DD14形は1960年に登場した除雪用のディーゼル機関車で、改良形の300番台を含め全部で43両が製造されている。
基本構造はDD13形が元となっているが、運転台が片側に寄っており前にロータリーヘッドを装備したその姿はDD13とは似ても似つかない。
機関を2つ搭載しており、1個を走行用・もう1個を除雪用に、2個を走行用に、2個を除雪用に、という使い分けができるようになっていた。機関2個を除雪用に用いる場合は他の機関車に推進されて運用される。運転台が片側にしかないこともあって、DD14どうしを背中合わせに連結(犬つなぎと呼ばれる)して運用されることが多い。
JR北海道には17両が継承されたが、晩年の主な使用線区であった深名線の廃止と共に全機が廃車された。
現在は道内数カ所に保存機が残っているほか、JR東日本で少数が現役である。
その他の情報
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小樽市総合博物館に保存されているDD14-323 |
2エンド側 |
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(Hokkaido University Railway Research Group, Japan)
最終更新:2012年08月08日 01:14