この項目では配置オブジェクトについて勉強していきます。
配置オブジェクト
配置オブジェクトとは、ボタンやチェックボックスなどの特別なオブジェクトを設置することができます。すべてのオブジェクトにはID番号がふられていて、その番号で管理します。配置オブジェクトを配置すると次の画像のようなものが描画されます。
上から順番に
・ボタン
・チェックボックス
・コンボボックス
・入力ボックス
・リストボックス
・メッセージボックス
となっています。以下がそれぞれのオブジェクトを配置する命令です。
・button
ボタンを表示します。このボタンは押されると自動的に何処かのラベルにジャンプ、または、サブルーチンとしてジャンプします。
・chkbox
チェックボックスを表示します。指定した変数に現在の状態を自動的に代入してくれます。
・combox
コンボボックスを表示します。指定した変数に現在選択されているものに対応する数字が代入されます。
・input
入力ボックスを表示します。指定した変数に現在入力されている文字列を代入します。
・listbox
リストボックスを表示します。指定した変数に現在選択されているものに対応する数字が代入されます。
・mesbox
メッセージボックスを配置します。ユーザーに任意の文字列を入力させたり、任意の文字列を表示させたりできます。mes命令で表示した文字列が選択してコピー出来ないのに対して、メッセージボックスを内に表示した文字列は選択することができます。また、メッセージボックスを編集禁止にして、表示専用のオブジェクトとすることもできます。とても便利な配置オブジェクトなので覚えておくと良いと思います。
オブジェクト管理命令
ここまでは、オブジェクトを配置する方法を説明してきましたが、ここからはオブジェクトを設定する命令を説明します。
・objsize
この命令は名前の通りオブジェクトの大きさを調整するための命令です。引数として、「x方向のサイズ、y方向のサイズ、y方向の確保サイズ」を与えます。y方向の確保サイズでオブジェクトを描画した後にカレントポジションをどれだけy方向に動かすかということを設定できます。mes命令を実行すると自動的にカレントポジションが下に移動しましたよね。あの移動量を設定できるということです。
・objprm
配置オブジェクトを描画すると、システム変数statにそのオブジェクトのIDが代入されます。このオブジェクトIDをつかって、objprm命令を実行するとオブジェクトの内容を変更できます。例えば、buttonに表示されている文字列やmesboxに表示されている文字列を変更できます。
・objenable
先程と同様にオブジェクトIDを用いて、objenable命令を実行するとオブジェクトを無効化できます。ここで言う無効化とは、オブジェクトを消すことではありません。例えば、ボタンオブジェクトを無効化するとボタンを押せなくなります。
最終更新:2016年04月05日 13:52