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小幌駅


豊浦町字礼文華にある室蘭本線の駅である。駅ナンバリングはH45である。秘境駅として有名であり、牛山隆信の『秘境駅に行こう!』のランキングで秘境駅度1位に選ばれている。

小幌駅の様子

駅名標は下りのみヒラメのシールが貼ってある。
小幌駅の上り駅名標 小幌駅の下り駅名標
小幌駅下り側(山側)の保線小屋 小幌駅の駅名板
トイレ 駅ノート

2面2線の相対式ホームを持つ駅である。上りホームは鉄板でできており、上下のホームは構内踏切で連絡している。下りホーム側には保線用施設、上りホーム側には保線用施設と倉庫・トイレがあるが、下りホーム側の施設は冬場は除雪されていない。また駅ノートや巨大入場券を入れた箱は夏場は下りホームの上、冬場は使われていない方の建物の軒下においてある。

歴史

1943年に戦時における輸送力増強のために信号場として開業、その後1967年に当駅の両方向が複線化され、信号場としての機能は失ったが仮乗降場として残された。
2015年には、ほとんど利用がない当駅の廃止が提案されたが、2016年以降豊浦町が管理費を負担することで駅の存続が決まり、豊浦町は駅を観光名所として宣伝するようになった。その後多くの人が駅を訪れるようになり、2017年度の夏季にモニターカメラによる利用者数調査をしたところ、対象期間には毎日当駅を利用する人がおり、最も多い日では1日に22人の利用があったことがわかった。

利用状況

国土交通省調査によれば1日の利用者数は1人未満(2015年度)。「極端にご利用の少ない駅」の調査では2011-2015年の1日の乗車人員の平均が1人以上10人未満となっている。

駅周辺

駅所在地は豊浦町であるが、駅のすぐ西側に長万部町との境がある。
駅周辺は山に囲まれている。駅から出る際には駅から海側に出る必要がある。
下りホーム側は急な崖であり、上りホーム(海側)のみから歩いて出ることができる。海側へ歩いて行くと文太郎浜に出る。北大鉄研は2015年までここでジンパを行っていた。2016年以降は豊浦駅から徒歩15分程度のところにある豊浦海浜公園でジンパを行っている。
文太郎浜に降りる途中で左に曲がり、尾根を一つ越えると岩屋観音がある。
文太郎浜 岩屋観音
[文章:2019/3/2,乗リツ]
[写真:2020/6/10,乗リツ]

隣接駅


静狩(H46)←小幌(H45)→礼文(H44)



Copyright 1997-2019 北海道大学鉄道研究会
(Hokkaido University Railway Research Group, Japan)

最終更新:2020年06月10日 01:58
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