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泰語(タイ語)の聲《せい》調と綴りの關係(20070303版)


1. 基本的な聲調パターン


  • 子音の發音と聲調とには密接な繋りがある。
  • 最初からその規則を覺えてしまふ方が綴りだけで聲調も分るので泰語習得に便利。
  • 日本人から見れば、同じ發音の子音が幾つもあるやうに見えるが、聲調と有氣音有氣音の違ひも考へると、同じ子音に見えるものが實《じつ》は違ふ役割の子音であることが分る。
  • そのやうな區別《くべつ》をしても、同じ役割の子音が有るには有るが、出現頻度が著しく違ふ。
  • 同じ聲調と發音の子音で出現頻度が高いものは高々一つしか無い。
  • よつて、使用頻度の高い、他とは明確に區別できる子音から覺えていけば良い。

無氣音の子音はその子音だけで全聲調を表現する。
末子音が促音(k,t,p)のときも聲調が變化する。
k,g
กา กาก,ก่า ก้า ก๊า ก๋า

有氣音の子音はその子音だけでは全聲調が表現できないが、補完關係にある子音で補ふ。
kh
คา คาก,ค่า คัก,ค้า
ขาก,ข่า ข้า ขา

補完關係の子音が無ければ を附けて無理矢理∨\∧を補ふ。
n
นา นาก,น่า นัก,น้า
หน หนาก,หน่า หน้า หนา

だけはさらに も使つて無理矢理\を追加する。
y
ยา ยาก,ย่า ยัก,ย้า
หย หยาก,หย่า หย้า หยา
อย อยาก,อย่า


2. 覺え方の壺


  • 聲調記號《せいてうきがう》が附いたときの規則は三つのパターンしかない。
  • しかも のときのパターンは、 のパターンのサブセットになつてゐるので實質二つのパターンしか無い。
  • ค่า といつた第一聲調記號附き聲調と คาก のやうな長母音+促音の末子音(k,t,p)の聲調は必ず一致する。これはすべての子音に共通する。


3. 子音一覽


出現頻度、聲調、氣音を考慮に入れた子音一覽表。

頻度高 alphabet表記 聲調と氣音 末子音時發音 頻度低 頻度極低
k,g −無氣音 k
kh k
kh k
c,j −無氣音 t
ch t
ch t
d −無氣音 t
t −無氣音 t
th t ฑ,ฒ
th t
s t ทร
s t ศ,ษ
b −無氣音 p
p −無氣音 p
ph p
ph p
f p
f p
ng ng
m m
n n
r n
l n
y y ( は n)
w w
子音無し記號 −無氣音
h
h

  • ※ 出現頻度が低くとも代替表記が無いものは見出し語として使用
  • は現代泰語表記では に置換へられるため使用されず
  • ทร はこの二文字の組合せで s の發音。

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カテゴリ: [泰語] - &trackback() - 2007年03月03日 23:20:52

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最終更新:2007年03月08日 02:30