艦これ回想of金剛

「テートクー!トッキュー!乗りたいデース!」いつもの元気な声で金剛は俺に言う。「トッキュー…特急か!なんだ特急に乗りたいのか?」と俺は言う。
「ハイ!」と元気でいい返事が金剛から返ってきた。最近は金剛に色々我慢させてしまっていた。これ以上我慢させるのは夫として情けない。なんの戸惑いもなく俺は金剛に「いいよ。用意しな」と答える。
家を出て宇治山田駅へ。四日市までの乗車券と特急券を買ってホームに登ると間もなく放送が流れる。【間もなく4番乗り場に名古屋行き特急。名古屋行きの特急が6両編成で参ります。危険ですから黄色い線までお下がりください。停車駅は
伊勢市、松阪、伊勢中川、津、白子、四日市、桑名です。電車の番号は後ろの方から一号車、二号車の順で座席は全席指定となっております。特急券指定番号の席にお座り下さい。】…そしてその特急に乗車。幼いときから聞き慣れたモーター音が聞こえる。
すぐに伊勢市に到着。そこからすぐに発車。特急はどんどん加速していく。さすが特急、速い。車内で金剛とお菓子を食べたり、車窓を楽しんだりよい時間が流れている。1時間掛からずに四日市に到着。「満足か?」と金剛に聞くと「yes!アリガト!テートクー!」と返されキスまでされちゃった。そこからすぐに急行で帰るのであった。
最終更新:2016年07月20日 00:57