東京の夜は輝きに満ちている。
街頭に掲げられる看板には見る者の目を灼く多彩色のネオン。
アスファルトの路面に列を為して交錯する車両のライト。
森の如く密集して聳え立つビル群のトーチ。
日中に通り過ぎた雨の雫は、それら全ての人工光沢を乱反射し、未だ湿り気を残す街に多様な色彩を滲ませていた。
広がる夜景の下へ、降りるほどに深く、明るく。
まるで宝石を混ぜ合わせて作った渦のように。
霊長の創り出した星の煌。
人類史の繁栄を映し出す焔。
確かな輝きは此処に。
たとえそれが、複製された世界の内側だったとしても。
「――――――――――」
界聖杯によって象(かたど)られた偽の都。
渦巻く地上の光の及びきらぬ高度にて、その歌は流れている。
街ゆく人々は気づかない。
その舞台は地の雑踏より遥か高く、そして地の騒音に比べれば、小鳥の囀りの如き小さな声であったから。
「――、――――、―――――」
言葉ですらない。
小さな、小さな、それは鼻歌であった。
誰に向けられたものでもない、昂ぶる感情に乗せたハミング。
それは少女の、歓喜の歌だった。
「――――」
歌は夜空を旋回していた。
天の雲に至るほど高くはない。
しかし街頭の光に比べては遥か上方、その歌は、ビルの屋上を駆けていた。
羽ばたく鳥達には聴くことが出来た。
駆け行く歌、舞い踊る彼女の靴の音を。
ぱしゃり、ぱしゃり、ぱしゃり。
屋上の溝に溜まっていた水溜りの、それは弾ける音だった。
通り雨が残した僅かな痕跡を、少女の靴は意図して踏みつけ、また次の水溜りに足を伸ばす。
雨の日にはしゃぐ子供のように。
『水溜りしか踏んではいけない』と定めた遊びのように。
そして事実、彼女はまだ子供と呼べる年齢で、しかしその動きは、普通の人間のそれを逸脱していた。
一つのビルの屋上にある水溜りを全て踏み切ると、勢いそのまま隣のビルへと飛び移り、また水溜りを蹴って蹴って、次のビルへ。
まさに軽業。地上200メートルを超える高さで行われるパルクール。舞い踊る速度は増すばかり。
自然に考えて、いつか限界が来るはずだった。
「―――ああ」
そも行っている行為が危険極まりなく、更に「水溜りしか踏んではならない」という縛りを課している。
しかしそれでも、少女のスピードは増すばかり。広大な面積を誇るビルの屋上、平場に水溜りが一つしか無かったとして、彼女は一歩で踏破する。
そして今、水溜りの存在しないビル一つを、少女の足は軽々と飛び越えて、2つ隣のビルの水溜りに着地してみせた。
「ああ――楽しい――!」
右へ左へ無軌道な動きと同様に、踊りのジャンルもまた自由に形を変えていく。
バレリーナのように繊細な動きで水溜りに足を浸けたと思えば、ストリートダンスのような奔放さで泥を蹴り、スケートジャンプの如くに回転して宙に身を投げた。
けれど舞う少女に、踊るという意識は無い。
ただ動きたいように体を動かすだけ。衝動のままに夜景の上を泳ぐだけ。
開放された喜びを、全身で歌い、解き放つだけ。
空を往く小鳥達は聴くことが出来た。
少女の歌、少女の靴音、そしてもう一つ。
はらり、はらりと。
ページを捲る微かな音。
摩天楼のステージで舞い続ける少女の行く先々、常にその音はあった。
闇に目を凝らせば、かすかな影があることも。
「――――」
少女の進行方向に、現れ消えを繰り返す。
影は、一冊の本を開いて佇む、男の形をしていた。
「アサヒ」
その男、従者は名を呼ぶ。
「アサヒ、今夜はここまでだ」
己を呼び出した主の名を。
「――――ん」
ぱしゃりと。
水溜りの上で、少女はやっと動きを止めた。
くるっと一回転して振り返ると、やはり男は彼女の傍に立っている。
擦れたスニーカーがもう一度だけ泥を弾く。
回転の慣性に従ってぱらぱらと、少女の銀髪が風に流れた。
天真爛漫に輝いていた瞳から光彩が失せ、溌剌としていた表情は冷たく透明に色を落とす。
少女は主(マスター)。
「あ、もう時間っすか……盗賊(ハンター)さん」
少女の名を、芹沢あさひ。
◇
男の名を、クロロ=ルシルフル。
「絶対量に個人差はあるが、体内に保持できるオーラは有限だ。使い果たすと疲労で動けなくなる」
男は従者(サーヴァント)。彼の目には、あさひの状態が克明に見えていた。
小柄な身体から立ち昇る生命エネルギーは全身を覆うように留まり、隙間なく纏う鋼の鎧と化している。
生半可な物理攻撃では、今の彼女を傷つけることはできないだろう。
それは念能力の基礎的な技術の一つ。
纏(テン)、という。
「更にもう一つ、ここから先は他の主従のテリトリーだ。不用意な侵入は分の悪い交戦に繋がる。
成り行きの師としてだが、忠告はしておこう。今日はもうアジトに戻れ」
念能力。
体から溢れ出すオーラと呼ばれる生命エネルギーを操り、自在に使いこなす力。
摩天楼を無軌道に泳いできたそれは、あるいは少女にとって修練でもあったのか。
蓄積した疲労によって減じた彼女の生命力(オーラ)はしかし、それでも渇望を顕にしていた。
まだやりたい。もっと、もっと、もっと。活発に。貪欲に。
知りたい。学びたい。このチカラをモノにしたいと。
「う~~~ん、でも、なんっかまだ違うんすよね~!」
少女は首をかしげ、両目をぎゅっとつむった。
「もうちょっと、もうちょっとなんすよ!」
髪の毛をくしゃくしゃとかき混ぜながら悶えている。
自分の内側の齟齬を上手く伝えられない事が、酷くもどかしいようだった。
「もうちょっとで、なにか掴めそうな気がする……」
そして男にではなく、自分自身に語りかけるように冷えた声で言って、あさひは動きを止めた。
次第に表情が消え、目から光沢が消え、深く深く自己に埋没する。
それは絶大の集中だった。
「"発"の感覚に納得がいかないか? 会得しただけでも充分に驚くべき成長だがな」
クロロは表情を変えず平坦に話しているが、それは念を知るものが見ればまさに驚嘆するべき事実だった。
纏(テン)、絶(ゼツ)、練(レン)、そして発(ハツ)。
二人が初めて出会ったのは数日前のこと。たったの数日で、あさひは念能力の基礎四大行を習得していた。
精孔を強制的に開く必要もなかった。
念という概念の説明と、たった数時間のイメージトレーニングのみで彼女は全身を流れる生命力(オーラ)の感触を掴んだ。
それは天性の感覚。生まれ持った第六感。つまるところ、彼女には絶大なる才気があった。
以降、従者であると同時に念能力の師として、クロロは少女に知を授けた。
彼にとってそれは単なる暇つぶしであると同時に、開戦に至るまでの準備でもあった。
「う~ん、やっぱりもう一周! さっきの所、もう一周だけやりたいっす!」
じたばたと動きながら両手を合わせて言う少女に、クロロは少しだけ考えてみる。
出会って数日の付き合いだが、こうなったマスター兼弟子が聞かない事はよく分かっていた。
よって、もう一度手元の本を開き、視線を落とした。
「一周だけだ」
「やった!」
一転、満面の笑みを浮かべて、少女は再び夜天に身を躍らせた。
「盗賊(ハンター)さん、これからどうするんすか?」
後方のビルに飛び移った後、あさひは身に纏うオーラを消し、"絶"の状態で水溜りを踏んでいく。
「オレは従者(サーヴァント)にすぎない。方針を決めるのは主人(マスター)のお前だろう、アサヒ」
クロロはやはり、彼女の向かうビルの屋上に佇んでいる。
偽りの東京を吹き抜ける風が彼のコートをなびかせ、ひとりでに本のページを捲った。
「でもハンターさんも、やりたいことがあるから、ここに来たんすよね?」
さり気なく、しかし核心を突いた問いにクロロは微笑を浮かべていた。
召喚に応じた従者の願望。
それをあさひは『やりたいこと』と言った。『叶えたいこと』ではなく。
「いい勘してるよ」
水溜りを全て踏切り、あさひの全身から急激にオーラが放出された。
"練"の勢いそのままに屋上の平場を蹴ったその跳躍は、棒高跳びの世界記録を超えている。
「選択肢を示してやることは出来る。例えば、死なないように立ち回って、元いた世界に帰るように努力する、とかな」
それは、あさひの出自であれば順当な方針だったのかもしれない。
超常の殺し合いからの逃亡。
逃げ回り、戦闘を避け、生き残ることだけを目的とする。
そして在り来たりな日常への、素晴らしい平和な毎日への、帰還を目指す。
「はは――それ、すっごくつまらなそうっす」
けれど男は、今の彼女であれば、そう答えることを知っていた。
「……だろうな」
だから微笑を消して、滔々と目的を語り始めた。
「願望器――聖杯。それをいただく」
多くのサーヴァントにとって前提条件でしかないことを、彼は目的であると言った。
どんな願いでも叶えられるという、聖杯。
それは天上にあるのかもしれない。
それは地平にあるのかもしれない。
世界が聖杯の内側にあるのなら、それは世界そのものを掴む行為かもしれない。
魔法。
願望器の齎す奇跡。
聖杯を掴む栄誉。
男にとってはどれも、さして興味がない。
ただ、それが名をもつ宝であるのなら。
欲しい。
クロロは盗賊であるからだ。
「なるほどっす……でも――」
そして、やはり少女の言葉は、まっすぐに核心を捉えていた。
「それだけっすか?」
「勿論、違う」
徐々に勢いを強める風が、クロロの持つ本のページを捲っていく。
サーヴァントになると同時、昇華された一つの能力。
盗賊の極意(スキルハンター)。
彼が生前為した悪行、あるいは偉業の全てが、今はそこに残されていた。
幻影旅団(クモ)。
かつて彼と共にあった仲間たちの記憶(ネン)もまた。
「この世界には、様々な平行世界から英霊が集うという」
数多のサーヴァント。英雄、豪傑、神格の勇者。
そしてクロロのような反英雄まで招かれる。
その力量、性能、目的は様々だが、彼らに一つ、共通して言えることがある。
「どうやら英霊ってやつは、宝をもっているらしい」
――宝具。
彼らの誇る伝説の象徴、物質化した奇跡。
それが今、この場所には、大量にひしめいている。
ならば盗賊のやることは決まっていた。
「全部だ。この世界のお宝、丸ごとかっさらう」
聖杯など、終着点でしかない。
「それがオレの、やりたいことだ」
「…………」
あさひは暫く答えなかった。
夜景の上、逆巻く風の中、舞い踊る全身の躍動を制御しながら、ぽつりと一言、こぼすように笑った。
「それ……面白そうっすね」
男は実像を解き、霊体として空間に滲んでいく。
もうすぐ、少女の舞いは終わるだろう。動きから迷いが消え、境地に至ろうとしている。
「アサヒ。勝ち残りたければ、マスターとしてオレを上手く使え。いや、あるいは――」
その言葉はもはや誰に向けられたものでもない、独り言だ。
再び少女が誰の声も届かぬ、極度の集中状態に入ったことを、彼は知っていたからだ。
「あるいはオレが、お前を上手く制御(プロデュース)する必要があるか」
◇
小鳥の歌が空を旋回する。
「――、――――、―――――」
少女のハミングはラスサビに差し掛かり、夜の舞踏はフィニッシュを迎える。
「空も飛べそう―――」
あさひは本心からそう思った。
頬を撫ぜる空気が気持ちいい、はためくシャツの感触が愛おしい。
星の天蓋は広く、宝石の街を見下ろすような、開放された視界が楽しくて楽しくてしかたない。
「こうかな、違う、きっと……こう!」
自然に身を任せるように力を抜いて足を泳がせると、驚くほど簡単に本質を掴めた。
分かってしまえば、当たり前のように成功した。自分の思う通りにオーラが動いて足に乗る。
まるで翼が生えたみたいに自由だった。
「やった! ほら、できたっすよ! クロロさん!」
嬉しくてつい、呼ぶことを窘められていた真名を叫んでしまったが、それすら既に思慮の外。
「はは―――!」
蹴り足を浸す水溜りが、あさひの"練"にさらされる。
街路樹から屋上まで風に巻き上げられた一枚の木の葉が、水面に浮かんでいた。
念能力の系統を知るための一般的な方法で、同時に"発"の修行法でもあるそれは、水見式という。
くるくると元気よく回転する葉の動きは最初、『操作系』を表す変化に思われた。
しかし、
「あはははっ―――!」
次第に、水の色が変わっていく。
映す夜空を反転させたような、淡いブルーへと。
そして、葉の形状も少しずつ、削いだ刃のような、異形の翼のようなフォルムへと。
他の系統に当てはまらない『特質系』の変化は、彼女が触媒なくクロロ=ルシルフルを召喚した縁の証明だった。
「できたっ!」
嬉しくて楽しくて、今はただ笑っている。
だけど、彼女が気づくまで、あとどれ程の時間があるのだろう。
もっと、できるようになれる、ということに。
今駆ける場所、屋上という、世界の狭さに。
きっと、気づくまでの時間は幾ばくもない。
そうすると次に、翼を得たとして、どれ程の時間が掛かるのだろう。
見上げる空の世界の狭さ。それに気づいたら次は。
宇宙の矮小さに気づいてしまえば、次は。
もっと、もっと、もっと。できるようになれる。なりたい。
底しれぬ探求。善悪倫理に縛られぬ興味の源泉。果てのない好奇心。
それらが決して、彼女を満たさない。立ち止まらせない。
次へ、次へ、加速する好奇心(よくぼう)。
一つの場所に執着などない。
たとえば手に入れた宝をひとしきり愛でた後、飽きたら存在すら忘れてしまえるように。
ならばこの力は、与えられるべきではなかったのかもしれない。
人の能力を超えていなかったことが、危うい少女を人に留めていた枷だったとすれば。
今、彼女の中に響く声がある。
それは過去か、異なる世界か。
―――あさひ、駄目だ。それを手放すんだ! 俺の話を聞いてくれ!
今にも彼女の中から消去されようとしている、微かな声だった。
―――約束したじゃないか……。これからは人間として一緒に暮らすって。
あるいはそれこそが、彼女を人に押し留める、最後のか細い糸だったのかもしれない。
―――そのために、大きな家も買ったんだ。たくさん踊れる広い庭も……。
そんなの、なんて、つまらないんだろう。
その思考を最後に、小さな声は彼女の中から永遠に途絶えた。
糸は、あっけなく千切れた。
ここは遍く多次元宇宙を飲み込んだ世界。
出会うべき仲間に出会えなかった世界。
届くべき言葉の届かなかった世界。
今日の手は空を切り、されど翼を与えられし世界。
そうした可能性もまた、膨大なる平行世界のどこかには存在している。
くびきから解放された少女。
彼女に与えられた役(ロール)は悪の怪人。
いや――悪の盗賊。
「今のわたしは、なんだってできる――」
まだ見ぬ未来への期待、最大の高揚感と共に、あさひは今宵最後のステップを踏んだ。
水溜りに浮かぶ葉、異形の翼が、水面を離れて舞い上がる。
「ああ――楽しい――!」
【クラス】
ハンター
【真名】
クロロ=ルシルフル@HUNTER×HUNTER
【ステータス】
筋力C 耐久C 敏捷B 魔力D 幸運B 宝具E~EX
【属性】
混沌・悪
【クラススキル】
念能力:B
盗賊(ハンター)のクラススキルであり、オーラと呼ばれる生命エネルギーを操る。
魔力量のプラス補正に加え、D~Cランク相当の対魔力(纏)と気配遮断(絶)を持つが併用は出来ない。
陣地作成:C
生前旅団を指揮した経歴からスキルを所持している。自己の陣営にとって優位な陣地(アジト)を作り上げる。
【保有スキル】
直感:B
戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を感じ取る能力。
視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。
盗賊のカリスマ:A
軍団を指揮する才能。
とりわけ、数の大軍勢よりも質の少数精鋭。
曲者揃いであった幻影旅団(クモ)の団長として、クロロの統率はその方向に際立っている。
コレクター:B-
価値あるものを蒐集し、また管理する能力。
アイテム、スキル、種別問わず望んだものを手に入れる。
ただし彼は既に手に入れたものに対する執着が薄く、興味を無くせば簡単に売り払ってしまう為このランクに留まる。
【宝具】
『盗賊の極意(スキルハンター)』
ランク:E~EX 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
他者の能力を盗み、自分の能力として使用できるという、生前の念能力が宝具として昇華された物。
形状は表紙に大きな手形が描かれた一冊の本。かつて盗んだ能力、そして旅団の団員から借り受けた能力が封じられている。
サーヴァントの宝具として昇華されるに差し当たり、以後に盗む能力の対象は念能力のみならず、他者の宝具に至るまで範疇を広げる。
盗む条件は生前と同じく至難の業である下記の4工程。
1.相手の能力(宝具)を実際に見る。
2.相手に対象の能力について質問し、相手がそれに答える。
3.本の表紙の手形と相手の手のひらを合わせる。
4.1~3までを1時間以内に行う。
奪った能力は元の使い手が死亡すると本から削除され使えなくなるが、死後強まる能力は削除されることがない。
能力の発動条件は、使う能力を封じたページを開いた状態にすること。
本に付随する栞である『栞のテーマ(ダブルフェイス)』を使用する事で、2つまで能力を同時使用できる。
また栞を挟んだページの能力は本を閉じても消えないため、1つの能力を両手で行使することも可能。
団員達の能力は『栞のテーマ』と同じく『盗賊の極意』に付帯する宝具の一部とする。
【人物背景】
悪名高き盗賊であり、賞金首揃いである幻影旅団の団長。
額に十字の刺青を刻む壮齢の男。常に何らかの本を持ち歩き、背に逆十字の描かれたコートを纏う。
髪型は基本オールバックにしている事が多いが、下ろしていることもあり、醸し出される年齢の雰囲気は一定しない。
全員が念能力者で構成されていた旅団の戦闘能力は凄まじく、その主な活動は窃盗と殺人、稀に慈善活動。
大量殺人や著しく残虐な行為を平然と行い、冷静で冷徹な判断を下す一方、団員同士はドライながら奇妙な信頼で結ばれている。
クロロもまた冷徹なリーダーとして君臨すれどその思考は特殊であり、旅団存続のためなら団長である己の犠牲すら是としていた。
彼は霊魂を信じ、死後の仲間を想い、果てにサーヴァントとして此処に召喚された。
旅団(クモ)は未だ止まらぬと証明するように。
純正の英雄からは遠く、社会から排除されることによって、混沌が晴れると信じられた反英雄である。
【サーヴァントとしての願い】
聖杯をいただく。
その過程で、この世界の宝を盗む。
【マスター】
芹沢あさひ@アイドルマスターシャイニーカラーズ(World×Code)
【マスターとしての願い】
聖杯に至る。
【能力・技能】
念能力。
体から溢れ出る生命エネルギー(オーラ)を操り、使いこなす力。
クロロに師事し、類まれな才能によって、既に基本の四大行を習得している。
特質系能力者。
【人物背景】
芸能事務所283プロに所属する中学生アイドル。
アイドルユニット「Straylight」のセンターポジション。
好奇心旺盛であり、楽しいことを見つけたり、何かに興味をもったら、じっとしていられない。
反して飽きっぽい面もあり、自分の感情にとても素直な性格。
ダンスパフォーマンスやマイクパフォーマンスには天賦の才能があり、小柄ながら見る者を惹きつけるカリスマ性を発揮する。
普段と一転して、物事を突き詰めようとする際の集中力は凄まじく、周りの声が聞こえなくなるほど。
総じて、高い感受性と行動力を併せ持つ、活発な女の子である。
これは、そんな一人の少女の、数多ある可能性の一つ。
【方針】
自分の力を試すように、思うがままに聖杯を目指す。
最終更新:2021年06月13日 20:38