ヴァラヴォルフとは
極稀に誕生する、イヌ科の特性を持った人間です。
共通の特徴として以下の能力を持ちます。
また、ベースとなった犬種により、それぞれ異なる特性が現れる場合もあります。
最大の特徴として、ヴァラヴォルフはイヌ科遺伝子の刷り込みにより「人間を嫌う」ことができません。
どんなに虐げられても傍に寄り添う姿勢を崩しません。そのことにジレンマを感じるヴァラヴォルフもいるようです。
遺伝子について
ヴァラヴォルフは人間同士の結婚でも、隔世遺伝で生まれる可能性があります。
両親がそれぞれ別の犬種のヴァラヴォルフだった場合、必ず父母どちらかの犬種と同じになります。
何らかの原因で、人間+二種類の犬種の遺伝子を持った胎児は死産してしまうようです。
ヴァラヴォルフにおける「ミックス」はありません。
両親が別種のヴァラヴォルフ同士だった場合、どちらか一方の犬種に集約されます。
ベースとなった人間の遺伝子に最も合った犬種が選ばれるため、どちらかの犬種にしかならないようです。
| 両親とも人間 | 子はほぼ無能力 稀に隔世遺伝でヴァラヴォルフになる |
| 親のうち片方が人間 | ヴァラヴォルフ、無能力どちらもありえる |
| どちらもヴァラヴォルフ | 若干ヴァラヴォルフの可能性が高くなる 無能力の場合もありえる |
・アルビノ、メラニズムについて
ヴァラヴォルフにはアルビノ、メラニズムはありません。
人間に犬の遺伝子という時点で遺伝子異常であり、
それ以上の異常があると死亡するか誕生しても数時間で亡くなってしまいます。
また、ヴァラヴォルフはイヌ科の能力こそ受け継ぎますが、犬耳や尻尾が生えることはありません。
あっても犬歯が少し大きい、くらいのレベルの特徴なら出る可能性があります。
犬の特性について
| 嗅覚 | 大変敏感ですが、普段は普通より効くぐらいです。 集中すると更に鋭敏になります。 |
| 運動能力 | 基本的に共通して運動が好きな傾向にあります。 定期的に運動しないと体調に影響する者もいるようです。 |
| 発情期 | 犬とは違い、男女共に存在します。期間等は個人差によります。 |
| 承認欲求 | 「人間に認められたい、褒められたい」という欲求が強い傾向にあります。 |
| 味覚 | 大抵はチョコレートやネギ類など、犬には毒になるものも食べられます。 ただし、犬の遺伝子が濃い者は食べると異常を起こす可能性があります。 |
差別について
一般の人間とヴァラヴォルフの人権は「基本的には」同等です。
一般人とヴァラヴォルフは友人であり、同権の存在だと教育されます。
ただ、人間にも一定数それを好まない者がいるので、ヴァラヴォルフを虐待したり差別する事件は少なからずあります。