イグジスター
正式名称は
イグジステンスサッカーと呼ぶべきだが、
長ったらしいので通常の個体はこちらの名前で呼ばれる。
突如宇宙から飛来した未確認生命体のこと。
外観はバスケットボール大の黒いゲル状の物体。
これを『原型イグジスター』と呼称する。
詳細目的は不明だが、とにかく生態系を根こそぎ破壊して、
文明や歴史もろとも、到達した惑星の生命を絶滅させる。
具体的な方法としては億を突破するような途方も無い数で
襲来し、その惑星の強靭な生命体ないし、
高い知能を誇る知的生命体を丸呑みして消化し、
そこからDNAデータを読み取って擬態することである。
これを繰り返し、該当生物の同族の油断を誘いながら
社会に巧みに入り込み、隙を見て捕食を繰り返すのである。
なお、捕食された生物に擬態したものを
『擬態イグジスター』と呼称する。
これによって個性や性格を得て、知能も獲得する。
また、その個性付けは同族の油断を買うのに一役買っている。
能力もコピーし、潜在能力まで引き出す事も出来る。
動きも決して素早くは無く、耐久力も高くは無いのだが
とにかく異常な数で押し寄せるため、熟練した冒険者でも
対処は難しく、同じく数や火力で対抗するしか方法は無い。
万一捕捉された場合は異様に強力な消化液で溶かされてしまう。
ただし弱点が無いわけではなく、水に対する耐性が無い事と、
腐食性消化液でないため、機械類を攻撃出来ない事、
また対空攻撃手段が皆無のため空からの攻撃に致命的に弱い事、
この三つの弱点が挙げられる。
生命連合は
この弱点をフル活用し、何とか対抗していた。
その正体は不明だが生命の負の感情をエネルギー源とし、
次元の歪みから発生する、という発生原因が判明している。
なお、
FSノア49などに代表される
ノア船団が移民した惑星ノアにおいても目撃例があるらしく、
こちらも一応、撃退に成功した経験があるようだ。
最終更新:2012年07月30日 22:51