JR北海道のリゾートトレイン第6弾として、1992年に登場した車両。老朽化の進んだアルファコンチネンタルエクスプレスの置換え車としての側面も持つ。
編成はキハ183-5201、キハ182-5201、キサハ182-5201、キハ182-5251、キハ183-5202の5両編成で、そのうちキサハ182-5201は2階建てのダブルデッカー車両、それ以外の4両は床の高いハイデッカー車両である。なお、登場時は3両の暫定編成で、札幌-函館間の臨時特急「はこだてエクスプレス」として運行を開始した。
各車両は展望性を確保した構造となっており、大型の曲面窓が採用されたほか、ハイデッカー車両には天窓も設けられている。ダブルデッカー車両は、2階部分が客室、1階部分はラウンジや車内販売用のカウンターを備えたフリースペースとなっている。各車両にはモニターが随所に設けられており、DVD映画や、車載カメラによる前面展望映像の上映が行われることもある。また、1両ごとにテーマカラーが設定されており、名前の「レインボー」にふさわしいカラフルな外観となっている。
性能面では、420PSの大出力エンジンの採用によって130km/h運転が可能となった。また、キハ183系一般車との混結も可能で、1996年には踏切事故で先頭車が修理中となった際に、キハ183系一般車(キハ183-1)を塗色変更の上組み込んで運転した実績がある。
他のリゾートトレイン同様、道内各地への臨時列車や団体列車として活躍を続けている。毎年、2月の流氷シーズンには網走方面への臨時列車「流氷特急オホーツクの風」として運行されるのが恒例となっている。また、春には青函トンネルをくぐり、青森県の弘前へ向かう臨時列車として運転されたこともあった。なお、青函トンネル内ではディーゼルカーの運転が防災面から禁止されているため、津軽海峡線内は機関車に牽引され、客車列車として運転される。
その他の情報
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ハイデッカー車両の客室 |
映画や前面展望映像が楽しめるモニター |
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ダブルデッカー車両2階の客室 |
ダブルデッカー車両1階のラウンジ |
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(Hokkaido University Railway Research Group, Japan)
最終更新:2014年01月25日 13:10