ズズッ ゾゾッ ズルズル
ゾゾッ ズズズッ ズルズル
ちゅるんっ
多少は掃除された小奇麗な店内に、あまり頭に残らない軽い音楽。
サラリーマンが一仕事終えた疲れた顔でラーメンを突き、かと思えば対照的に明るい若い男女が談笑しながら食事を楽しんでいる。
はたまた熱いスープで舌を火傷し、涙目の息子を宥める母親もいる。
雑多な様々な客が利用する、何処にでもありそうなラーメンのチェーン店。
その座席の一角で、甘城千歌はラーメンを啜り終え溜息を吐いた。
「はぁ―――…おいしかったぁ……」
長い漆黒の髪は艶やかできめ細かい。それを後ろで縛り、露になる素顔はとても小顔でそれでいて鼻立ちは高く、美しい瞳は真珠すら霞む美しさを放つ。
奇跡的なバランスで配置された顔のパーツに加え、首下の胸元は豊満で暖かみと包み込むような柔さを醸し出し彼女が纏う学校の制服に皴を作った。
突き出した二つの乳房に反して、引き締まったウェスト、椅子に腰掛け浮き出したヒップは程よい丸みを持つ。
スタイルも良く、それでいて食事の最中も上品さを感じさせる彼女は何処か良家のお嬢様のようだ。
横に重ねられたラーメンが収められていた筈の器の山を除けば。
「チカ、もう五杯目ですよ?」
テーブルを挟み、対角にいる女性が艶めかしい声で呟いた。
「ライダーさんも食べますか? 美味しいですよ、ここのラーメン」
ライダーと呼ばれた女性も少女に負けず劣らずの紫の長髪、すらりと伸びた手足は海外のモデルのように長身的で、黒い質素なシャツとジーパンから浮かぶ胸とヒップも同じように豊満だ。
冷徹な風貌は天真爛漫な千歌とは対照的でもあり、双眼に掛けられた眼鏡は彼女にとてもよく似合っていた。
「ラーメンも良いのですが、野菜も食べた方が良い。バランスの良い食生活が大事です」
「うーん、確かに……野菜かあ」
「……軽い野菜料理でしたら、私でも作れますし今度お教えしますよ」
「本当ですか!? 帰ったら是非!!」
「まだ食べるのですか?」
何気ない談笑は友人のようでもあり、姉妹のようでもあり和やかで彼女たちの美貌も合わさり華がある。
「いえ、むしろ今のうちに英気を養ったほうが良いのかもしれませんね。
日本のことわざでしたか。腹が減っては戦が出来ぬ、というのは」
傍から見れば、彼女らが聖杯戦争等という殺し合いを強要されているとは、到底思えないだろう。
「そっか……もう戦いは始まってるんですよね」
「ええ、既に予選は開始しているのでしょう」
先程とは打って変わり、千歌は箸を置き俯いた。
「界聖杯(ユグドラシル)私の知る汚染されたそれとは違い……これは生まれてまだ間もないらしい。
この先の戦いで何かしらの影響を受ける可能性はありますが、少なくとも今は願いを叶えるという点では信頼は出来ます……聖杯から与えられた情報が確かならば、ですが」
ライダーがかつて召喚されたとある世界にある日本の地方都市、そこで間桐桜のサーヴァントとして戦い抜いた冬木での聖杯戦争。
そこではある特殊なサーヴァントを呼び出した為に、聖杯が汚染されその願望を歪んだ形で叶えてしまうという致命的な欠陥を抱えていた。
例えば、世界平和を願えばその世界にある全人類を滅ぼす事で、争いのない世界を与える。といった具合に。
これはもう、ある種の災厄だ。
その願いの良し悪しを問わず、全てを殺戮、破壊という形に帰結してしまう。
だが、界聖杯は冬木のそれとは違い、産まれたばかりの新品であり、しかも自然に発生した存在。
何かの思惑も野望も何も孕むことのない純粋な願望機である。
本来継承されることは殆どない別に起きた聖杯戦争での記憶も、ライダーのなかにある程度保持されているのを見るに、その性質もまたかなり差異が見られる。
冬木愛用していた、普段使いの眼鏡まで再現してくれたのだから、ある意味太っ腹だ。
「チカ、貴女の願いも何の歪みもなく、ここでなら叶うかもしれない」
「その為に、誰かを殺さなくちゃいけないんですよね?」
「理屈の上では、サーヴァントだけを倒しても聖杯を手にする事は可能ですが、やはり現実的ではない」
現世を生きる人間であるマスターに危害を加えず、既に死した英雄の分霊であるサーヴァントだけを倒す。
言うのは容易いが、成し遂げるのは至難の道だ。
基本的に人間よりサーヴァントのが強い以上、その現界に必要であるマスターを狙わない手はない。
しかもそれは相手も同じことなのだから、弱点を庇いながら相手の弱点を狙わないのは、ライダー達にとって非常に不利になる。
「メデューサ症候群って聞いたことありますか?」
「…………メドゥーサは、有名な神話ですね。相手を石にする蛇の怪物」
「元々メデューサは綺麗な神様だったらしいですね。それが突然、バケモノになってしまう。自分を綺麗だなんて言う気はないけど、私はそれなんです。
突然、殺人鬼に変わって人を殺してしまう……」
特殊な薬、技術を用い過去に実在した非道な殺人鬼の記憶を女性へと植え付け、その殺人鬼達を現代へと再現させる異様な人体実験。
人殺しに縁のない千歌を一瞬にして、自身を犯そうとしてきたとはいえ、五人の男女を躊躇なく惨殺させ得るほどの変貌はまさしく女神から化け物へと墜ちたメデューサの名に相応しい。
「――――私は数え切れない人たちを殺して、今は刑務所にいます。……本当なら殺した人たちを生き返らせた方が良いんだなって思います。
遺族の人たちに、私が奪ってしまった人達を返せるのならって……」
初めての殺人を行った時、千歌にはその記憶がなかった。
後から、裁判などで改めて人を殺めたことを認識したのが、その被害者遺族からの糾弾を受けた時だ。
向こうから襲ってきたのを返り討ちにしたとはいえ、やはり遺族からすればそれはとても大事な尊い存在であることに変わりはない。
それを千歌は永久に奪い去ってしまったのだ。
「でも、その為に他の人を殺すなら……きっとやり直せても、何も変わらない」
だがその償いとして新たに血を流すというのなら、それは恐らく違うのだろうと思う。
「優しいのですね……貴女も被害者なのに」
「それにお兄t……兄が今、裁判をやり直せるように色々調べてくれてるんです。
だから、聖杯なんてなくたって平気です!」
「マスターである貴女がそう言うのなら、私は従いましょう。
とはいえ、聖杯戦争を降りる方法も現在は不明です。
当面はこの聖杯戦争に乗ってしまった参加者に対して、こちらは戦闘を避けつつの防衛という方針でよろしいでしょうか?」
「……待ちな、ライダー」
それはほんの一瞬だ。ライダーは千歌から意識を一切逸らしてはいない。
「チカ?」
だというのに、その容姿は何の変化こそないが、口調が、雰囲気が、その鋭い眼光が、今まで言葉を交わしていた人物とはまるで別人だと伝えてくる。
「私らに客だぜ」
何より、驚くべきことはサーヴァントたるライダーよりも早く千歌は敵の襲来を察知したことだ。
ライダーが警戒を怠った訳でも、感知に劣る訳でもない。それ以上に千歌が、敵意や殺意を察知する事に鋭敏過ぎる。
「まさか、先にマスターの方に気取られるとはな」
気付けば、周辺に居た筈の客は一人残らず消えており、千歌とライダーのテーブルの丁度正面に二人の男が立っていた。
一人は剣を背負い、鎧を身に付けた体躯の良い屈強な戦士。間違いなくこちらがサーヴァントだ。
そしてもう一人、その戦士のマスターであろう男は、戦士に比べ華奢であり、その顔面に張り付いた笑みは意地の悪さと性格の傲慢さを伺わせる。
だが、腕のいい魔術師であることは、同じく魔術を収めたライダーには一目で理解できた。
「客を追っ払ったのも、お前らの仕業か? 魔術ってのは便利なもんだな」
「威勢のいい女だ……私のママに相応しい」
「あ?」
「決めたぞ。セイバー、あの女は生かして私のママにする。あっちのライダーも殺すな、私の妹にするからな」
千歌は呆れた顔で溜息を吐く。羽黒刑務所に入ってから、やけに変態との遭遇率が上がったのは決して気のせいではないだろう。
「しかし、マスター。あのサーヴァント加減の出来る相手では……」
「黙れ! それを何とかするのがお前の仕事だ!!」
(どちらかというと、ライダーの方が年増で母親なのでは……マスターの言っている事は良く分からぬ。そもそもなぜ血の繋がらない娘を母親などに?)
「下がってください。チカ、貴女は私が守ります」
ライダーが光に包まれ、その衣装が変わる。
明らかにサイズの合わない紫の拘束衣のような服、顔に掛けられた眼鏡は紫のバイザーへと変化した。
手にした鎖付の鉄の杭を構え、千歌を庇うように前に出る。
「何言ってんだ。必要ねえよ」
だが、千歌はライダーを振り払う。
「お前、セイバー相手にどれだけ戦える?」
「……後先考えなければ5分、温存をしながらなら1分は拮抗出来ますが」
「1分ありゃ十分だ。その間に私があっちのマザコン殺して、お終いだ」
「チカ?」
ライダーの制止より早く、千歌は駆け出していた。
その後を追うライダーにセイバーの剣閃が靡く。
「ライダーよ。貴様の相手は私だ」
鉄杭と刃の鬩ぎ合い、轟く金鉄の高音からセイバーの低い声が響く。
「貴方と遊んでいる暇はないのですが」
「こちらも、マスターの元へお前を行かせるわけにはいかぬ」
ライダー達を尻目に、千歌は学校の鞄からナイフを取り出し逆手に握り構えた。
その一連の動作には一つの無駄はなく、非常にしなやかかつ機械のような精密さを誇る。
間合いの詰め方も早い。躊躇も躊躇いもまるで感じさせず、相手を確実に仕留める為の合理的で理想な動きだ。
(確かに、あの威勢だけはある。殺人は初めてではないか)
体の柔さから見ても、何かの格闘技かスポーツでも嗜んでいたのだろう。確かに、この少女は強い。
「なっ!?」
あくまでただの人間にしてはだが。
魔術師は下品な笑みで指を鳴らす。千歌の手からひとりでにナイフが動き出し、手からすり抜ける形で後方へと飛んでいく。
「そんなものは捨てて、私のママになれ」
武器を無くせば、ただの体の柔くて殺しに躊躇のないだけの女子高生でしかない。制圧方法はいくらでもある。
「フフフッ……キミは母乳が出るのかな? ああいや結構、私の魔術で立派なJKミルクを育成させて貰うからね。
さあ、ここから先はハイパーおっぱいタイムd―――がっ!?」
そこから先の言葉が紡がれることはなかった。
箸が魔術師の顎下を舌ごと貫通して、言葉は呻き声として唇の隙間から漏れ出す。
「てめえ、馬鹿か? 武器なんざいくらでも転がってんだよ」
振り上げられた千歌の足先を見て、魔術師は瞬時に理解する。
彼女は先の攻防の裏で、座席の備品である割り箸を確保し、死角から蹴り上げることで不意を突いたのだ。
その戦闘環境への瞬時の理解と適応力、これが千歌のマーダーモデル、殺人鬼ヘンリー・リー・ルーカス。
一見して何の役に立たない雑貨品を、一瞬にして恐るべき凶器へと変貌させる残忍な殺人鬼の技能に他ならない。
「れ、れれ……れいz……」
「おっと、セイバーを呼んで来られても面倒だな」
「ごっ……!?」
忘れ物を思い出したような、そんな気楽な声と共に手刀を魔術師の喉仏へと打ち込む。
魔術師は気道を潰され、息を吸うのもままならない。
当然、令呪を用いサーヴァントを呼ぶために声を張り上げるなど、不可能だ。
「じゃあな、ママのおっぱい代わりに地獄でエンマのナニでもしゃぶってな」
心底馬鹿にした顔で、苦しむ魔術師を見下ろし千歌はその止めを刺した。
「チカ、これは……」
セイバーの消滅を確認し、千歌の元へ向かった時、ライダーは驚嘆した。
涙、鼻水、唾液、そして血に塗れた魔術師の死に顔は歴戦のサーヴァントをして、見ていて気分の良いものではなかった。
「こっちは終わったぜ。向こうのセイバーもこれで消えたんだろ?」
何の負い目も感じず、少女は男勝りな活発そうな笑みでライダーを迎える。
あの人殺しを嫌悪していた心優しく、食い意地のはった甘城千歌とは思えぬほどの落差。
「……メデューサ症候群とは、良く言ったものですね」
千歌が先ほど語ったそれの意味を、ライダーはようやく実感と共に理解する。
美しき少女を、一瞬にして冷酷な殺人鬼へと変える。
彼女には末来があった筈だ。あの端麗な容姿に、明るい人柄は多くの人を引きつけ華やかな将来を約束されていただろう。
だが、一瞬にしてそれは奪われた。残酷な殺人鬼という因子を埋め込まれ、怪物にされた。
「なんだ、昼の私と夜の私の違いに驚いてるのか?」
「いえ、まるで神話と同じだと思いまして。……メドゥーサというネーミングも皮肉が利いている」
「何が言いたい?」
「メドゥーサの神話、それはその女神が多くの血を浴び怪物となり、殺されるまでの物語です」
「はっ、そのうち英雄様(ペルセウス)に私が殺されるってか? 説教でもかます気かよ。
ライダー……お前も人の事言えないんじゃねえか。同じさ、匂うんだよ。血の匂いがする。殺人鬼のな」
「ええ……チカ、同じなんですよ。私達は。
幾重もの殺人を重ね、その血を吸い、いずれは全てを壊す、魔獣ゴルゴーンへと成り果てる」
千歌はライダーから、その真名をまだ聞いてはいなかった。
「ライダー、お前、まさか―――」
昼の千歌がそういった事を深く気にしていなかったのもあるが、ライダー自身も口数が少なく多くを語らなかったのもある。
だが僅かながら、ヒントは確かにあった。
あの眼を封じるかのように付けられたバイザー、それは石化の魔眼を封じるためのもの。
最優のサーヴァントと打ち合えるだけの怪力、そう神話より伝わる怪物の魔性さが顕現したもの。
「貴女はゴルゴーンに―――怪物(わたし)になってはいけない」
ならば、そこにあるのは紛れもなく――――。
「……一緒にすんな。
私は、殺人鬼だ。殺すヤツは私が決める。下品な怪物みてえに手当たり次第に暴れる気はねえよ」
敵意と挑発を込めた声色は鳴りを潜め、憂い気に千歌は顔を俯かせる。
「無駄話は終わりだ。ズラかるぜ。警察に捕まっても面倒だ」
踵を翻し、千歌はライダーに背を向けた。
これ以上の話を放棄するかのように。
先までの自信に溢れた様はなく、その背はただの少女の小さなものにライダーには見えた。
【クラス】
ライダー
【真名】
メドゥーサ@Fate/stay night
【ステータス】
筋力C 耐久E 敏捷B 魔力B 幸運D 宝具A+
【属性】
混沌・善
【クラススキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:A+
騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。ただし、竜種は該当しない。
【保有スキル】
魔眼:A+
最高レベルの魔眼・キュベレイを所有。
MGIがC以下の者は無条件で石化。Bの者でもセーブ判定次第で石化をうける。
Aの者には石化判定はないが、全能力をワンランク下げる“重圧”をかけられる。
単独行動:C
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクCならば、マスターを失っても一日間現界可能。
怪力:B
一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。
使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。
神性:E-
神霊適性を持つが、ほとんど退化してしまっている。
英霊自身の魔物、魔獣としてのランクが上がる度に減少していく。
【宝具】
『他者封印・鮮血神殿(ブラッドフォート・アンドロメダ)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:10~40 最大捕捉:500人
形なき島を覆った血の結界。ゴルゴン三姉妹が追放された『形のない島』に作られた魔の神殿。
魔眼を拡大投射する事で一定のフィールドを“自らの眼球の中に”置換し、中にいるものたちから生命力を奪い取る。
対魔力のない一般人では、体が溶けて死亡するが、逆に言えば対魔力さえあれば殆ど通用しない。(マスターが優れた魔術師なら、対魔力持ちでも長くは耐えきれない)
『自己封印・暗黒神殿(ブレーカー・ゴルゴーン)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
対象に悪夢を見せ、その力を封印する結界。ライダーが戦闘時に付けるバイザーもこれで自身の魔眼を封印している。
『騎英の手綱(ベルレフォーン)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:2~50 最大捕捉:300人
ライダーとしての宝具。あらゆる乗り物を御する黄金の鞭と手綱。単体では全く役に立たないが、高い騎乗スキルと強力な乗り物があることで真価を発揮する。
召喚したペガサスに主に使用され、時速400kmを超えるスピードで突貫してくる。
そのペガサスはセイバーのクラスの対魔力を上回り、膨大な魔力を放ち大破壊を引き起こす。
【Weapon】
『鎖の付いた杭みたいなやつ』
【人物紹介】
メドゥーサ。ギリシャ神話に登場するゴルゴン三姉妹の末妹。
元は土着の地母神であったが、女神アテナの怒りを買いその果てにゴルゴーンとなってしまった。
【方針】
マスターに従う。だが千歌の身を案じてもいる。
【マスター】
甘城千歌@サタノファニ
【マスターとしての願い】
昼の千歌:人を殺して願いを叶える気はない。
夜の千歌:特にないが、敵は容赦なく殺す。
【人物背景】
エログロクソ漫画サタノファニの主人公。
以前は食べるのが好きな心優しい普通の女子高生だったが、アルバイトの先輩らに嵌められ強姦されかけた際にメデューサ症候群を発症し彼らを惨殺する。
以後、羽黒刑務所に収容され、メデューサとして多くの殺人に手を染めることになる。
【能力・技能】
殺人鬼ヘンリー・リー・ルーカスの人格を埋め込まれたことで、その残酷さと殺人技術を有する。
殺気などに非常に敏感で、それらの類を察知すると千歌は本来メデューサがその内なる殺人鬼を呼び起こすのに必要な薬なしで、非情な殺人鬼になれる。
更に千歌は戦闘時と日常での差が激しく、昼の私、夜の私、と言い分けるように実質的に二重人格に近く、現在は記憶も共有する。
身のこなしも大したもので、メデューサが発症する前から千歌はバレエをやっていた経験から、非常に柔軟な肉体と、優れた身体能力を持つ。腕力も女にしては高い。
その腕前は、戦闘に活用すれば百戦錬磨のヤクザすらも翻弄する。
【weapon】
ナイフ。
その他、様々なものを凶器に使用する。
【方針】
仲間(羽黒に同じく収容されている受刑者達)がいないか探す。
特に鬼ヶ原小夜子は絶対に守る(二人はレズ)。
【備考】
与えられたロールは女子高生。
参戦時期は教団編以降。
最終更新:2021年06月25日 22:44