(う~~トイレトイレ)
今トイレを求めて車を疾走させる彼女は、ごく一般的なアメリカンガール。
強いて違うところをあげるとすれば、他より少しバストが大きいことかナー。
小旅行のつもりで荒野に車で駆り出したものの、車体の振動のせいか
中途半端な距離で尿意を催し、ドライブスルーのトイレを目指して
アクセルを踏み続けているのだが・・・・
はるか視界の先まで道は続き、建物1つ見当たらない。
すでに尿意は、トイレまでもちそうにないレベルに達していた。
(しかたない、ここでするしかないか・・・)
彼女は車を道のわきに停め、車をおりた。
一度周囲を見渡してから、ズボンとショーツをおろし、しゃがみこむ。
腹部に力を込めると、割れ目から勢いよく小水が放出された。
「ふぅ・・・・」
恍惚の表情を浮かべながら、彼女は軽く身震いする。
黄金色の小水が、砂を叩きながら土に吸い込まれていく。

小水が地面に落ちる振動を、聴き取った者がいた。
そいつには耳がないため、正確には感じ取ったというべきか。
ここ数日、ろくな獲物にありついていなかったそいつは、急速かつ正確に、
ごちそうへと近づいていった。
彼女が膀胱にたまった小水をひとしきり出し終え、ズボンのポケットからティッシュを
取り出そうとすると、今度は彼女の方が足元から振動を感じた。
次第に大きくなる振動に不安を覚えた彼女が立ち上がった瞬間、砂埃と共に巨大な口が
彼女の下半身にくらいついた。
「キャアアアアアァァァ!!!イヤ・・・」
ヘビのような体をもつそいつは悲鳴が終わるのも待たず、空腹でヨダレまみれに
なった口で、ズルズルと彼女の体を飲み込んでしまった。
突然の襲撃に困惑する間もなく、狭いパイプのような空洞を奥へ奥へと押し込まれていく。
腔の蠕動がおさまると、彼女の体はそこで停止した。
ちょうど両腕を上に伸ばした格好で飲み込まれ、移動したため、タンクトップが上方に
ずり上げられ、豊満なバストはすっかり剥き出しになっていた。
下半身もまたズボンやショーツを上げる余裕などなく、湿った茂みも、たっぷりと
肉のついたヒップも剥き出しのままである。
そんな状態の彼女を、強力な消化液が容赦なく襲う。
「あ・・・・・あ・・・・・あああ・・・ああああ・・・・・」
全身に焼けるような熱を感じ、彼女は四肢をばたつかせ、苦しみに悶える。
だが、とめどなくあふれ出す消化液の前には無駄なあがきであった。
息苦しさも手伝って、徐々に意識が朦朧とする。
怪物の消化管の中で悶え、蠢きながら、やがて彼女は意識を失った・・・。

数日後、通りかかったドライバーによって、キーが挿しっぱなしの彼女の車が発見された。
のちに「グラボイズ」と呼ばれ、恐れられることになる怪物が起こした、1つの事件であった。

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最終更新:2008年05月19日 11:14