レール探傷車(Rail Inspection Car)とは、線路の傷を超音波で検査する保線用機械のことである。JR北海道で使用されているレール探傷車はトキメック(現:東京計器株式会社)と松山重車輌工業により製造、2005年に導入されたもので、JRの他社のものと違い自走できないため、保線用モーターカーを前後に付けることで走行している。
レール探傷車の最高速度は時速40キロで、線路を封鎖する必要があるため、検査は旅客列車が走らない深夜に行われ、一日に約20キロの検査が可能である。
検査は、レールに水を吹き付け、その水を媒体として当てた超音波の跳ね返りを見ることにより、傷があるかどうかを判断し、傷がある場合には保線作業が行われる。
レール探傷車は普段は岩見沢レールセンターに所属し、5月から10月頃にかけて道内各地で検査が行われる。普段は見ることが出来ず、検査のシーズンにはいつどこにいるのかわからない車両であり、目撃することは非常に難しい。
その他の情報
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上写真の反対側 |
検査を行う部分 |
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連結は連結器でなく、専用のもので行われる |
検査列車の全体図 |
Copyright 1997-2008
北海道大学鉄道研究会
(Hokkaido University Railway Research Group, Japan)
最終更新:2009年02月05日 21:36