! きゃああぁあああ!」
娘を救えなかった悲しみにくれる恵の背中から針が引きぬかれ、なんと蜂もどきは
そのまま恵の股間、下着を突き破り性器へと針を突き立てたのだ。
「ううあぁあぁあ!何ぃ! いやぁああっ ぐぅあおぉぉっ!あああああっ」
そのまま蜂もどきは由美の腰ほどもある腹をぜん動させながら消化液を
恵の中へとたっぷりと注いでいく
「嫌ぁぁぁぁぁ! いやいやぁっ ひいいい! 何なのぉ!うぐぇぇ… お腹が、痛い…」
少し麻酔の効果が切れたのか、娘のことも忘れ悲鳴を上げる恵の腹から 
ぐじゅる、と嫌な音がした。
「うぎゅぇぇぇ…… おながが、ごえっ! おぎゅいいい! いやぁぁぁぁぁぁ!!
 お腹がぁああ ぎひいぃいいぃ! ぎぼじわるいぃぃ ぐぇぇ…」
蜂は背中に抱きついたまま、消化液をかくはんするためドスドスと腰を振り始めた
「げぇっ やべて! ぐぅえっ ひいっ ひぃぃいぃぃい!」
3分ほど続いただろうか、息も絶え絶えな恵を尻目に蜂は澱みなく次の行動を開始する
「う、あ、げぇ、あ!? んぉぉおおおおおあああおあおおおお!」
ジュル!ジュルジュルジュル!ズゾゾゾ!
確かな音を立て蜂の腹が今度は逆に蠢いている、中身を吸い出してるのだ。

「うわぁあぁああっ やっやべべっ ずわないでぇ! あだしの中だべうあいでぇ!!」
狂乱する母の姿を目の前で目撃しながらも由美は逃げることさえ出来ない、
失禁しながら震えるだけだった。
(お母さん!おかあさん! いゃぁ 助けて助けてたすけてぇ!)

「ぐひいいひぃぃっ あーーーっ ああーー! ぎゃはいいぃぃ!! ごんあのっ
 嘘よおぉぉ ひ、ひぎぃぃぃあああああ! いぃぃひひひひひ」
生きたまま内臓を吸いだされる感覚に恵の神経は焼き切れてしまった。
「んおおぉぉおお!ずっでぇ! 出る出る! おおっ おおっ あぎゃあああぃあ」
体中の全てを排泄する、その狂った快感に身をまかせる母に見ていた数体の蜂が群がり
さらに針を突き立てた、母の姿はほぼ昆虫の体に隠れてしまいまるでケーキに群がる
アリのようだ。
(いやぁぁぁぁぁ!! たすけてぇ! おかあさん!おかあさん! だれかぁっ
このままじゃ私も… いやいやいやいやぁぁぁぁぁぁ!!)
声にならない叫びを上げながら必死で体を揺する由美の股間に母と同じく
ズブリと針が侵入してきた。
「いやぁぁぁぁぁ!!! やだっやだっいやああぁ! やめて!やめてくださいぃ!
 何でもします! だから…だからぁ!!」
自分がどんな末路を辿るのかを見てしまっている由美は半狂乱になって懇願する
「ひぃぃいいいい! やだやだいやだぁあぁあ! うぁぁああああっ うあああっ
だずげでっ!だすけでぇっ!」
昆虫の思考は生物のそれよりむしろ機械に近い、この生き物もそうだった
条件が整うとベルトコンベアを動かすように、獲物の少女の叫びなど意識もせず
その膣内に消化液をたっぷりと放出した。
「きゃぁぁあああぁああ!! いやいやいやああぁあぁああ!! うえええぇえ
助けてぇ…たすけてぇ うぐっ おええっ いやだよぉ ぐすっ」
そして母と同じく、柔らかい物を握りつぶすような音が腹の中から聞いて
蟲のかくはんが始まった。
「があっ ひいっ おうあっ お腹のなかかき回さないでぇ… ぐぅえっぇえうっ
 たべないでたべないでぇっ ひいいいぃい!? 気持ち悪いの広がって… うわぁぁあ!! 吸われる!吸われてるっ あーーーーーー!!」
肉の違いか吸引をすぐに行う昆虫、そして母の中身を味わっていた一匹がさらに飛び乗り
肛門から吸引を始める
「オオオアアアアアッ はおおおおおっ あーーーーーっ あーーーーーーっ」
ジュジュジュジュ!!

延々と続く排泄、どんどん軽くなる体、もう限界だった。
「うぁぁ…… 食べないでぇ、あたしの体吸わないでぇ…」
一匹が由美の方に来たぶんよく見えるようになった母の体
しぼんだ風船の様になった姿、そして今まさに美しい顔の口と耳に消化液が流し込まれる
瞬間を見たとき由美の正気は消えて無くなった。

裏山に人知れず建つ研究所から警報と煙が出ているのはもうこの親子のは関係の無いことである。 

  • 初めてがこの作品 -- (名無しさん) 2021-05-24 23:27:39
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最終更新:2008年05月19日 10:15