ここはちょっと大きめの日本家屋、その中では一風変わった光景が広がっていた。
そこには赤いドレスをまとった女性が、塩をかけられたナメクジのようにぐったりとしたオッサンを踏みにじっている姿だった。
なぜこのような場所でこんな風景が広がっているのかというと、それは数刻前にさかのぼる……。
数刻前の同場所……
「なるほど、つまりこの戦いを制したものはどんな願いでもかなえられるということじゃな」
「そしてオマエがワガハイのサーヴァントで、この戦いに勝つためにはオマエの力が必要なのじゃな、大体わかったのじゃい」
そこでは、先ほどぐったりとしていたオッサンが目の前にいる女性と話し合っていた。
彼の名前は校長、本名は『ミュミャリャツァオビュビュンピピュプリャプピフンドシン』という男で、
自分が世界のだれよりも偉くなければ気が済まない男である。
「そういうことよ、アタシはエクストラクラス『アクター』のサーヴァントよ」
「これからよろしく頼むわね、マスター」
そしてそんな彼に召喚された女性の名前はメリサ。『毒のメリサ』という二つ名を持つ女性で、
自分が称えられ、他人が堕ちるのを見るのが大好きな性格をした悪女である。
(本当はこんなゴミに従うのはシャクだけど……せいぜいアタシの目的のために頑張ってもらうわよ)
そんな彼女はもちろんマスターのことなどなんとも思っておらず、ただ自分の目的のために彼を利用するつもりでいた。
(それに……令呪なんてものに縛られたくはないのよ、アタシは)
また自分が何者かに仕えるという事すらも嫌だと思っている彼女は、校長に『令呪』のことについて一切教えていなかったのだ。
そうして彼女がいろいろと企んでいると、目の前にいる男が衝撃的な行動に出た。
なんと男が下半身を露出して、彼女の方にケツを向けたのだ。
「……何を、しているのかしら?」
それを受けて彼女は目に見えてイラついた様子で男に尋ねたら、ある種衝撃的な一言が返ってきたのだ。
「ワガハイはマスター(主)で、お前はサーヴァント(従者)!つまりワガハイの方がお前よりエライんじゃい!!」
「わかったらさっさとひざまずいて、ワガハイのケツをなめて忠誠を誓うのじゃい!この女王様気取りの変態コスプレ女――!!!」
何と男は、「オマエより自分の方が偉い」という理由で彼女に自分の尻を舐めさせようとしたのだ。
「…………ゴミの分際で……調子に乗るんじゃないわよ!?」
当然そんなことをされて彼女が怒らないはずもなく、校長は盛大にぶちのめされるのであった……。
※ここから先はダイジェストでお楽しみください(写植記号BA-90)
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「なーにそれえ! もっと上手に踊ってくださらない?」
「やめるのじゃい!人間の関節はそっちには曲がらないのじゃいいぃぃぃ!!」
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「クズはクズらしくしてればいいのよ!」
「ぎゃあぁぁぁぁっ!!ワガハイのお尻の穴が五つくらいに増えたあぁぁぁぁっ!」
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「アッハハハハハ!やっぱりゴミは燃やすに限るわね!!」
「ひでぶ~~~!」
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「魔力が無くなってきたから、ちょっと”補充”させてもらうわ」
「感謝しなさいよ、こんなイイ女と”キモチイコト”できるんだから」
「オティンティンがっ!ワガハイのオティンティンがぁぁぁぁっ!!!」
「たっぷりと搾り取ってあげるわ、どれくらい絞ったらミイラみたいになるかしらねぇ?」
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まあとどのつまり、あのバカが調子に乗りまくった結果折檻されまくったり、
”魔力タンク”にされたわけである……。
「豚は豚らしく、アタシの靴を舐めていればいいのよ、返事は?」
「おっ……ぽい…ぽい…………」
「……知っているかしら?首を切ったときに出る血って、バラの花びらが散るように綺麗なのよ?」
「わ、ワガハイが悪かったのじゃい……だからもう勘弁してほしいのじゃい……!」
彼らの戦いは始まったばかりでこんな感じだが、これから一体どうなるのだろうか……?
【クラス】アクター
【真名】メリサ
【出典】Alice Re:Code
【性別】女性
【属性】中立・悪
【パラメーター】
(通常時)
筋力:C 耐久:D 敏捷:C 魔力:B 幸運:C 宝具:A+
(『魔笛の演奏者』発動時)
筋力:C 耐久:B 敏捷:C 魔力:A++ 幸運:C 宝具:B
(『大欲羽搏く竜姫』発動時)
筋力:A++ 耐久:EX 敏捷:B+ 魔力:A+ 幸運:B+ 宝具:A+
(『陋劣の無頼漢』発動時)
筋力:B+ 耐久:D 敏捷:B 魔力:C 幸運:D 宝具:C
【クラススキル】
変化:A+
”座”に存在する、自身とは別のサーヴァントの力を一時的にコピーし、
それに合わせて自らの肉体を作り変える事ができる。
また、肉体のみならず人格や記憶などの精神も“変化”が可能。
彼女の場合は召喚された時点でコピーした力が”宝具”という形で顕現している。
……完全に余談だが、彼女がコピーできる連中は彼女の性格を反映してか大体の場合
『腹に一物持っているヤツ』か『悪党』が多かったりする。
【保有スキル】
単独行動:B
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。
加虐体質:A
戦闘において、自己の攻撃性にプラス補正がかかるスキル。
プラススキルのように思われがちだが、これを持つ者は戦闘が長引けば長引くほど加虐性を増し、
普段の冷静さを失ってしまう。バーサーカー一歩手前の暴走スキルと言える。
攻めれば攻めるほど強くなるが、反面、防御力が低下してしまう。
604: 絶死絶命サディスティックねーちゃん ◆L9WpoKNfy2 :2021/06/14(月) 00:35:51 ID:rvvQ9UVs0
【宝具】
『魔笛の演奏者(ハーメルンの笛吹き男)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:0~99 最大捕捉:1000人
村中の子供を魅惑の演奏で誘い出し、そのまま子供達と共に闇へと消えた謎の笛吹き男を
自身に憑依させ、一種のデミサーヴァントのような状態となる宝具。
この宝具を使っているときは道化師のような姿となり、また笛を吹くことで対象の心を惑わし意のままに操れるようになるほか、
耐性のないサーヴァントであれば相手を一時的に盲目にしたり精神異常を与えることで戦闘不能に陥らせることもできる。
『大欲羽搏く竜姫(鳴いて跳ねるひばり)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:0~99 最大捕捉:1000人
獅子の王子を手に入れるため、戦い続けた竜の王女を
自身に憑依させ、一種のデミサーヴァントのような状態となる宝具。
この宝具を使っているときは黒地に花柄の着物姿となり、また最強の幻想種である竜の力を得ることができるほか、
相手サーヴァントが持つ『矢よけの加護』などの耐性を無視した炎のブレスといった強大な攻撃が使えるようになる。
『陋劣の無頼漢(歌う骨)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大捕捉: 5人
弟が立てた手柄を、自らの物にしようとして弟を殺害した槍使いを
自身に憑依させ、一種のデミサーヴァントのような状態となる宝具。
この宝具を使っているときは髪型をオールバックにした軽装の槍使いの姿となり、その容姿の通り槍の名手となる。
【weapon】
【人物背景】
「あーあ。本ッ当にクソみたいな世界。早くアタシの視界から消えちゃえばいいのに」
常に人を食ったような態度をとり、美しい笑みを浮かべながら毒を吐く女性。
自分が称えられ、他人が堕ちるのを見るのが大好きな性格で、
そのため自分以外の人間を基本的に見下し、その態度が周囲の人間の反感を買っている。
しかし彼女自身は高貴な雰囲気を持つ人物が好みで、その際には献身的に尽くすこともある。
【サーヴァントとしての願い】
周囲の人間が無様になり、そして自分が永遠に称えられるようになること。
【マスター】
校長(本名はクソ長いので省略)@絶体絶命でんぢゃらすじーさんシリーズ
【マスターとしての願い】
ワガハイが1番えらいんじゃい!!ワガハイにたてつく奴はブチコロじゃい!!
【weapon】
なし、しいて言うなら鉛筆張りに尖った頭。
【能力・技能】
なし、というかあるわけない。
……しいて言うならばゴキブリ並みの生命力と、本気で激怒すると
相手を一撃で粉砕するほどの戦闘力を発揮することくらいである。
後は曲がりなりにも教育者なので結構頭がよく、外国人と英語のみで会話したこともある。
【令呪の形・位置】
へその下あたりに『1』という文字を取り囲むように矢印が描かれ、その下に『PET』という文字が書かれた形。
……はっきり言うと、『ペットボトルの分別マーク』である。
【人物背景】
名前の通り学校の校長。
自分が世界で一番偉くないと気がすまない性格だが近所の子供相手に2秒で負けるほど弱い。
気に入らない者や自分より偉い者は痛めつけたり殺そうとしたりするが、大概は調子に乗ってやられている。
自ら登校時刻に正門に立ち、遅刻する生徒を取り締まったり、持ち物検査をしたりと教育者らしい行いをすることもあるが、
自分への挨拶に「おはようございます」の「ございます」が付かなかっただけでバズーカ砲を発射する、
廊下を走った生徒に回転しながら頭突きを食らわせる、遅刻してきた生徒を百発殴りつけるといった暴力的な制裁を加える所から、
品格は無に等しい。
【方針】
アクター自体はそれなりに強いが、マスターである校長がクソ弱いくせに独断専行を繰り返すわ
多方面にケンカを売るわで完全に足手まといになっている。
そのためアクター自身が自分の趣味もかねて校長を(死なない程度に)しばき倒して、
身動きが取れない状態にしている。
最終更新:2021年06月14日 20:47