30形は1910年に天野工場で製造され、成宗電気軌道(1916年から成田電気軌道;千葉県)で使用されていた車両を1918年に函館水電が購入したものである。5両が購入されたが、そのうちの4両は1926年と1934年に焼失し、39号のみが被災から免れている。
1937年にササラ電車へと改造されて使用されていたが、1992年に函館市市制70周年記念事業として札幌交通機械によって旅客車へと復元された。なおこの際に半鋼製車体となっている。1993年から運用を開始し、冬季を除き運転されている。
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最終更新:2010年02月23日 14:17