(35)636 「半分エスパーの脚本(1)」

※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。



半分エスパー



登場人物
高橋愛・・・・・・・高橋愛
新垣里沙・・・・・・新垣里沙
久住小春・・・・・・久住小春
中澤ゆう子・・・・・中澤裕子
マネージャー・・・・中澤裕子(2役)
パーカー教授・・・・リチャード・ギア




メインタイトル『半分エスパー』



○国立エスパー研究所(こくえけん)
廊下。
新垣里沙と中澤裕子が歩いている。
テロップ『1:30P.M.』
二人は突き当りの扉の前で立ち止まる。

里沙  「一体どうしたっていうんですか?こんなとこまで」
ゆう子 「えらい事になったのよ。…ところでアンタここが誰の部屋か分かる?」
里沙  「そりゃ、まあ…書いてますから」

扉に表札「半分エスパーの部屋」



里沙  「何です?半分エスパーって」
ゆう子 「その名の通り半分だけエスパー」
里沙  「(顔の前に手をかざし)ここからこっちだけエスパー?」
ゆう子 「ちゃうわ!何で体の半分だけなのよ!
半分エスパーとはアンタや私みたいな一人前のエスパーとは違ってまだ社会に出てはいけないエスパーの事を言うのよ」
里沙  「半人前ってことですか」
ゆう子 「半人前といってもそのパワーは絶大!甘く見てんじゃないわよ!」

ゆう子が扉を開ける。
扉の向こうにある筈の部屋が綺麗に消し飛び、外の景色が見える。
呆然とする里沙。

ゆう子 「どんなもんじゃい!」
里沙  「じゃい…?」
ゆう子 「半分エスパーが超能力で部屋をブッ飛ばしてどっかに行ってもうた!
     新垣里沙!アンタの任務は半分エスパーを一刻も早く探し出してここへ連れ帰る事!
     さもなくばクビ!私もアンタもクビ!路頭に迷う!」
里沙  「…えらいこっちゃ」

テロップ『第一話 半分エスパーを追え!』

○コンサート会場楽屋裏
公演を終えた久住小春がスタッフに挨拶をしている。
テロップ『2:00P.M.』
そこにマネージャーが携帯電話を片手に駆け寄ってくる。

マネ  「小春ちゃん、電話」
小春  「誰からです?」
マネ  「それが名乗らないのよ。それに何かおかしな事を口走ってるんだけど、切ろうか?」
小春  「おかしな事?何です」
マネ  「私は小春の相方だから早く代われって」
小春  「新垣さんだ」


マネージャーから携帯をひったくる。

小春  「もしもし新垣さん?どうしました」
里沙の声「小春?大変な事になったの。手を貸して!私こくえけんクビになるかもしんない」
小春  「何があったんです?」
里沙の声「半分エスパーが行方不明になったの」
小春  「半分エスパー…?それって(手を顔の前にかざす)」
里沙の声「違うわよ!何で体の半分だけなのよ!」
小春  「何で分かったんですか。エスパーですか」


○喫茶店
コーヒーを淹れる高橋愛。
テロップ『喫茶リゾナント 2:30P.M.』
突然電話が鳴る。受話器を取る愛。

愛   「毎度ありがとうございます。まごころと笑顔の喫茶リゾ…何ですって?
     …分かりました。…ええ、何とかやってみます」

愛が電話を切り外へ出ようとした所、喫茶店のドアが開かれる。

愛   「ごめんなさい!今からちょっと出かけるんです!」

と、言って愛は客の横をすり抜け外に駆けだして行く。
途中で立ち止まり、振り向く。

愛   「スイマセン!よかったら、お留守番頼めませんか?」
パーカー「(無言で親指を立てる)」

笑顔で走り去っていく愛。
それを見つめるパーカー教授。


○喫茶店内
律儀に店番をするパーカー教授。
テロップ『3:00P.M.』
どこなく寂しそう。

パーカー「(ため息)」

喫茶店のドアが開かれる。
その音に気付き振り向くパーカー教授。

パーカー「イラッシャイマセ…!」

驚愕の表情のパーカー教授。
テロップ『続く』


END