862 名前:『兄は逃げたが、逃げれなかった』[sage] 投稿日:2015/03/22(日) 19:24:54 ID:T9V2PdK. [2/6]
どうか、俺の話を聞いてくれないか?

お前を、高校生での友達1号とみこんでの事だよ

俺には、中学生の妹がいるんだ

妹は3月31日生まれで、俺は4月1日生まれなんだよ

そう、俺たちは双子

丁度、4月になりその1分後に俺が産まれ俺の方が1学年ほど上なのだ

妹が生まれたあと、もともと体の弱かった母は俺を産み直後に他界してしまった

それから、家族は父親と祖父母のみである

はっきり言おう

俺は、妹が怖いんだ

え?なんで、妹が怖いのかって?

それはお前、あれだよ

【ヤンデレ】だからだよ

あ~違う!惚気じゃないんだ

それに、気付いたのは俺が中2の頃だったんだ

始まりは、小6

当時はまだ、ヤンデレなんて知らなくてな

妹に対するいじめから護ったりしていたから、ちょっと構ってちゃんだと思ったんだんだよ

ある日、俺は好きだった女子に告白したんだ

相手は、二つ返事でOK

嬉しかったよ?初恋だったからさ

だが、彼女の身の回りで変化が起きたんだ

863 名前:『兄は逃げたが、逃げれなかった』[sage] 投稿日:2015/03/22(日) 19:25:28 ID:T9V2PdK. [3/6]
教科書は破かれるわ、上履き隠されるわ、etc.…噂にゃ裸の写真もばらまくぞとかも脅されたらしい

で、止めて欲しかったら俺と別れろてさ

こうして、俺の初彼女は付き合ってひと月で別れちまった

その後は、家に帰って泣いたよ

その日の妹の満面の笑みでの、『お兄ちゃん遊ぼ!!』は今でも覚えているよ

あの、太陽な笑みには闇があったんだな…

で、次にあったのが中2の頃だ

小6の頃の事があったから、恋愛からはかなり避けていたんだ

まぁ、結果的に中2病を発症させたんだがな

おい、哀れむ目は止めろ

で、そんなある日の事だ

俺は何の気なしに、化学部の部屋に入って

黒板に痛い魔法陣を書いていたら、化学部の先輩に目を付けられてな

で、何回か話している内に意気投合してよ

お!これは、俺にもいよいよ春が来ても良いんじゃないか?と期待しかけてたんだけど、ある日突然にその先輩が居なくなったんだ

他の先輩に、聞いても曖昧な答えしか帰ってこない

で、なんとか中2病ネットワークを駆使した結果

先輩は、売をやっていたかもしれない

という、噂を聞いたんだ

しかも、匿名で写真入りで学校に届いたらしい

やむなく、先輩は転校

864 名前:『兄は逃げたが、逃げれなかった』[sage] 投稿日:2015/03/22(日) 19:28:52 ID:T9V2PdK. [4/6]
これだけだったら、妹を【ヤンデレ】とは疑わなかったぜ?

だが、俺は見ちまったんだ

家のパソコンに、先輩の写真とホテルから出てくるおっさん&少女の写真があるのを…な

そして、それらを使って完成した合成写真も見つかった

そして、背後で『なぁ~に、しているのぉ?お兄ちゃん。』

という、妹の声

怖かったね。もう、ガクブル

それをきっかけ、に俺は妹の行動すべてが怖くなった

気付いたら、後ろにいる

部屋が同じだから、自家発電出来ないからさ、トイレでしようとするだろ?

すると、寝てた妹が突撃してくんだよ

再三、寝てんの確認したのにだぜ?

他にも俺に関する資料か?が2TBもあるし…

いや、2GBじゃないよ2TBだよ!!

怖すぎだろ!!

だから、妹から逃げるために俺は青春をすてて全寮制の男子高校に入学したんだ

勿論、妹には内緒だ

知ってるのは、親父だけ

中学の頃の友にも口止めしといた

で、卒業後はあわよくばそのまま県外に就職or進学しようと思ってんだ

ふーん、大変なんだな。ま、友達1号として番号交換しね?

いいぜ!あれ、着信?まだ、親父ぐらいにしか教えてないんだがな?

ピルルル♪ピルルル♪

ピルルル♪ピルルル♪

ピルルル♪ピルルル♪






発信【???】



ピ!




オニイチャン、イマドコニイルノカナ?




END
最終更新:2015年03月31日 05:30