稚内市抜海村字クトネベツにある宗谷本線の駅である。日本最北の無人駅で、駅ナンバリングはW78である。
抜海駅の様子
 |
 |
抜海駅の駅名標 |
抜海駅の貝殻で作られた駅名板 |
 |
 |
駅待合室内部の様子 |
駅のトイレ |
 |
 |
駅ノート |
プラットホーム全景 |
 |
|
抜海駅雪切室 |
|
2面2線の相対式ホームを持つ駅で、遮断機のない構内踏切がある。交換可能な構造だが定期で列車交換は設定されていない。駅構内には約30年前より地元の住民により花壇が整備されている。
歴史
1924年に開業した。1984年に旅客営業無人化、1986年に電子閉塞化により完全無人化された。2019年に存廃が議論され、2020年に宗谷本線活性化推進協議会が当駅廃止を一旦容認、その後稚内市と地元自治会の対立なども見られたが、2021年は稚内市が管理を行うことで合意した。2022年度以降の処遇は決まっておらず、議論が続いている。
利用状況
国土交通省調査によれば1日の利用者数は2人(2015年度)。「
極端にご利用の少ない駅」の調査では2011-2015年の1日の乗車人員の平均が1人より多く10人未満となっている。2013-2017年度の特定日利用者数調査での平均値は1日あたり1.8人。
駅周辺
駅周辺には道路と数軒の住宅や廃屋のみがあり、集落はない。抜海の集落は西に2kmほど行った海沿いにある。抜海集落にある旅人の宿ばっかすは指定した列車に乗車すると送迎を行ってくれる。
隣接駅
Copyright 1997-2021
北海道大学鉄道研究会
(Hokkaido University Railway Research Group, Japan)
最終更新:2021年04月22日 02:22