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 東京の各地で、異変が起き始めた。
相次ぐ猟奇的な殺人事件や行方不明事件。突然の爆発や突風。
毒ガス、ゾンビ、幽霊、怪しい影の目撃情報。
それらは恐怖と興味を以て記録され、拡散される。
擬似的に再現された東京に住む擬似的に再現された人間といえど、本人たちにそんな自覚はない。

 数多の並行世界の因果が収束して発生した、多世界宇宙現象『界聖杯(ユグドラシル)』。
管理者も黒幕もなく、ただ「自然に」発生した聖杯。
それが作り出した偽りの世界を、聖杯戦争に喚ばれたマスターやサーヴァントが、
どれほど荒らし、殺し、壊そうとも、誰からもお咎めやペナルティはない。

 警察もヤクザも自衛隊さえも、彼らを止めることはできない。
止められるのは、同じマスターやサーヴァントだけだ。
正義の心を満足させて気分は良くなるし、敵対する主従を狩って喰えば、魔力を増すこともできよう。
これは無数の世界から喚ばれた者たちを間引く予選、蠱毒の最初の段階だ。

『そういうわけで、邪悪なサーヴァント殿! あなたを狩るであります!』
「AAAARGHH!」

 夜の高層ビルの屋上を、色付きの風が飛び回る!
 金髪の少女の姿の英霊が戦うのは、奇怪な槍を振り回す大柄な英霊。おそらくランサーかバーサーカー。
槍と手刀が数合結び合い、火花を散らす! そう、手刀だ!

「AAAARGHH!」
『あなたの戦闘力を分析し、把握しました! 反撃に移ります!』

 少女の英霊は碧い瞳をチカチカと瞬かせる!
 だが、ぐらりと体勢を崩した! 屋上の機材に足をとられたのだ! 迂闊!
「AAAARGH!」
 敵が槍を振り上げ跳躍! 上空から串刺しの構えだ! しかし!
『かかったでありますね!』

 少女が左手をかざすと巨大な丸い盾が現れ、ランサーの槍を受け止める!
 右手は……手刀を槍めいて構える! 指先に穴!

BRATATATATATATA!「AAAARGH!?」

 仕込み機関銃だ! 薄いながらも神秘を帯びた銃弾が敵の片目をえぐる!
 たまらずのけぞる敵英霊! 少女は右の拳を握り、突き出す!
 手首から先が外れ、爆炎とともに発射! 命中! 爆発!

KA-BOOOM……!

 爆発は無慈悲に敵英霊の頭部を吹き飛ばし、消滅させた。
少女は右拳を再生すると、爆発に背を向け、屋上から飛び降りる。

 その顔が金色の粒子に分解し、別の少女の顔が現れた。
髪の色も瞳の色も異なるが、どこか、似ている。

『我は汝……汝は我……我は汝の心の海より出でし者……力を貸そうぞ……!』

 都内の高校、女子学生寮の一室。
先程の少女がベッドに座り、イヤホンで音楽を聴きながら、携帯端末で情報を収集し、分析している。
彼女―――『マシュ・キリエライト』にとって、こうした状況は比較的慣れたものだ。
学生のロールをこなすのは少し手間取ったが、どうということはない。

 彼女本人に戦う力は、今はない。
ただ、魔術回路は正常に作動しており、比較的強力なサーヴァントが与えられている。
そのサーヴァントを外骨格として纏っての、対英霊戦闘すらも可能だ。相性が良くて助かった。

 ここが自然発生した特異点のたぐいと推測はつくが、カルデアとの通信は繋がらない。
あるいは、カルデアで見知ったサーヴァントや人物、先輩も集められているかも知れない。
自分のサーヴァントにも彼ら、彼女らの情報を伝えたが、まだ見つかっていない。
早く接触し、帰還方法を探らねば。現地で協力者を増やし、場合によっては、聖杯を獲得せねばなるまい。

「必ず……帰還します」


【クラス】
シールダー

【真名】
アイギス@ペルソナ3

【パラメーター】
筋力B 耐久A+ 敏捷C 魔力B 幸運B 宝具EX

【属性】
秩序・善

【クラス別スキル】
対魔力:B
 クラス及び所有する宝具のため高い対魔力性能を持つが、電撃には弱い。

騎乗:C+
 騎乗の才能。
マスターの持つ「憑依継承」スキルにより、霊基外骨格となってともに戦うことが可能。
自我は別々なので個別に動ける。

自陣防御:A
 味方、ないし味方の陣営を守護する際に発揮される力。
防御限界値以上のダメージ削減を発揮するが、自分はその対象には含まれない。
また、ランクが高ければ高いほど守護範囲は広がっていく。

【保有スキル】
オルギアモード:EX
 短時間攻撃力を上昇する。
使用後はオーバーヒートを起こし、しばらく行動不能になる。
デメリットが大きいので滅多に使わない。

機種の魔:A
 彼女は戦闘用アンドロイドである。
「人造四肢」「自己改造」「殺戮技巧(道具)」「戦闘続行」「彫像の乙女」などを包含する特殊スキル。
ランクが高くなればなるほど正純の英雄からは遠ざかる。
対人ダメージ値が上昇し、戦闘に関する行動判定、スキルの成功判定にボーナス。
決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。
気を張れば並のサーヴァント以上に硬くなることもできる。

【宝具】
『黄昏の羽根・蝶型(パピヨンハート)』
ランク:EX 種別:対己宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
 シールダーの胸元に搭載された精神中枢。2枚の薄板状の物質が交差状に結合したもの。
生命に「死」を与えた母なる存在「ニュクス」の肉体である月の表面から剥離したものであり、
精神に影響を及ぼす神秘の結晶。これを搭載するシールダーは、機械でありながら自我を持つ存在となった。
英霊となった彼女の霊核でもあり、破壊されると自我を失って消滅する。

『護国の神像・盾型(パラスアテナ・パラディオン)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1-10 最大捕捉:100
 シールダーの心の奥底より召喚される霊的存在「ペルソナ」。
ギリシア神話の女神アテナの像で、巨大な盾と槍で武装する。
シールダーとマスター、その仲間たちに様々な加護(筋力・耐久・敏捷の上昇、弱体化解除、昏倒回復など)を与え、
敵に激しい攻撃を加える。真の姿に覚醒すれば一国を守護するほどのパワーを持つ。貫通攻撃に強く電撃に弱い。

【Weapon】
 自らが武器。その指は機銃、その瞳は照準器。最大積載量300kg超、最高移動速度130km/h以上。
全身に各種武装を内蔵し、指先やヘアバンドは機関銃で、拳を切り離してロケットパンチ発射可能。
内蔵ジェットで低滑空飛行可能。外部装備でナパーム、対戦車ミサイル、ロケットランチャー等も搭載可能。
「オルギアモード」という短時間攻撃力を上昇するモードを持つが、使用後はオーバーヒートを起こし、しばらく行動不能になる。

【人物背景】
 ゲーム『ペルソナ3』、及びその続編・派生作品に登場する人物。CV:坂本真綾。
ショートカットで金髪碧眼の可憐な少女。身長162cm。耳あてつきヘアバンドと胸元の赤いリボンが特徴。
世界的企業連合「桐条グループ」が開発した戦闘用アンドロイドであり、
心臓部に埋め込まれた「黄昏の羽根」を精神中枢として自我を有し、「ペルソナ」という特異能力を行使する。

 正式名称は「桐条エルゴノミクス研究所製・対シャドウ特別制圧兵装シリーズNO.Ⅶ アイギス」。
口癖は「○○であります」「なるほどなー」。当初は思考パターンも機械的で人間さが希薄。
性格的には非常に素直だが、やや奇妙で突拍子がない。
他者との交流を通じて人間性を学習・獲得し、思考も口調も人間的になっていくが、自我があるゆえの苦悩も味わうことになる。

【サーヴァントとしての願い】
 なし。マスターに従う。

【方針】
 マスターは殺さず、サーヴァントを狩る。協力可能な者とは協力し、帰還の道を探る。

【把握手段】
 原作。派生作品も参考にしてよい。


【マスター】
マシュ・キリエライト@Fate/GrandOrder

【Weapon・能力・技能】
 優れた魔術回路と、英霊に関する豊富な知識を有する。
本来運動能力は低いが、シールダーを「霊基外骨格」として装備し、英霊とも戦闘可能。

【人物背景】
 いつもの彼女。CV:種田梨沙/高橋李依。身長158cm、体重56kg。
人理継続保障機関カルデアの局員にして、英霊の依代として遺伝子操作によって作り出されたデザインベビー。
質の良い魔術回路と無垢な魂を持つが、肉体的寿命は長くて18年。
無菌室の中で隔離・秘匿され、10歳の時に英霊と人間を融合させるデミ・サーヴァント実験の被検体となるが、
実験に不快感を示した英霊は融合も退去も拒み、彼女の中で眠りについた。
15歳の時からカルデア内の移動を許可され、マスター候補として訓練を受け、
戦闘力は乏しいものの主席として合格。そして16歳の時……。

【ロール】
 女子高生。

【マスターとしての願い】
 カルデアへの帰還。可能であれば、聖杯を持ち帰る。

【方針】
 マスターは殺さず、サーヴァントを狩る。
協力可能な者とは協力し、帰還の道を探る。可能であれば、この特異点を解析する。

【把握手段】
 原作。

【参戦時期】
 不明。少なくとも第1部終了後。
なぜか魔術回路は作動するが、デミ・サーヴァントとしての力は振るえない。

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最終更新:2021年06月30日 20:34