アイドルーーーーー「偶像」「崇拝される人や物」「あこがれの的」「熱狂的なファンをもつ人」を指す。
Wikipediaより引用。

♪~♪~♪~

手と手を取りあって 未来へ駈け出そう
可能性信じたら どこまでだって行けるよ
LET’S START UP DREAM!!

東京のとある公民館のステージ上で行われているライブ。
華やかで煌びやかなステージで歌っているのは星菜夏月。
界聖杯に選ばれたマスター。
与えられた社会的ロールは、元の世界と同様の政党に所属するアイドル議員。

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始まりの鼓動 感じてる
聞いて? ひたむきな情熱 熱い決意(おもい)

議員活動の一環なのだが、傍から見たらそれは立派な”アイドル”のライブと遜色ない。

♪~♪~♪~

素直な意見(きもち) ちゃんと知りたいんだ
だってもっとドキドキとか 笑顔分け合いたい

わぁぁぁぁぁあああああ!!!!!
観客の中に交じっている支持者が振る、色とりどりのサイリウムやカラーペンライトがライブをさらに盛り上げる。

♪~♪~♪~

自分のチカラ 信じ精一杯
声をあげて 今 世界中に届けたい
(LET’S START UP DREAM!! WITH ME)

そんなステージを生気のない顔で見つめる少女がいた。

少女はサーヴァント
クラス:キャスター
真名:七草にちか

生前”アイドル”を目指した平凡な少女―――――

♪~♪~♪~
♪~♪~♪~
♪~♪~♪~

「今日は、私の講演(ライブ)を聴きに来て下さり、ありがとうございました!」
星菜夏月は集まった有権者の都民に頭を下げる。

わぁぁぁぁあああああ!!!!!
夏月の言葉に都民は歓声で答える。

「……ッ」
キャスターはじっと”それ”が終わるまで下唇を噛みながら見つめていた。
唇から垂れた血―――それは、キャスターの涙?

☆彡 ☆彡 ☆彡

「ふぅ~無事に終わって良かった~☆」
控室に戻ると夏月は講演が成功したことに安堵の表情を見せる。

「ねっ!今日の講演どうだった?キャスター」

―――スゥ
マスターの呼びかけにキャスターは姿を表して―――

「……良かったんじゃないですか?皆さん笑顔でしたよねー。ぽっよ~んって感じで」
マスターの講演という名のライブの感想を述べた―――

「ありがとー♪たとえ、ここがマスター以外の人が模した存在でも、笑顔になってほしいもんね♪」

夏月の言葉を耳から耳へ通り抜けていく中、キャスターは想う。

―――どうして私は英霊となれたのだろう?
―――凡人類に刻むほどの逸話を残せなかったのに?
―――私は夢をみちゃってごめんなさーい☆のどんぐり
―――ただの人ごみ

「そういえば、陳情の中の一つに―――」

―――というか。”アイドル議員”とかなんなんですか?
―――”アイドル”としての活動をしつつの国会議員?もう”嫌味”にしか聞こえないんですよねー。

「私は聖杯を手に入れて公約を果たしたい」

―――それって、もう一度夢を見ていいんですか?
―――捨てちゃったシューズ、買いなおそっかなー

「がんばろうね!キャスター♪」
サーヴァントの顔を見て呼びかけるマスター。

「……え、ええ。あ、あはは……がんばりましょー」
マスターの顔を見ないで答えるサーヴァント。

これは、”アイドル”になったアイドル議員のマスターと”アイドル”になれなかった平凡などんぐりのサーヴァントの物語である。
【クラス】
 キャスター

【真名】
 七草にちか@アイドルマスターシャイニーカラーズ

【ステータス】
 筋力E 耐久E 敏捷C 魔力C 幸運C 宝具C~A++

【属性】
 秩序・善

【クラススキル】
 陣地作成:C
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 小規模な”工房”の形成が可能。

 道具作成:C
 魔術的な道具を作成する技能。

【保有スキル】

 監禁脅迫:C
 言葉巧みにマスターを誘いだして自身の陣地に監禁することができる。
 監禁されたマスターはサーヴァントと交信(そばにいても指示ができなくなる)をすることができなくなる。
 また、令呪を使用するには、キャスターの願いを一つ受け入れないと行使することが不可となる。
 彼女はアイドルになりたかった。スカウトしてもらえるチャンスを逃したくなかったため、とある芸能事務所のプロデューサーを監禁・脅迫したエピソードからスキルとなった。 なお、八雲なみのデバブ効果が消滅すると、このスキルは使用不可となる。

 八雲なみ:C~A++
  キャスターのステータス及びにスキル・宝具をくすんで見せるスキル。このスキル故にキャスターは平凡の殻を抜け出せない。
  生前、キャスターが目指した憧れのアイドル。それは、名前を訊ねられたのに”偽名”を使うほど。
  もし、キャスターが憧れの真実(そうなの?)に辿り着けたらこのスキルのデバブ効果を消滅することができると、キャスターは揺るぎない強さ(全ステータス・クラススキルA++)を手に入れるが、それは容易なことではない。

【宝具】
『靴にあわせなきゃ(平凡な子ができる200%)』
ランク:C~A++ 種別:??? レンジ:??? 最大捕捉:???
 相手サーヴァントの宝具の能力をそのまま使うことが出来る。しかし、使用するにはその宝具を知らないといけない。(目視※映像など直接その場にいなくても可)また、コピーした宝具は1日に一回のみである。ただし、固有スキル八雲なみのデバブ効果が消滅したら、無条件で回数の制限もなく使用することが出来る。
 憧れのアイドル「八雲なみ」になろうと努力をし続ける平凡などんぐりは合わない靴を履いてアイドルを続けていく……

『SHHis(合わない靴のアイドルストーリー)』
ランク:A++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~999 最大捕捉:1000
 緋田美琴を具現化して共に歌う宝具。スパイシー&ガーリーなダンスポップ が持ち味の歌「OH MY GOD」を聴いた相手サーヴァントは身動きが取れなくなり、相手マスターは心が満たされ、主従しているサーヴァントに自害を命じてしまう。
ただし、条件が2つあり一つは自身の工房内(ライブ会場)であることと、固有スキルの八雲なみのデバブ効果を消滅させないと発動することが出来ない。

【weapon】
 マイク・シューズ

【人物背景】 
 283プロに所属しているアイドル(研修生)。
 自他ともに認める『平凡』で伝説のアイドルと呼ばれた『八雲なみ』に強い憧れを持っている。
 まったく才能がないわけではないのだが、他のアイドルのコピー(八雲なみ)を始めてしまう癖があり、担当プロデュ―サー曰く「輝きがくすんでしまう」とのこと。
 サーヴァントとして呼び出された結末によってクラスやステータスに大きく変化がある。 そんな無数の結末を持つ彼女だが、今回の界聖杯に選ばれたのは2次選考で落選した彼女である。

【サーヴァントとしての願い】
 もう一度、夢を見る

【マスター】
星菜夏月@アイドル事変(アニメ版)

【マスターとしての願い】
公約「みんなの心をむすびたい!」を実現させて、皆を笑顔にしたい

【weapon】
 なし

【能力・技能】
 戦闘能力はないが、”アイドル議員”としての活動が夏月にとって大きな武器となる。

 アイドル活動
 アイドル議員として行う政治活動。
 星菜夏月の人徳が聖杯戦争に有利に働く。
 界聖杯内界の住人からマスターの居場所やサーヴァントの能力など聖杯戦争中の情報を得ることができる。
 また、サーヴァントとの戦闘場所によっては住民からの応援をもらうこともできる。


【人物背景】
 アイドル党に所属するアイドル議員。困っている人を見ると助けずにはいられない性格で、前向きに活動する明るさと行動力の姿勢は他のアイドル議員や対立していた議員にも影響を与えていく。新潟の米を使ったおにぎりが好物でよく食べている。

【方針】
 聖杯を入手しようとするが、いきなり闘おうとはせず、まずは相手に辞退するよう訴えかける。
 拒否されたり、挑まれた場合は闘いに応じるが、マスターやサーヴァントの命を奪うようなことはしない。また、サーヴァントのキャスターを笑顔にしたいと思っている。

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最終更新:2021年06月30日 20:36