「……」
儚くも切なく、そして苛烈で過激な演奏だった。
縦横無尽に広がる観客席の中央、そのステージにある一台のピアノから響く旋律にこの場にある全てが支配されている。
ドレスに身を包み、漆黒の髪を揺らしながら彼女は鍵盤を叩き、何百もの人々を釘付けにする。
これだけの視線を一点に集めながら、彼女は一つの狂いもなく予め定められた演奏を淡々とこなしていく、
「あんまり、音楽なんか分からなかったけど……良いもんだな」
そのピアノの音色を噛みしめるように、一人の青年が感嘆の声を漏らしていた。
セイバーのサーヴァント、その真名をウェイブという青年は今は人ならざる身でありながらも、ただの音に魅入られていた。
かつてかの帝国が健在で、革命軍やナイトレイドと内戦をしていた頃は聞く暇もなかった。
その後もやはり機会は訪れず、生前は然程触れてこなかった文化だが、こうして改めて聞くと悪くはないものだと思える。
演奏は山場を越え、そして穏やかに終息へと向かう。
やがて、鍵盤を打つ指が止まり静寂が訪れる。僅かな間を置き、誰からともなく拍手が巻き起こった。
観客が織りなす手拍子の合奏にセイバーも堪らず、手を叩きステージ上の女性、自身のマスターである冬馬かずさへと細やかな称賛を送る。
壇上の彼女は慣れた動きでピアノから離れ、一礼と共に拍手喝采を背にして去っていった。
「すげえな。客も全員大絶賛じゃねえか」
「何処が良いんだ。あんなの投げやりな演奏じゃないか。
NPCだか何か知らないが、あれは私が何弾いても褒めちぎるように出来てるんだろ」
「投げやり……」
コンサートを終え、スタッフやマネージャーにも挨拶を終えたかずさは楽屋で一息つき、セイバーに愚痴を漏らす。
「お前も物好きだな。わざわざ私のピアノを聞くなんて」
「コンサート中に、他のサーヴァントが狙ってこないとも限んないだろ。……一応な」
「……そっか。
そういえば、もう予選っていうのは終わるのか?」
「そろそろ……だろうな。
だから、この先は振るいに掛けられた手強い奴等が相手になる」
かずさが界聖杯内界に攫われて、セイバーを召喚してから既に一週間以上が経っていた。
セイバー曰く何度かサーヴァントと交戦はして退けていたらしいが、幸いにもかずさ本人が襲われたことはまだない。
彼女に与えられたロールが、売れっ子天才ピアニストという高い知名度のある為、むしろ界聖杯内界を彩るNPCの一つだと思われているのかもしれない。
テレビを点ければ、他にもアイドルやイケメン俳優だのと有名人は腐るほどおり、特段気にするようなものでもないと、ある種の盲点として働いたのも幸いした。
セイバーも自身を気取られないように、かずさから付かず離れずで上手く立ち回ってくれたのもあるだろう。
「私はいつも通り、ピアノを弾いてた方が良いのか?」
「いつまでNPCのフリが通じるか……予選を切り抜けてここまで残ってきた奴等だし、近い内に感づかれるって考えた方が良いとは思う。
けど、焦って身を隠そうとするのも逆効果だ。自分から、マスターだって言うようなもんだしな」
知名度は高く、不審な動きを見せれば即座に捕捉されそうなロールではあるが、同時にこの世界で自由に動きやすいだけの金と人脈もある。
現状、戦況は比較的自分達が優位にあるとセイバーは判断する。
「分かった。取り合えず、私は私の仕事をしとけばいいんだな」
「まあ、そうだな」
少し物憂げに目を伏せた後、かずさは砂糖を六杯ほど入れたコーヒーをマドラーで雑に混ぜてからコップに唇を当てた。
「なあ、セイバーはさ……叶えたい願いとかあるのか?」
「いや、俺は……」
「……私は、正直こんなもんやる気ないんだ」
「そりゃあ、急に誰かを殺して、願いを叶えろなんて言われりゃな」
「そうじゃない……そうじゃないんだ。
殺しもしたくないし死にたくもないけど、私は……元の世界に帰らない方が、多分良い」
セイバーは怪訝そうに視線を送る。バツが悪そうに、かずさは顔を逸らした。
「雪菜って娘の為か?」
「なんで……ああ、サーヴァントとマスターはそういうのが見えるんだったな」
「わざとじゃなかったんだが、悪い」
マスターとサーヴァントがパスとして繋がっている場合、時としてその過去を夢のような形で追体験することがある。
要りもしない聖杯からの余計な知識からすぐに察しがついた。
「見てたんなら分かるだろ。私がどれだけ最低な事してたか」
かずさは少し俯いてから、糸が切れたように薄い笑みを見せて彼女は口を開く。
「……」
「いや私達……ううん、私があいつに“させた”かな?」
それはただの淡い初恋だった。
同じ高校のクラスで、自分に度々お節介を焼いてくるまだ少年だった彼が、北原春樹が居て。
不良と小馬鹿にしながらも、ずっと気に掛けてくれた彼が次第に好きになっていて。
けど、あの時は母親に見捨てられたと思ってグれてもいた。だから自分にも何の自信も持てなかった。
だからこんな惨めで自分でも嫌いな自分を、好きになってくれる筈もないと思っていて。
卒業まであと半年になった頃、転機が訪れた。
春樹が所属していた軽音同好会で学園祭に参加をすることになったが、そこへ人間関係のいざこざで人数が足りなくなってしまった。
そこで、ピアノの腕を買われたかずさと、ボーカルとして歌声を見初められたとても大事な、そして不倶戴天の―――小木曽雪菜が加入することとなる。
ギターの春樹を何とか指導して、本当に短い期間でよくあそこまで仕上げたものだと我ながら感心したくもなる。
それでも三人で一心不乱に打ち込んで、成功させた学園祭の文化祭まではとても楽しかった。
でも、それからは拷問だった。
春樹は雪菜と付き合った。
かずさは雪菜が告白することを知っていて、それでも怖くてどうでもいい振りをして、祝福する振りをした。
本当は苦しくて、辛くて、泣いていたけど。
気付かれないようにして、でも抑えきれない気持ちは溢れだして、春樹とその唇を重ねてしまった。
本当は両思いだった。
お互いに想い合っていた筈だった。
なのに春樹も自分なんかが、勝手にかずさに釣り合う訳がないと思い込んで、
最初から向き合う事を避けていて、ありもしない勝手な妄想で諦めていた所まで一緒だった。
全てが白日に晒され、二人の愛を確認した時には後戻りできないところまできていた。
そして遅すぎる告白を受けて、一生の親友である雪菜に癒えることのない傷を負わせたまま逃げるように海外に行った。
「笑えるよな……これだけでも、許されないのに……」
数年の月日が経ち、春樹は雪菜と愛を育み、結婚を目前にまで控えようとしていた。
だが、再びかずさと再会してしまった事から、全ては最悪の方面へと傾いてしまう。
かずさの母親が白血病であることが判明した。
母親を亡くせば、かずさは本当に一人になる。傍には誰も居ない。誰も支えることが出来ない、真の孤独になる。
だから、春樹は一線を越えた。
『一番大切な人だけを救おうって、そう決めたんだ』
幸せの絶頂にあった雪菜を裏切り、かずさと共に生きていくことを選んだ。
共に海外に渡り、かずさがプロのピアニストとして活躍する。それを将来の伴侶としてそばで支えていく道を。
「私が居ると、雪菜の幸せを壊してしまう。……あいつも、春樹も……積み重ねたもの全てを投げ捨てる事になる」
それが最悪の裏切りで、誰も報われることのない結末だと分かってはいた。
なのに、かずさは誰よりも幸せを感じてしまっていた。
支えてくれた仲間から糾弾され、家族として迎えてくれた雪菜の身内には絶縁され、最高の親友まで失って。
それでも自分を選んでくれたことに、嬉しさを覚えていた。
友達を、何よりも好きで大事な彼を地獄の底に叩き落してしまったのにも関わらず。
「けど、今なら……まだみんな、春樹を許してくれるかもしれない。雪菜も春樹と寄りを戻せるかもしれない。私がこの変な世界に居れば……。
やっぱりさ、これは罰なんだよ。あの世界に私が居ていい場所なんてない。今はそういうことなんじゃないかなって、そう思ってる」
「お前の言う通りかもな」
セイバーは冷たく断言する。
「正直、大分引いた。あの空港って場所で、春樹ってやつがお前にキスしたとこ、しかも雪菜の目の前でだろ? 何考えてんだ。
それだけでも大概なのによ。結婚まで約束しといて、結局他の女を選ぶなんて、同じ男としても最低だ。目の前に居たらぶん殴ってやる」
プライベートも何もありはしないなとかずさは苦笑した。
まさか、あんな人目に見せられないような―――人目でやってしまったことだが―――ものまで見られてしまうとは。
「そう、だよな……」
「でも、一番大切な人を助けようって気持ちは、誰よりも分かる」
「え?」
「春樹がお前に言った事だろ?
俺も、好きな女を守る為に何もかも捨て去った。だから、あいつの決意と覚悟がどんなものかは分かる」
セイバー、いやウェイブが英霊となる以前、仕えていた帝国とその革命軍の内乱は決戦を間近に控えた膠着状態だった。
ウェイブと同じく帝国側の少女クロメとその姉で革命軍側のアカメは、決戦の前に二人だけで生死を掛けた個人間での決闘を約束する。
二人は敵同士でも姉妹として愛し合っていた。だからこそ、他の誰でもない自分達の手で互いを殺す事を願い刃を交える。
姉妹のどちらかが死ぬしかない。そんな悲劇を止める為に、何よりも大事で好きなクロメを守る為にウェイブは全てを捨てた。
「その娘には悪い事するとは思う。それでも、お前は帰るべきだ」
「なに、勝手な事……! それじゃ雪菜が……」
「だとしても、お前にはまだ母ちゃんや春樹が居るんだろ? なら、ここで道草食ってる場合じゃないだろ」
……俺もさ。色んなモンを捨てて、裏切ったんだ」
「セイバー……?」
「俺は元の世界、生前はとある国の軍人だった。俺の恩人に報いる為に、無辜の民を守る為に軍人としての役目を全うしようと思っていた」
それは聞くだけなら、とても高潔で正義感のある志だ。セイバーが何故、後ろめたさを感じているのか分からない程に。
「だが、その国は俺の思うより腐敗していて、革命軍が発起し大きな決戦が起きようとしていた。
それで国は敗けた。……今思えば、結果的には良かったんだとは思う。けど、俺はその決戦の前に大事な女と、クロメと敵前逃亡したんだ。
あいつはクスリで体を強化して、明日にも死んじまいそうな程に衰弱してた。だから、俺は全て放棄してあいつと逃げた」
「酷い国なら、それなら……」
「俺の恩人や……所属してた軍の隊長、エスデスって言うんだけどよ。世話になった人を裏切ったことに違いはない」
エスデスは決戦の際に国土そのものを巻き込むほどの力を行使し、危うく大量虐殺を成すところだった。
その場に居なかったものの、クロメと逃亡する道すがら見舞われた異常な冷気と吹雪がエスデスのものであることには当たりは付いたし、後の革命軍からも聞いていた。
こうなってしまうと、最早自然災害だ。
元から人格面でも、問題がなかったとも言い切れない。
きっと彼女は倒されるべきだったかもしれないと納得もしている。
けれでも、やはり自分にとっても厳しくも頼れる上司であったことも事実だった。
そして、それを裏切ったのもまた事実だということも。
「後悔はしてねえよ。それだけの覚悟を俺はした。海の男はこうと決めたら一直線だ」
「でも、春樹の周りにいる奴等は……お前のいう国の奴と違ってみんな良い奴等なんだ。
雪菜も部長も……誰も悪くなんかない。それを裏切る春樹だって、一番辛いのに」
「だとしても、尚更お前は帰るべきなんだよ。
俺も全部捨てたからこそ分かる。どれだけ、春樹はお前の事が好きなのかってことが」
「だけど……」
「幸せになることから、逃げるべきじゃないと思う。
辛いし、罪悪感はあるだろうけど……あんな告白するような奴を、残して逃げるなよ」
かずさが消えれば、残された春樹はどうなるのか。
それこそ自分の為に全てを投げうって救おうと、身を張り続けた春樹を捨てることになるのではないか。
何の決着も付けず、ただ逃げているだけじゃないのか。
ここまで言われて、かずさは我に返ったように頭が冷えた。
「分かったよ」
本当に恐れていたのは、傷つくのを怖がっていた自分自身だったのかもしれないと。
「帰る。春樹のところに……。
ただ、やっぱり誰も殺したくない。叶うのなら、昔の事やり直したいけどさ……でも、人を殺してまで聖杯手に入れて、叶える事じゃないだろ。
聖杯戦争なんて関係ない。帰る方法だけを探す。だから、セイバーの願いなんて叶わない。それでもいいか?」
かずさは砂糖が大量に投入されたコーヒーを飲み切り、意を決した顔でセイバーを見る。
少し目が潤みながらも、先より強い眼差しだった。
「おう! 俺もそのつもりだ。襲われたなら迎え撃つが、こっちから吹っ掛ける気はねえよ。
元の世界に帰れる方法を探そう」
「変な奴……私達に同情してくれるのは良いけど、春樹みたいな男の気持ちが分かるなんて言ったら、モテないぞ?
二股が一番嫌われるんだからな」
「もう、女なんかにモテなくても問題ねえ。俺にはクロメっていう最高のパートナーが居たんだからな」
「何だそれ惚気か?
……もう、疲れた。今日は帰って寝る。詳しい方針は明日話してくれ」
それだけ言うとかずさは腰掛けたソファーから立ち上がり、セイバーに背を向ける。
「ごめん、雪菜……」
セイバーにも聞こえない小さな声で、他の誰でもない自身自身の手で傷つけてしまうであろう友達に向けて詫びながら、かずさは足を踏み出した。
もう、誰も傷付かないなんて結末はありえないのだとしても、目を背ける訳にはいかないから。
「分かんねえ……良いのかな、これで」
セイバーにとって、いやウェイブにとってかずさ達の事は他人事で口を挟むようなことでもない。
多分、これはハッピーエンドではないのだろう。
断片的に見た彼女の過去から見ても、かずさが春樹と結ばれるべきではない。本当に結ばれなければならないのは雪菜なのだと思える。
掛け替えのない友達から糾弾され、信頼を得た職場を失い、恋人とその家族を不幸にする。そんな業を主人公に背負わせた最悪のヒロインの物語だ。
「……でも、放っておけねえよな」
空になった紙コップを見て、セイバーは呆れ混じりに呟いた。
「どんだけ甘いもんが好きなんだ……良く飲めるな。砂糖何杯入れたんだよ」
ここ数日の付き合いで分かったのが、冬馬かずさという女性は大の甘党だということだ。
飲み物も甘くして、食事も甘くする。
「見てると思い出しちまうじゃねえかよ」
クロメも甘いものが好きだった。
まあ彼女の場合は菓子をよく食べていて、他の飲食まで甘くするようなことはなかったが。
それでも隙があれば、クッキーなどをよく齧っていた。
「よし」
息を大きく吸い、吐く。ここから先の本戦はもう何が起こるか分からない。
こちらの目的は勝利ではなく、かずさの元の世界への帰還ではあるが、戦闘も決して避けることは出来ないだろうと思う。
「こっから、気合入れていかねえとな」
【クラス】
セイバー
【真名】
ウェイブ@アカメが斬る!
【ステータス】
筋力B 耐久D 敏捷B 魔力E 幸運B 宝具B(通常)
筋力A 耐久A+ 敏捷A 魔力E 幸運B 宝具B(グランシャリオ使用時)
【属性】
秩序・善
【クラススキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:D
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み程度に乗りこなせる。
【保有スキル】
完成:A
完成されたとされるセイバーの強さがスキルとなったもの。
優れた戦闘技能を発揮し、自身の宝具以外のステータスの変動を一切受け付けない。
ステータスの下降は勿論、上昇も当然ながら無効化する。これは完成されたが故に、その強さは上限でもあるからである。
同時使用:EX
セイバーが一番大事なものを守る為に、己の想いを届かせる為に戦った逸話が昇華されたスキル。
ウェイブという英霊が、セイバーではない別のクラスで召喚された場合に持つであろう宝具をクラスの垣根を超え、一時的に呼び出すことが出来る。
代償としてスキル発動の度、霊核に治癒不能な損傷を受ける。
戦闘続行:C
瀕死の傷でも戦闘を可能とし、死の間際まで戦うことを止めない。
【宝具】
『修羅化身グランシャリオ』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:5
セイバーの世界に存在する超級危険種と呼ばれる獰猛な生物を加工した鎧の帝具。
一見してただの剣に見えるが、セイバーが真名開放することで鎧が召喚される。
非情に高い防御力を持ち、セイバーのステータスも上昇させる。また魔力消費も低く、純粋に担い手を強化させる宝具。
ただし、安定した宝具ではあるが、それ故爆発力はない。
また、多くの帝具に備わっている筈の奥の手も存在しない。かわりにグランフォールという変な蹴り技がある。
『万里飛翔マスティマ』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:10
セイバーがアーチャーとして召喚された場合に宝具となる帝具。
普段は使用できないが、同時使用のスキルが発動した場合のみ使用可能。
翼の形状をしており、空を自在に飛べるほかその羽を射出することも可能。
奥の手として、光の翼を盾とする「神の羽根」があり、相手の攻撃をそのまま反射する
更にグランシャリオと同時使用することで、セイバーのステータスを更に上昇させる。
【weapon】
グランシャリオ。
【人物背景】
かつては帝国が組織した特殊警察イェーガーズに所属していた。
帝国の異常さと民を思わぬ腐敗を目の当たりにしながらも葛藤し、国を中から変えることを決意したが、仲間であり後に結ばれるクロメの死を間近に感じ取り、彼女を守る為に全てを捨て去った。
その後もクロメの後押しもあり無辜の民を守る為に奮起し、クロメの残された余命を共に過ごす。
【方針】
マスターを元の世界に帰す。
聖杯戦争に乗る気はない。
【マスター】
冬馬かずさ@WHITE ALBUM2
【人物背景】
浮気ゲーとして名高いWHITE ALBUM2のメインヒロインの一人。
世界的に有名な女性ピアニストを母に持ち、また自身も優れたピアニストでもあり世界的に活躍している。
高校時代、同級生の北原春樹と両思いになるがお互いに気付かぬまま、その肝心の春樹が一生の親友である小木曽雪菜の告白を受けてしまう。
二人が愛を育む姿を間近で見ることに耐えられず、和解した母親の勧めもあり海外に移住しピアニストとして活動を開始するが、五年後にまた春樹と再会したことで物語がまた動き出す。
参戦時期はcodaのかずさtrueルートより、春樹が雪菜の家族から糾弾を受けて以降。
【ロール】
売れっ子天才ピアニスト。
【方針】
春樹の元に帰る。
殺し合いはしたくない。
最終更新:2021年07月13日 06:36