ゲル
惑星大改名などの一大改革を成し遂げた人類が、
統一貨幣を必要とした事から研究が始まったもの。
貨幣価値としてのレートはどの時代も10円=1ゲル程度。
現状のゲルは通常通り貨幣、紙幣によるものであるが、
初期段階でのゲルは相当に形が違っていた。
そもそも初期のゲルは文字通り、ゲル状の物体であり、
貨幣の形だけを取っていたのである。
これの特徴は融合する事による形を変えるというもので、
たとえば10ゲルが5枚集まると、自動的に融合して
50ゲルに姿を変えるという特徴を持っていた。
レジなどに通してお釣りが必要な場合は
自由に分裂させる事も出来る、といった画期的技術が
導入されていたのである(流行し始めた魔法技術の恩恵による)。
ゲル状にする最大の目的は偽造防止であり、
あまりにも高度な技術故に、実際誰も偽造出来なかった。
しかし、生理的嫌悪感と財布への入れ辛さなどから、
ゲル状のゲルへの評判は次第に落ち、通常通りの
紙幣・貨幣の体制へとシフトする事となった。
しかし新貨幣を作ろうにも、既にゲルが流通し過ぎており、
名前をそのまま引き継ぐに至ったのであった。
これが、貨幣単位『ゲル』を取り巻く状況の真相なのである。
最終更新:2006年09月04日 22:40