★カ行の早口言葉
カ行の次にカ行の言葉が続くと意外と言い辛いものです。反復して慣れましょう。
また、長音も自然と出来るようにしましょう。
☆親も嘉兵衛、子も嘉兵衛、親嘉兵衛子嘉兵衛、子嘉兵衛親嘉兵衛。
(オヤモカヘエ、コモカヘエ、オヤカヘエコカヘエ、コカヘエオヤカヘエ。)
☆規格価格か駆け引き価格か
(キカクカカクカ、カケヒキカカクカ)
☆菊栗、菊栗、三菊栗、合わせて菊栗、六菊栗。
(キククリ、キククリ、ミキククリ、アワセテキククリ、ムキククリ。)
☆菊桐、菊桐、三菊桐、合わせて菊桐、六菊桐。
(キクキリ、キクキリ、ミキクキリ、アワセテキクキリ、ムキクキリ。)
☆東京特許許可局局長、急遽許可却下
(トウキョウトッキョキョカキョクキョクチョー、キュウキョキョカキャッカ)
☆加賀の家中の家老のかみさん、髪結うかもじ買おうか止そうか、
止そうか買おうか、家老に聞いても皆目知れない。
(カガノカチュウノカロウノカミサン、カミユウカモジカオウカヨソウカ、
ヨソウカカオウカ、カロウニキイテモカイモクシレナイ。)
☆このことを断ると、ことごとに断ることになる。
(コノコトヲコトワルト、コトゴトニコトワルコトニナル。)
☆河童と亀が賭け事してカチカチ山を駆け上がり、河童は途中で脚気にかかり
葛根湯を飲んでいた。亀はかまわずカッカカッカと駆け上がって賭け物をみんな取った。
(カッパトカメガカケゴトシテ、カチカチヤマヲカケアガリ、カッパハトチュウデカッケニカカリ、
カッコントウヲノンデイタ。カメハカマワズ、カッカカッカトカケアガッテ、カケモノヲミンナトッタ。)
☆神田鍛冶町の角の乾物屋の勘兵衛さんの所で勝栗買ったら堅くて噛めない。
返しに行ったら勘兵衛さんのかかあが出てきてかんしゃく起こして、カリカリ噛んだらカリカリ噛めた。
神田鍛冶町の角の乾物屋の勝栗は堅くて噛めない。
(カンダカジチョウノ、カドノカンブツヤノ、カンベエサンノトコロデカチグリカッタラ、カタクテカメナイ。
カエシニイッタラ、カンベエサンノカカアガデテキテ、カンシャクオコシテ、カリカリカンダラカリカリカメタ。
カンダカジチョウノカドノカンブツヤノカチグリハ、カタクテカメナイ。)
★ガ行の早口言葉
単語の一音目や、数字や外来語などでガ行が使われていたら濁音で発音します。
後述している鼻濁音と区別して下さい。濁音は普段生活しているときのガ・ギ・グ・ゲ・ゴで発音します。
☆崖上の学校の頑固な学生が、硝子戸をガンガン叩いてガリガリ先生にガミガミがなられた。
(ガケウエノガッコウノガンコナガクセイガ、ガラスドヲガンガンタタイテ、ガリガリセンセイニガミガミガナラレタ。)
☆下駄履きベレー帽の芸術家を殺した下手人はげじげじ眉毛の下男だった。
(ゲタバキベレーボウノゲイジュツカヲコロシタゲシュニンハ、ゲジゲジマユゲノゲナンダッタ。)
☆御名代の宮は午後五時五十五分五人の随員を伴って御殿場に御到着。
(ゴミョウダイノミヤハ、ゴゴゴジゴジウゴフンゴニンノズイインヲトモナッテゴテンバニゴトウチャク。)
☆ゲーテの原作を現代風の劇にしたが、下女や芸者の劇団なので下品でげんなり。
(ゲーテノゲンサクヲゲンダイフウノゲキニシタガ、ゲジョヤゲイシャノゲキダンナノデゲヒンデゲンナリ。)
★ガ行の早口言葉ー鼻濁音
助詞のガや、単語の途中に入っているガ行は鼻濁音で発音します。鼻濁音は鼻に息を通しながらガ行を発音します。
イメージはンガ・ンギ・ング・ンゲ・ンゴという感じになります。
鼻をつまむと発音がきないので、これでできているかチェックしましょう。
鼻濁音ができると日本語が奇麗に聞こえます。ナレーターやアナウンサーの発音を聞いて学んでみましょう。
☆小米の生噛み、小米の生噛み、こん小米の小生噛み、小米も生噛み、こん小米も小生噛み。
(コゴメノナマガミ、コゴメノナマガミ、コンコゴメノコナマガミ、コゴメモナマガミ、コンコゴメモコナマガミ。)
☆親亀の背中に小亀を乗せて、小亀の背中に孫亀乗せて、孫亀の上に曾孫亀乗せて、
親亀こけたら小亀孫亀曾孫亀みなこけた。
(オヤガメノセナカニコガメヲノセテ、コガメノセナカニマゴガメノセテ、マゴガメノウエニヒマゴガメノセテ、
オヤガメコケタラコガメモゴガメヒマゴガメミナコケタ。)
☆今日はご機嫌伺いにあがりましたが、みなさんお元気でした。
(キョウハゴキゲンウカガイニアガリマシタガ、ミナサンオゲンキデシタ。)
☆曽我物語や狭衣物語は、五月頃最上川の向う岸で寝苦しいまま慰めに読んだおとぎ話だ。
(ソガモノガタリヤサゴロモモノガタリハ、ゴガツゴロモガミガワノムコウギシデ、
ネグルシイママナグサメニヨンダオトギバナシダ。)
最終更新:2020年10月20日 11:47